広島市は 2012年に 原爆ドームの「耐震診断」を 初めて実施することを発表しました。
大地震を想定し、危険個所を把握した上で工事を行い、平和のシンボルを守る目的です。
歴史的建造物の耐震診断、補強工事の例は各地にありますが、
大きく原型が損なわれた建物の耐震性を確認するのは異例だということです。
足場が組まれてしまうと、ドームの外観が見づらくなりますので、
来年、平和公園に観光で来られた方には申し訳ない気がします。
広島市には 予算がなくて 今まで補強工事をするだけでも 大変なことだったのですが、
世界遺産に登録され ユネスコの援助により維持管理するための予算ができたことは ありがたいことです。
原爆ドームは 鉄格子で囲われているので 内部を見ることはできませんが、
今年の8月5日から 平和記念資料館のwebサイトで 内部を自由な角度に 見ることができる動画サービスが始まりました。
まるで自分が その場にいるように 非常にリアルな感じがします。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/abd/pano/abd01swf.html