三湯の旅 その2

 夜が明けました。  せっかくの家族旅行ですから、お天気が良くて ホッとしました。

三湯の旅 その2_d0174983_19294936.jpg

 柔らかい秋の日差しが 部屋の奥まで差し込んできます。  朝食も部屋食です。

三湯の旅 その2_d0174983_19314471.jpg

 朝風呂に入り、お庭をゾロゾロと散歩をして、記念写真も撮りました。

三湯の旅 その2_d0174983_19373083.jpg

 見えるもの、聞こえるもの、何もかも 全部覚えていたい気がします。
 お宿の支払いをしてくれる 息子の後ろ姿は頼もしく見えました。  正真正銘の 親バカです。(笑)

三湯の旅 その2_d0174983_19385182.jpg


三湯の旅 その2_d0174983_202412.jpg

 お宿のすぐ前に 「中原中也記念館」があり、息子は 訪れるのを楽しみにしていたようでした。  内部は撮影不可。

三湯の旅 その2_d0174983_19415913.jpg

 井上馨記念公園に 彼の詩碑があり、風景印にもデザインされています。

三湯の旅 その2_d0174983_19451854.jpg

 記念館前の路地は「中也通り」と呼ばれ、マンホールの蓋もそのイメージになっています。
 マンホールコレクターとしては、うれしいこだわりです。

三湯の旅 その2_d0174983_19475683.jpg



 添乗員shinmamaは 家族の好みに配慮して4か所の訪問先をチョイスしておきました。

三湯の旅 その2_d0174983_2084953.jpg


    << 龍蔵寺(りゅうぞうじ) >>
三湯の旅 その2_d0174983_20154721.gif 
 観音堂の前の「巨樹イチョウ」は、国の天然記念物に指定されています。
 高さ45m、根元12.7mあり、樹齢は約900年と推定されています。


三湯の旅 その2_d0174983_201247100.jpg

 「鼓の滝(つづみのたき)」は、落ちる水温が鼓を打つ音に似ていることから名づけられました。

三湯の旅 その2_d0174983_20143562.jpg



    << 瑠璃光寺五重塔 >>
三湯の旅 その2_d0174983_20154721.gif
 全国に現存する五重塔の内で 10番目に古く、美しさは日本3名塔の一つに数えられています。
 檜皮葺屋根造りであることは、奈良の室生寺と長谷寺、宮島の厳島神社と同じです。


三湯の旅 その2_d0174983_20245128.jpg

 息子は何やら絵馬に書いて 祈願しておりました。  願いがなんであれ 叶いますように、、。

三湯の旅 その2_d0174983_20255713.jpg



    << 常栄寺 雪舟庭 >> 
三湯の旅 その2_d0174983_20154721.gif
 雪舟が築庭したといわれる簡素で合法な庭園です。
 紅葉の赤い色が墨絵のような景色のアクセントになっています。


三湯の旅 その2_d0174983_2032860.jpg

 枯山水のお庭は 京都に長く住んでいた息子の解説付きで拝観しました。 さすがに詳しい。

三湯の旅 その2_d0174983_20334947.jpg



    << パークロード >>
三湯の旅 その2_d0174983_20154721.gif
 山口駅から北にまっすぐ伸びている通りで、「日本の道百選」にも選ばれています。
 例年なら落ちているイチョウですが 今が盛りと美しく輝いています。


三湯の旅 その2_d0174983_20434429.jpg



 ここで息子は、大阪に戻る時間になってしまいました。  新山口駅でお昼を食べて 別れます。 
 
 「体に気をつけて。 無理をしんさんなよ」 「ばあちゃんも 風邪をひかないようにね」
 shin-grandma と 息子の別れはつきません。

三湯の旅 その2_d0174983_20565451.jpg

       頑是ない歌 (中原中也)

    思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ
    港の空に鳴り響いた 汽笛の湯気は今いずこ

    雲の間に月はいて それな汽笛を耳にすると
    竦然として身をすくめ 月はその時空にいた

    それから何年経ったことか 汽笛の湯気を茫然と
    眼で追いかなしくなっていた あの頃の俺はいまいずこ





 私も shinpapaも shin-grandmaも このまま広島に帰る気になれず、
 広島とは逆方向の西に向かって 車を走らせることになりました。
by saint-arrow-mam | 2011-11-30 00:00 |   中国・四国地方 | Comments(0)


<< 三湯の旅 その3 三湯の旅  その1 >>