クルーズ10日目  仁川 閘門特別篇


 韓国本土では いつも釜山に入港するので 仁川入港は初めてです。
 でも 第1国際旅客ターミナルではなあ、、、
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 ところが朝早く起きてみると 部屋のドアの下から1枚の紙が差し込まれています。

 え??? うそ???
 『第1国際旅客ターミナル』の入港予定が 変更になる??

だったら

ひょっとして

ラッキーかも、、、
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 仁川の海岸一帯は遠浅の海なので 仁川空港からソウル市内に行くときに
 広大な遠浅の景色が見えていました。

 それなのに 今回 この大きな船で仁川港に入港するというので
 どうやって 遠浅の港に入港するのか疑問を持ちました。

 満潮の時間に入港して 満潮のうちに出航するというのなら まだわかりますが、
 今回は2日間も 停泊するのですから理解に苦しみました。
 ひょっとしたら 沖どまりかと思ったくらいです。

 調べてみると なんと仁川港には「閘門扉(ロックゲート)」を用いた「水門」が導入されていました。
 これは カナダの五大湖やパナマ運河などで用いられている 水面の高さが異なる水路を行き来する同じやり方で、
 豊洲の運河でも 上流まで船を入れるために 川の水をせき止めて同じ方式をとっていますが それはとても小規模な「水門」です。

 もし この大型クルーズ船でダイナミックに経験できるとしたら
 船が第2国際旅客ターミナルに着岸する場合のみなのですが
 昨日までは 入港するのが『第1国際旅客ターミナル』ということでしたので
 残念ながら今回は 経験することはできない、、 と思っていたのです。

 ところが、デッキから船の進行方向を見ていると 
 変更された埠頭は どうも『第2国際旅客ターミナル』のような気がします。
 万が一に備えて カメラを持って スタンバイします。

 やはり 第2国際旅客ターミナルのようです。
 このターミナルは 主にフェリーや小型のコンテナ船が入出港する埠頭ですが、
 韓国の有名海運会社が倒産しましたので コンテナ埠頭を利用してほしいということになったのでしょうか?
 いや、理由はなんでもいいです。

 「閘門」について 急いで 船の中で描いたのでので わかり難い図ですが、
 上が 上から見た図で 下が 横から見た図です。

 まず 前方のロックゲートを閉じて 後方のロックゲートを開け
 港内の高い水深を確保した状態で 船を狭い水路に入れます。
 フォーレンダムの船幅が 水路の幅すれすれです。

 ちなみにパナマ運河の水路の幅は狭いので ある基準以上の大きな貨物船や客船は 通過することができず
 南アメリカをぐるりと回ることになります。
 それで 大型船の設計基準に パナマ運河を通過できるかどうか というのがあり、
 パナマ運河を通過できる最大の船を「パナマックス」と呼ぶというのは 亡父からの聞きかじり。

 ひょっとしたら フォーレンダムは 「仁川マックス」です!!
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 次に 一旦 船を水路の両脇にロープで固定して エンジンを切ります。

 そして 後ろのロックゲートを閉じて はさまれた水路に注水を行い、水位をあげていきます。
 見る見るうちに水路が上がっていきますが、当然のことながら 船に乗っていても 何も感じません。

 目盛りを見る限りでは 10mの高低差を この水路でつなぐことが出きるようです。
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 最期に 後方のロックゲートを閉めたまま 前方のロックゲートを開け 船を高い水位の港内に入れます。
 こうすれば浅瀬でも 水深を確保できるので 大型の船も埠頭に着岸できます。
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 実は 後方のロックガードはデッキから見えるのですが、
 この船の場合 前方のロックガードは 船首が邪魔をしてデッキから見えないのです。

 そのため いつもは入ることができない船首の広いデッキに 
 この時ばかりはゲストが特別に立ち入ることが許可されました。
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 でも 早朝だったためか そのアナウンスはありませんでしたし、
 ゲストも着岸する埠頭が変更になっても それだけのことだろうと思っていたようで
 船首のデッキで 見物している人は 外国人ゲスト4人と私達だけ。

 我が物顔で 右に左に移動して 写しました。
 Shinpapaなんて デッキから下を覗き込みすぎて 海に落ちるのではないかと思いました。(笑)


 明日 仁川港から出るときには 必ず 逆の行程を見ることができます。
 もし干潮の時間帯だったら 干満の差が大きいので面白いだろうなあ。


by saint-arrow-mam | 2017-04-21 12:09 |   日韓 島巡り | Trackback | Comments(0)
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