2017年 09月 09日 ( 2 )

知床半島 予習編


 <このブログは、クルーズが始まる前に下調べをしていた時に作り 予約投稿しています。>

 「釧路」からロシアの「コルサホフ」に向かう終日航海日には 
 クルーズ船は 世界遺産である知床半島に接近して航海するので、
 船上デッキから半島をながめ その圧巻の自然美を楽しむことができる、、、

 というフレコミでした、、、、、が 下調べを重ねるうちに 見たいものが現れました。
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 「知床半島」という名前は 「シリエトク(アイヌ語で”地の果て”)」 が語源になっていますが
 まさに地の果て、陸からは行くことができず、船でしか行けない半島の先端の「赤岩」に
 「番屋」と呼ばれるバラック小屋が数軒あります。

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 「赤岩」の沖では 1kgが1万円するという上質のオニコンブが採れるのですが、
 手漕ぎ船を使用していた時代には 町からの日帰りができないので、
 夏の2ヶ月間を 家族がこの「番屋」で暮らし こんぶ採りをしていたのです。

 「番屋」に水道施設はなく、近くの川から水を汲んでくる不自由な生活ですが、
 最盛期には 56軒もの番屋があり 親が働いている間、子供たちの青空学校が開校されていたそうです

 ところが 今ではエンジンのついた船で 日帰りコンブ漁ができるようになったので
 年々「番屋」の数が減少し続け、現在は わずかに2軒が残っているだけ。
 さらに その2軒も今年の夏で閉じるので、「番屋」は 今後、全てが廃屋となります。

 現在、世界遺産に登録された知床半島の「番屋」を 後世に残そうという運動が始まっているそうですが、
 すでに 赤岩では廃屋が多く ヒグマの格好の住かとなっているので、容易に上陸できなくなっています。

 クルーズ船のコースにもよりますし、天候にも左右されるので
 遠い知床半島の「赤岩」を見ることができるかどうか わかりませんが
 もし半島が見えたらデッキに出て こっそりとオカリナで「知床旅情」を 吹くつもりです。
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by saint-arrow-mam | 2017-09-09 00:01 |   北海道周遊・サハリンクルーズ | Trackback | Comments(4)

北海道周遊クルーズ4日目 (知床半島)


 夜間 北東に進路を定め航行したダイアモンドプリンセスは 択捉海峡を通過します。

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 前夜、私なりに およその時間を計算したところ 
 船が択捉海峡に差しかかるのは 午前5時頃になるだろうと 
 スマホの目覚ましを 音のしないバイブレーションでセット。

 キャビンのテレビをみながら じっと待っていると 5:40に進路を「北」に変更。
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 天候が悪いので、視界はゼロに近い と知りながらも Shinpapaを起こさない様に こっそりと デッキへ。

 やっぱり 何も見えない、、海面すら見えない、、、、。
 それより 強烈に寒くて、デッキに居続けると 風邪を引きそうです。
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 残念ながらデッキで見ることをあきらめて 
 朝食後に 最上階のスカイウォーカーズに移動して 択捉島の姿が見えるまで 粘ります。

 むむむ、少し見えてきた、、、
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 日本の領土なのですから当たり前ですが
 択捉島には 日本名の山があります。
 岬にも湾にも 日本名が付いています。
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 でも いくら島がはっきりと見えても 船内放送で紹介されることはなく、
 多くの日本人ゲストも この島の名前や航路に対して 関心がないように見えます。
 
 私だって、この船に乗るまでは 何も知ろうとしなったのですから 偉そうに言えませんが
 ただ、Shinpapaには 知って欲しいので 地図を見せて予習したことを説明。

   日本とロシアの国境  http://runslowly.exblog.jp/25444527/

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 今日は 本を読みながら、ずっと左舷を見ているつもりですが、
 だんだんと スカイウォーカーズにも人が増えてきて にぎやかになってきました。
 
 国後水道を過ぎ、国後島が見えたところで 退散。
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 お昼は 「海(かい)」で、、
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 食後は 喫茶クルーナーズの窓際の席で カフェラテを飲みながら 読書。
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 2杯目を 飲んでいるときに 知床岬が見えてきました。
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 窓越しに見る知床岬
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 Shinpapaのカメラの最大倍率で 灯台を、、、
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 やっぱり 寒くても デッキにでよう。
 
 ふむ、さすがに 誰もいないか、、、、
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 赤岩が見えてきた、、、
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 私のカメラでは これが最高倍率、、、、番屋だ!!
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 少し離れたところにも、、、
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 廃屋になった番屋だ。

 何故 このような廃屋があるのかについて 予習をしたことをShinpapaに説明。

  知床半島   http://runslowly.exblog.jp/25112314/
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 船内放送で 知床半島の山や滝の名前が紹介されると 
 どんどん ゲストたちが デッキに出てきます。
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 船は 半島のはるか沖合いを 通り過ぎるだけだろうと思っていたら、
 エンジンをスタンバイさせて、操舵室がスライラーをコントロールし 船を一回転させ、
 全てのゲストに 素晴らしい眺めを見せてくれる 大サービス。

 後から聞くと 「今までに これだけ知床半島に近づいたことは無い」と 乗組員が言うくらい
 半島から 約700mくらいしか離れていない場所を ゆっくりと航行してくれます。

 きっと この時期にしては珍しいほど 波が無くて 穏やかな天候だったということでしょう。
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 約1時間半後、ダイアモンドプリンセスは 進路を北西に定め 知床半島を離れます。

 カモメたちの見送りが 切ない気持ちに拍車をかけます。
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 デッキに人がいなくなったので オカリナで「知床旅情」を、、、。
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 実は 添乗員Shinmamaは Shinpapaにサプライズを用意しました。
 
 お風呂好きのShinpapaに この時間に合わせて 大浴場に入ってもらおうと
 昨日のうちに 予約していました。
 
 冷えた身体で カメラを持ったまま お風呂に入ったShinpapaが 
 「お風呂から見ると 説明してくれたことを思い出して 感慨深かった」 と写してきてくれました。
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 キャビンに戻りテレビを見て 船の現在地を確認。
 
 これで私の中での 知床シーニッククルージングが完了です。
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 夕食は インターナショナルダイニングで
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 この日、択捉島や、国後島の土の下に 今なお眠る 多くの日本人に心を寄せながら
 静かに海や島を見よう と心に決めておりましたので
 船内のイベントやショーなどには 一切 参加をしませんでした。

 昨日と今日 寝る前に1時間ずつ時計を進めて 明日の寄港地 コルサコフの時間にあわせます。
by saint-arrow-mam | 2017-09-09 00:00 |   北海道周遊・サハリンクルーズ | Trackback | Comments(0)