三湯の旅  その1

 「おばあちゃんが元気なうちに一緒に旅行をしたい」と 考えていた息子が 年休を2日使って 湯田温泉に行く手配をしました。
 なぜ 「湯田温泉」 なのか わかりませんが お宿も食事も息子が手配したので 全てお任せです。

 息子と旅先で枕を並べて眠るのは 何年ぶり?
 おそらくshinpapaにとっては 10数年ぶりのことだと思います。

 大阪から新幹線で戻るものの 実家に立ち寄る時間がないというので、広島駅で待ち合わせて、そのまま山陽自動車道を下りました。

 この日を心待ちにしていた「おばあちゃん shin-grandma」は 車の後部座席に息子と並んで座り、かみあわない話をしています。
 それに対して ゆっくりと 大きな声で 丁寧に おばあちゃんに話しかける息子。
 平素 母に対して ぶっきらぼうに話している私は それを聞いて 反省しきりです。(笑)

 サービスエリア毎に 母にトイレ休憩を取り、ゆっくりと湯田温泉へ。

 
三湯の旅  その1_d0174983_21312228.jpg


 息子の用意してくれたお宿は  「松田屋ホテル」。
 江戸時代に築庭され、明治維新の志士たちも集った歴史ある廻遊式日本庭園が有名な老舗の旅館でした。

 広いお部屋に 次の間があります。  お部屋に入ると お抹茶を出してくださり、山口の銘菓「外郎」をいただきます。
 お庭を見て のんびり過ごすようなお宿に泊ったことがないので、手持無沙汰です。(笑)

三湯の旅  その1_d0174983_21414095.jpg


 それでは まず お風呂に。  かけ流しのお風呂です。
 「男性用」「女性用」と 2つの「家族風呂」があります。  どのお風呂も 24時間いつでも入れるのがうれしいです。

三湯の旅  その1_d0174983_21463041.jpg

 「家族風呂」のひとつ「維新の湯」は ここで会合を持った 伊藤博文や西郷隆盛、大村益次など明治維新の志士たちが入ったというお風呂です。(改装はされていますが、浴槽と天井はその時のままだということでした)
 息子はshinpapaと2人で このお風呂に入りました。(左下)

三湯の旅  その1_d0174983_21512027.jpg


 夕食は、おばあちゃんが大好きな「ふぐ」であり おばあちゃんがゆっくりできる「部屋食」です。
 そこまで考えられるようになった息子に びっくりするやら嬉しいやら、見習わないといけないとまたまた反省。(笑)


 お献立表

三湯の旅  その1_d0174983_2158069.jpg


 ちょぴり お酒の飲める息子と shinmamaで さしつ さされつの地酒に始まる 数々のフグ料理です。
 おばあちゃんも 完食。  「すごい食欲だ」と自分が一番ビックリしていました。

三湯の旅  その1_d0174983_21591097.jpg

三湯の旅  その1_d0174983_2201632.jpg

三湯の旅  その1_d0174983_2203092.jpg

三湯の旅  その1_d0174983_2204789.jpg

三湯の旅  その1_d0174983_221392.jpg

三湯の旅  その1_d0174983_2212266.jpg


 前日までの寒さが ウソのように、暖かい1日で、風呂上りに外気に当たりたくなりました。
 お庭に出ると 歴史を感じさせる大きな赤松の木や、湯気が立ち昇る滝、池には大きな鯉が泳いでいたり、そぞろ歩けば ほっこりとした時間が流れます。

 詳しくは 明日のブログで見ていただくにしまして、今日は夜のお庭を、、、。

三湯の旅  その1_d0174983_228447.jpg


 わいわい話をしたり、何度もお風呂に入ったりして 夜遅く 4人で枕を並べて 寝ました。

三湯の旅  その1_d0174983_22222971.jpg









 
by saint-arrow-mam | 2011-11-29 00:01 |   中国・四国地方 | Comments(6)
Commented by 貘 潤 at 2011-12-01 12:50 x
湯田温泉、大昔、半世紀前、貧乏旅行で一泊しました。どんな旅館か思い出せません。古い旅館で明治維新の関係した資料が展示されていたような気がします。湯田温泉から萩、津和野とまわり、広島から宮島への旅でした
家族三代での旅いいですね。愚息家族と旅行したのはいつか忘れました。
shin-Grandmaは、幸せですね、どうぞいつまでもお元気で。shinnpapaは優しい人ですから、羨ましいです。
 今日も外は真っ白で吹雪、積雪5cmほど、気温ー2度です。

Commented by ニャン at 2011-12-01 12:55 x
ほのぼのとした素敵な旅の第一日目ですね。^^
なんて優しく思いやりのある息子さんでしょう。拝見している私まで心が温まる思いがします。
お庭をながめて のんびり = 手持ち無沙汰のご様子のshinmama様は若い証拠です。^^
一度、でん!と座ったら動きたくないと言う私とはえらい違いです^^;
美味しそうな「ふぐ入り会席」 いいなぁ~食べたいです。
初めて見ました「ふぐ御飯」 ふぐの炊き込みご飯ですね。これは是非とも食べてみたい一品です。
夜の庭も趣があり良いですね。羨ましくなるような旅です。^^


Commented by shinmama at 2011-12-01 13:02 x
貘 潤様

 松田屋さんも館内に明治維新の資料がたくさん展示されていましたので、同じお宿だったのかもしれませんね。

 孫が生まれたらチャンスがあるかもと思っていた 息子との旅でしたが 
 まさか母と一緒に行けるなんて、、思ってもみませんでした。

 今日も母は 旅でも話ばかり繰り返しています。
 よほど楽しかったのでしょう。  
 初孫なので生まれたときから特別にかわいがっていましたから、、。

 宮島の紅葉が見ごろになったと新聞に書かれていましたが、
 北海道は 吹雪きで積雪、気温がマイナス2度なんだって と伝えると、shinpapaが びっくりしています。

 広島にいて 寒いなんて言ってはいけませんね。
Commented by shinmama at 2011-12-01 13:13 x
ニャン様

 就職して間もなく3年。
 息子にも いろいろ悩みがあり 大きな山を乗り越えようとしている時期ではないかと 想像しています。
 だからこその家族旅行であったのかもしれないと、、、。

 親はただ案ずるしかできませんが、一緒に楽しい時を過ごすことが、
 なにより幸せだと思いました。
 shinpapaは父親として、他のことを考えているかもしれませんが、、、。

 せっかく息子が用意してくれた料理ですので、完食して
 私もshinpapaも 見事1kgも体重が増えてしまいました。
 「しあわせは 必ず太る」これはshinmamaの法則です。(笑)」
 
Commented by うつきよう at 2011-12-01 23:00 x
 「必ず太る しあわせ」は、なにものにも変え難い宝物です。
 どうぞ大切に、大切に。

 『松田家』さんの「維新の湯」、
 いつ行ってもどなたかが入ってらして、翌朝、空いてる!と思ったら、もうお掃除でした。
 見せてだけもらいました。
 混んでいるときは予約制にしてくだされればいいのに・・・
 と思ったのでした。

 そうか! 今時期は河豚ですね!
 河豚会席、美味しそうです!
 私は子どもがいませんので、
 しかたない! 自分でなんとかせねば! 今年はなんとかできるかなあ? 
Commented by shinmama at 2011-12-02 08:36 x
うつきよう様
 うつきよう様は行かれたことがおありなのですね。
 さすがですね。

 私は歴史あるお宿に泊ったことがあまりないので、記憶にずっと残りそうな気がしました。

 ハイ、河豚、牡蠣のシーズンです。
 広島の冬は 太ります。(笑)


<< 三湯の旅 その2 壬生の花田植 >>