2017年 04月 21日 ( 2 )

クルーズ10日目 仁川(1)


 今回も 港から新浦(しんぽ)駅近くまで シャトルバスが出ることになりました。

 埠頭が変わった上にシャトルバスが出るので その準備と段取りで 
 早朝から部屋で資料を読み いくつかの行程のパターンを準備します。

 今日は ソウルの郊外にあるレストランに予約を入れているので 
 時間のロスができないのが 私にはプレッシャーになっています。
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 まず、新浦へいくシャトルバスの運転手さんが 道を間違えます。
 通常のバス停ではなく その日に決められた臨時の場所にバスを停めるので、よくあることです。
 でも 急いでいる身にはつらい、、、。

 そこから「東仁川」の地下鉄駅まで 地図を握りしめて速足。
 地下鉄のチケットの自動販売機には 同じ船の外国人ゲストたちによる 長蛇の列ができています。

 さっさと チケットを買ってくれればよいのですが 
 中にはユーロで買おうとする驚くような人もいて 全く話になりません。
 駅員が二人きて 販売機を操作してくれていますが 今度はこの人たちに英語が通じません。

 外国のチケット販売期は それぞれ方式が違う上に 言語が選べてもせいぜい英語ですから 面倒なのですが、
 韓国の地下鉄のチケット販売機は 日本語で表示できることがわかりましたので すんなり買えました。

 本当なら、この場に残って 外国人ゲストの購入のお手伝いをしてあげたかったのですが
 申し訳ないことに 今日は時間がないのです。

 でも こんな時でも 割りこんで順番を抜かす日本人のおばちゃんがいるのですから 情けないですよね。
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 車内案内はなく、電光掲示板のハングル文字は読めないので、
 一つ一つの「〇」や「|」などの位置を マークのように記憶して、
 地下鉄マップと比較しながら ソウル駅へ到着。
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 とりあえず タクシーを近くの大学の方へ向かって走らせながら ナビを入れてもらい レストランの位置を確認。

 英語は全く通じないベトナムで学習したタクシーの乗り方ですが
 ソウルでは カーナビがあるだけ ベトナムより安心です。

 以前来た時には カーナビはなかったものの 同じことをして辿り着いたので、
 記憶にある外の景色とナビと比較しながら 道が間違っていないことを確認します。

 20分後に 予約しておいた12時ジャストに着き ほっとしました。
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 約10年前にガイドブックでみつけて 
 その時の韓国人ガイドさんに電話で予約してもらって来た「石坡廊(そっぱらん)」ですが
 日本の料亭のように 接待で利用されているようなレストランで
 とても高級感があり、韓国の宮廷料理「韓定食」も美味しく、
 また建物にも歴史があったので 感動しました。

 それで もう一度食べたいと わざわざ日本から事前に電話予約し、
 2時間もかけて仁川からやって来たのです。
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 フンコロガシくんも 以前と同じ場所にいます。
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 入口は 新しくなり きれいになっています。
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 店内も 個室が1つと 間仕切りをされた4人席が 5,6テーブルあり 以前より整然としています。
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 以前は 韓国語のメニューしかなく 韓国語しか通じませんでしたが
 今は 日本語を話せる女性がいて、メニューも日本語が併記されています。

 ランチは 55000、85000、110000ウォンの3種類。
 10年前を比較してはいけないのでしょうが 2倍近い値段になっています。
 行く前には ランチだし安いのでいいよね、、と話していたのですが
 Shinpapaが 高い値段のコースには「鮑」があるというので 奮発して110000ウォンのコースにしました。
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 感想としては 以前のびっくりするほど辛い料理はなくなり、美味しくないことはない、、、
 それに 以前と同じように 最後まで食べきれないほどの料理が出てきましたが、、、

 どうも 「韓定食を食べた」という以前のような感動がなく 
 日本にもありそうなコース料理を食べた、、という印象を受けました。
 以前には 大皿に色とりどりに美しく盛られ いかにもチャングムの世界、、という感じがしていたのに
 一皿一皿 別に出されたことが 上品ですが 韓国らしさがなくて ちょっと残念でした。

 日本語を話す店員さんに聞くと 日本人がたくさん来るそうで、
 特にロータリーという団体がよく来るけど、ロータリーとは何ですか?と聞かれました。
 なるほど 社用族が使うようになって コンセプトが変わったのでしょう。
 何せ 韓国ビールが9000ウォンもするのですから。

 支払いが 238,000ウォンとなっていたので 一瞬ビビっていたShinpapaです。
 23,800円だとわかっていても 目にする数字の桁が大きいので びっくりします。

 ただ、ブログを始める前に行ったところを 今回ブログに残せたことだけは うれしいことでした。
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 お店の前から タクシーに乗って、「景福宮(キョンボックン)」まで。

 流しのタクシーですので 私達が日本人であることをわざわざ英語で確認すると 決まりごとの様に 遠回りをします。

 しゃーないなあ、地図を広げて 道を知っていることをアピールするか、、、、
 はい、バックミラーでその様子を確認した運転手さんは 正しい道に戻しました。(笑)

 タクシーの運賃は本当に安く 40分くらい走っても 6,000ウォン(600円)です。

 <<景福宮>>
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 ここも10年前に来たのですが、その時に見過ごした衛兵の交代式のデモンストレーションに合わせて 見学します。

 ソウルには この時期 まだ桜が残っています。

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 すぐ目の前に 日本大使館があります。

 有名な 女性像があり、気分の悪いことには 次から次にその人形を囲んで 
 地元の学生らしい女の子たちによる勉強会が始まります。
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 地下鉄で船に戻り
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 夕食は軽めに
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 船の中で出会った外国人に 地下鉄の中で見たよ、、と声をかけられました。
 以前に話したことのある女性でした。

 すると 「あなたたちの後をついて 降りればよかったのに 降りる駅を間違えてしまったの」と言っていました。
 漢字もハングル語もカタカナも読めないスペイン人には 
 アジアでの個人観光は ハードルが高いようです。


by saint-arrow-mam | 2017-04-21 12:30 |   日韓 島巡り | Trackback | Comments(6)

クルーズ10日目  仁川 閘門特別篇


 韓国本土では いつも釜山に入港するので 仁川入港は初めてです。
 でも 第1国際旅客ターミナルではなあ、、、
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 ところが朝早く起きてみると 部屋のドアの下から1枚の紙が差し込まれています。

 え??? うそ???
 『第1国際旅客ターミナル』の入港予定が 変更になる??

だったら

ひょっとして

ラッキーかも、、、
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 仁川の海岸一帯は遠浅の海なので 仁川空港からソウル市内に行くときに
 広大な遠浅の景色が見えていました。

 それなのに 今回 この大きな船で仁川港に入港するというので
 どうやって 遠浅の港に入港するのか疑問を持ちました。

 満潮の時間に入港して 満潮のうちに出航するというのなら まだわかりますが、
 今回は2日間も 停泊するのですから理解に苦しみました。
 ひょっとしたら 沖どまりかと思ったくらいです。

 調べてみると なんと仁川港には「閘門扉(ロックゲート)」を用いた「水門」が導入されていました。
 これは カナダの五大湖やパナマ運河などで用いられている 水面の高さが異なる水路を行き来する同じやり方で、
 豊洲の運河でも 上流まで船を入れるために 川の水をせき止めて同じ方式をとっていますが それはとても小規模な「水門」です。

 もし この大型クルーズ船でダイナミックに経験できるとしたら
 船が第2国際旅客ターミナルに着岸する場合のみなのですが
 昨日までは 入港するのが『第1国際旅客ターミナル』ということでしたので
 残念ながら今回は 経験することはできない、、 と思っていたのです。

 ところが、デッキから船の進行方向を見ていると 
 変更された埠頭は どうも『第2国際旅客ターミナル』のような気がします。
 万が一に備えて カメラを持って スタンバイします。

 やはり 第2国際旅客ターミナルのようです。
 このターミナルは 主にフェリーや小型のコンテナ船が入出港する埠頭ですが、
 韓国の有名海運会社が倒産しましたので コンテナ埠頭を利用してほしいということになったのでしょうか?
 いや、理由はなんでもいいです。

 「閘門」について 急いで 船の中で描いたのでので わかり難い図ですが、
 上が 上から見た図で 下が 横から見た図です。

 まず 前方のロックゲートを閉じて 後方のロックゲートを開け
 港内の高い水深を確保した状態で 船を狭い水路に入れます。
 フォーレンダムの船幅が 水路の幅すれすれです。

 ちなみにパナマ運河の水路の幅は狭いので ある基準以上の大きな貨物船や客船は 通過することができず
 南アメリカをぐるりと回ることになります。
 それで 大型船の設計基準に パナマ運河を通過できるかどうか というのがあり、
 パナマ運河を通過できる最大の船を「パナマックス」と呼ぶというのは 亡父からの聞きかじり。

 ひょっとしたら フォーレンダムは 「仁川マックス」です!!
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 次に 一旦 船を水路の両脇にロープで固定して エンジンを切ります。

 そして 後ろのロックゲートを閉じて はさまれた水路に注水を行い、水位をあげていきます。
 見る見るうちに水路が上がっていきますが、当然のことながら 船に乗っていても 何も感じません。

 目盛りを見る限りでは 10mの高低差を この水路でつなぐことが出きるようです。
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 最期に 後方のロックゲートを閉めたまま 前方のロックゲートを開け 船を高い水位の港内に入れます。
 こうすれば浅瀬でも 水深を確保できるので 大型の船も埠頭に着岸できます。
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 実は 後方のロックガードはデッキから見えるのですが、
 この船の場合 前方のロックガードは 船首が邪魔をしてデッキから見えないのです。

 そのため いつもは入ることができない船首の広いデッキに 
 この時ばかりはゲストが特別に立ち入ることが許可されました。
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 でも 早朝だったためか そのアナウンスはありませんでしたし、
 ゲストも着岸する埠頭が変更になっても それだけのことだろうと思っていたようで
 船首のデッキで 見物している人は 外国人ゲスト4人と私達だけ。

 我が物顔で 右に左に移動して 写しました。
 Shinpapaなんて デッキから下を覗き込みすぎて 海に落ちるのではないかと思いました。(笑)


 明日 仁川港から出るときには 必ず 逆の行程を見ることができます。
 もし干潮の時間帯だったら 干満の差が大きいので面白いだろうなあ。


by saint-arrow-mam | 2017-04-21 12:09 |   日韓 島巡り | Trackback | Comments(0)