毎日、欠かさずお参りしている神社があります。
信仰心が特別に篤いわけではなく、仕事帰りに寄るのが習慣になっていたので、
退職後も毎日お参りしないと なんとなく落ち着かなくなってしまいました。
願い事があるときは、長ーーい間、手を合わせてブツブツつぶやく怪しげな私です。
角地とはいえ、背の高いビルの間に挟まれて窮屈そうに見える小さな境外摂社です。
説明によると、この神社は毛利元就が広島に城を築き高田郡吉田町から入府した時、
吉田の天神山からこの地に遷して報斎したのが始まりだそうです。
昭和20年8月6日に爆心地より300mという至近距離で被爆した神社は、
石造物が若干残った以外、全てが灰燼に帰してしまいました。
復興が叶わぬまま時を過ごし、平成6年6月やっと少祠を建立したのですが、
戦前の由緒ある「天神さん」の面影が見られないのは残念です。
毎日、挨拶を交わす、阿吽の狛犬さんたちです。
大掃除の起源となったのは、神社の「煤(すす)払い」と呼ばれる年中行事だといわれ、
12月13日に行う事が通例だったようです。
今日は、親戚が田舎に持っている古家の大掃除の手伝いに行ったついでに、
お庭の「猩々緋」色の実を撮らせてもらいました。
(南天・万両・ピラカンサス)
新しい年を迎える準備が、1つ完了しました。