ウィン・フィルの本拠地で、ニューイヤーコンサートの会場として世界的に有名な 楽友協会の中の GroBer・Saal 。 しかも 20:15分から始まるWiener Mozart Orchesterのコンサートが私の希望。 「ウィーンの春の音楽祭」が始まり、最初の日曜日とあって、日本でチケットが手に入りませんでした。 現地でチケットを探す時間もないし、すっかりあきらめていました。 旅行が始まった頃、 「楽友協会でコンサートを聞こうと思い、 チケットをインターネットで手に入れようとしたんですけど、無理だったんですよ。」 という話を添乗員さんにしていましたら、 ウィーンに着くや否や すぐに希望通りのチケットの手配をしてくださったようで、 カテゴリーのなかで、とても良い席を取ってくださいました。 ベートーベンの並木道から帰り、興奮覚めぬ私でしたが、急いで着替え、出かけました。 ここでもトラムが便利でした。 「夢の夢」と思いながら、ずっとパソコンに入れていた写真です。 実際にホールに入ると、まばゆいばかりの 文字通り 金色のホール。 ウィン・フィルにとって最良の音響効果が得られるように設計されているといわれる GroBer・Saal の艶やかさに圧倒されそうです。 フラッシュをつけることがなければ、演奏中に写してもよろしいようで 会場のあちこちでカメラが見えます。 (この辺りのアバウトさは、観光客を意識してのことでしょうか) といっても、限界があり、あまりに多くの枚数を写すことはできません。 途中の休憩タイムでは、ほとんどの方が席を立ち、別室でワインを飲んで語らいっています。 おお、これは見たことがない光景です、ウィーンです。 また、一番後ろには柵があって、そこは立ち見席であることもわかりました。 後半の演奏が終わり、アンコールタイム。 そして2回目のアンコールで なんと私の思い出の曲「美しき青きドナウ」を演奏し始めました。 涙腺が緩んでいるうえに、追い打ちをかけるように この曲です。 父との思い出も一緒になって、またしても ウルウル、うるうる、ウルウル。 ウィーンの一日のブログを、「美しき青きドナウ」のスタンディング オベーションで締めくくります。
by saint-arrow-mam
| 2011-05-15 00:02
| 東欧
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Comments(9)
楽友協会の黄金の間に入れただけでも脈拍がアップするのに、ここで本格的なコンサートを聴かれたとは絶句。
Wiener Mozart Orchesterのコンサートの指揮者は? 私の場合は、ハプスブルク時代の服装をした少人数編成のデイナー コンサートを聴いただけで大感激で夢心地。翌朝も早起きをして楽友協会まで散歩、勿論 中には入れず。しばし建物を眺めておりました。 何度でも行きたい、入場したい場所です。 以上丑三つ時のコメントを、スタンデイング オベーションの心境で終えます。 ありがとうございました。 Gute Nacht !
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Hiro様
インターネットを使って、日本で楽友協会のチケットを購入することが出来ることを知り、何度もトライしましたが、 販売している席数が少ないので、難しくて断念しました。 でも、ウィーンの各ホテルが席を確保していたりするようで、 直前に出てくることがあることを現地で知りました。 10万円は下らないというニューイヤーコンサートのチケットも、ぎりぎりに行くと会場で買えたことがあると聞きました、 しかも定価で。(ワオォ ですね) 今回も定価で€54、ホテルが確保していた良い席で、 しかも手数料なし、オリジナルのCDまでプレゼントしていただきました。 ドイツ語表記なので自信はありませんが、 指揮者は マルティン・ケルシュバウムMartin Kerschbaumです。 これは毎日、神社へお参りしているご褒美だったのでしょか?
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okadatoshi at 2011-05-24 07:36
お二人までの音楽への思い入れもセンスもない私ですが、現地でチケットを入手されクラシックファンには生涯まみえるチャンスがないような空間で音のシャワーを感じられたことは、よく伝わってきます。
私の場合で置き換えれば、ウイーン美術史美術館のブリューゲルの絵画の前に立つことと同値でしょうか。 マドリード美術館のゴヤの暗い部屋の絵も凄かった。 コピーではない本物がある空間の「磁場」はその存在だけで体中の毛穴が開くようなエネルギーの放射がありますから。
このところのshinmamaブログに触発されています。
昨夜来本箱の資料を眺めていたら、中欧旅行時後にまとめた資料がどっさり。 スクラップには、航空機内や各ホテルでゲットしたコースターから中身を処分した砂糖袋、各地で入手した乗り物の切符、行く先々のパンフレットは勿論、ウイーン市立公園でそっとポケットに入れたカエデの葉などなど。 旅立つ前の準備はお留守中にブログ化しましたが、帰国後の資料を使った整理ブログを載せましょうか(笑) 最近は大原美術館のエルグレコ磁場で、身の毛がよだちました。 http://tanmatsui.exblog.jp/12489966/ 次のプラハを楽しみにしています。今日の痛い目は我慢 我慢。
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okadatoshi at 2011-05-24 09:51
この夏も叔父が元気な間は、青春18で広島を考えています。
鞆の浦か倉敷を考えてますが、久々大原美術館に行きたくなりました。これも、お二人のblogに触発された結果です。
okadatoshi様
「夢」という箱があるとしたら、ずっと長い間その中に 入ったまま すっかり忘れていたのに、 ある日突然、ふたを開けて「ほら、ここにあるよ」と 見せられたような感激なのです。 (わかりにくい表現になってしまいましたでしょうか?) ブダペストに2泊;これは妥当のような ウィーンに2泊;これは絶対に足りません。
Hiro様
資料を是非、是非、拝見させてください。 Hiro様のご旅行の思い出を拝見することで、 私の旅の喜びが倍増しそうですから、、、お願いします。 注射にいってきましたが、楽しかったんだから仕方がないと、 今日はすんなり我慢できました。 さあ、せっせとまとめます。 いつも、コメントをいただきありがとうございます。
遅くなりましたが「お帰りなさい」
20日から出かけていて帰宅後は仕事に追われヤットこのブログを読む所まで漕ぎ着けました。 幾つもUPして居て書き込みがまとめようが無くなりました。 二人になると雨が降るとは何と融通の利かないお天気ですね。 ユーモアに溢れた面白い人形の数々は行って初めて解る事。何時行けるか解りませんが楽しみが増えました。 眠らないヨーロッパもブログから推察出来ます。 そしてshinmama様の音楽に対する思い入れが強い事も知りました。
よし坊様
ただいま帰りました。 一緒にツアーをした方が、ブログを見てくださるというので、 省くことが無いようにしていたら どんどん長くなりました。 その間、それぞれの方に写真を送るように分類したり、 私の要領が悪いので、時間ばかりかかります。 朝から夜遅くまで、バタバタしていた落ち着きのない夫婦が、 いったい何をしていたのかということを これを見ていただけるとわかっていただけるのではないかと思っています。
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