カテゴリ:  映画・本( 43 )

映画 『ラ・ラ・ランド』

 聖路加大学病院での 毎月の検査結果は 今月も 「合格」。
 半年以内で治った場合、再発率は低いですよ といわれ ちょっと嬉しい 012.gif
 本日より薬を止め 2週間後に再検査、それで合格すれば 次は2か月後になります。

 という ちょっとハイな気分で 病院からの帰り お昼も食べずに映画館に。
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 「圧倒的音楽」×「ダンス」で贈る 極上の エンターテイメントという映画 『ラ・ラ・ランド』。
 どう考えても Shinpapaの好みではないので ボッチでいくことにしました。

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 ゴールデン・グローブ賞歴代最多の7部門受賞に続いて 
 先日のアカデミー賞でも 最多6部門を受賞した映画というだけあって
 オーソドックスで 過不足のないミュージカル映画でした。

 正直 当たり前すぎるくらい単純なストーリーなので、すぐに舞台化されるだろうと思います。
   (ひょっとしたら もうされているかも、、、)
 ただ、その分、非常に容易な英語しか使われていないので 字幕を見なくて済むという お気楽な映画です。

 と 差しさわりのない表現で ストーリーはイマイチだったと、、、言ってます 023.gif

 でも 音楽はBGMを含め 覚えやすいノリの良い曲ばかりで 
 思わず 足でリズムを取ってしまう軽快さが 心地よいです。
 昔の「ウェストサイド物語」のように これからロングランでヒットを続け
 ブラスバンド用やピアノ用などのスコアが 次々に発売されるのではないかと思います。

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 やがて Youtubeから 動画が消去されてしまうかと思いますが、
 それまでの間、スクリーンミュージックが聞けるサイトを ブログに残しておきたいと思います。

          

 音楽の好みからいうと クラシック音楽に 癒されることが多いですが、
 時には 肩の力を抜いて 気軽に楽しめるミュージカル音楽も Pretty goodです。
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by saint-arrow-mam | 2017-03-16 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(2)

映画『太陽の蓋』


 昨年の秋に 映画館で 『シンゴジラ』を見たとき 
 官邸の乏しい危機管理能力を 滑稽に感じて 笑っていたのですが、
 この『太陽の蓋』は ゴジラ出現という 架空の話ではなく
 6年前の 3.11の後の 官邸の様子がどのようなものであったかを リアルに見せる映画でした。

 「映画」といっても 私が見たのは テレビ初放送ということで 日曜日に放送されたものですが、
 胸が締め付けられ、その後、何も手につかないくらいの衝撃を受けました。

       

 今になってみれば 「よくあの程度で済んだ」といえるし
 同時に「これから先も まだまだ安心できない」ともいえる 福島の原発事故。

 事故直後に海外旅行した際、成田空港の床にごろごろと大勢の人が寝ていて、びっくり。
 帰国命令が出て 日本を去るフランス人やアメリカ人であふれていたのですが、
 彼らの方が 福島の人より正しい情報を持っていたのだろうと思うと 情けないし悔しい気がします。

 豊洲市場の事にしても どんな情報が どれほど隠されているのか 知るすべがありませんが
 築地が 安心安全ともいえないし、、、。

 結局 多少不安に感じながらも 自分に都合の良い情報を信じて 
 明日も ここで暮らすしかありません。


by saint-arrow-mam | 2017-03-13 08:55 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

本『銀漢の賦』・『蜩ノ記』


 『銀漢の賦(ぎんかんのふ)』 と 『蜩ノ記(ひぐらしのき)』 の両作品とも 著者は「葉室 燐(はむろ りん)」で、
 『銀漢の賦』は 2007年に 第14回松本清張賞を受賞し、
 『蜩の記』は 2012年に 第146回直木三十五賞を受賞しています。

 それ以外にも 彼の作品は何度も 両賞の候補になっているというので
 あまり 得意な分野ではありませんが 読みはじめることにしました。

 彼の作品が BOOK OFFの100円コーナーに出てくることはなかったのに
 やっと出た、、というのも 大きな一因ですけど、、、、006.gif

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 『銀漢の賦』の内容 (BOOKデータベースより) 
   寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。
    幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。
    二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。

 『蜩の記』の内容 (BOOKデータベースより)
   豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、
    家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。
    秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。
    庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は
    秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。
    命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説
 

 
 葉室の作品は 藤沢周平を思わせるという人もいて、私も同感ですが、
 あえていうと 藤沢作品より さっぱりとして 後味の良い表現方法をしていると思います。
 それだからこそ 2作品を連続で読み進めることができたような気がします。

 また 人によって評価が分かれるところだとは思いますが、
 情景描写がとても細やかなので 読んでいるとシーンがはっきりと頭の中に浮かんできて
 まるで 映像を見ているような感覚になります。

 もっと 読者によって自由に想像する余裕があっても 良いのかもしれませんが
 これを「葉室ワールド」と呼ぶのなら、確かに その世界に入り込んでしまいました。

 結果として だんだん胸が痛くなってきて 「蜩の記」では 最後に泣いてしまいました。007.gif

 すでに『銀漢の賦』は 「風の峠」というタイトルで 中村雅俊と柴田恭平によりドラマ化され、
 『蜩の記』も 役所広司と岡田准一により 映画化されているので
 自分の描いた世界と 映画の画像が 同じか否か 確かめることもできそうですが、
 『天地明瞭』の本と映画に あまりにギャップがあって がっかりしたので
 今は あえて、それをしたくない気がしています。

 過去の作品ではありますが、これから私は 葉室 燐の作品を次々に読破しようと思うので
 そのきっかけとなった2冊を ブログに残しておきたいと思います。
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by saint-arrow-mam | 2017-02-06 15:07 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

映画『海賊と呼ばれた男』


 
 昨年の暮れに 映画を見に行きました。

「永遠のゼロ」に続いて 原作「百田 尚樹」、 監督「山崎 貴」、主演「岡田准一」。
 スタッフも 永遠のゼロから引き継がれたようです。

 たまたま ドイツへの機内で「永遠のゼロ」を見たばかりでしたので
 まるで 続編のようなイメージを受けました。

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 「海賊と呼ばれた男」は 昨年の5月に  本屋大賞を取った原作を
 感激して一気読みしてしまったのですが、、、

    『海賊と呼ばれた男』 のブログ

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 その後 出光石油の 創業家と経営陣の間の 考え方の違いが 
 「出光のお家騒動」として マスコミでとりあげら、、、、

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 出光の創業時の体質が 本の通りであるとしたら 簡単にことは運ばないはず、、、と 
 記事が出るたびに パソコンにスクラップをしていました。

  <8月3日>
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  <10月13日>
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 そして 12月に 待望の映画封切り。

 「原作」と「マスコミ報道」で 注目されたあとの映画ですから 期待値は高かったのですが、
 残念なことに 今回は 映画が原作を越えることは出来なかったように感じました。
 
 でも 今までだったら 気にも留めなかったであろう 石油業界の記事に
 関心をもつようになっただけでも ま、ヨシとするかなあ。

by saint-arrow-mam | 2017-01-07 14:11 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

本『太平洋の薔薇』

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 いまだ 買い物と図書館と近所のスタバまでが せいぜいという
 「豊洲内ひきこもり生活」を続けています。
 ただ、この生活は いつもより本を読む時間を多く取れるので 良い面もあります。

 読んだ本の中で 今のところ一番面白かったのは 『太平洋の薔薇』という笹本稜平の本。

 彼の作品は 「還るべき場所」「天空への回廊」「未踏峰」「分水嶺」などを読みましたが
 「太平洋の薔薇」は 2004年に大藪春彦賞を受賞しているので 読みはじめました。

 ふつう10年以上経つと 小説の内容に時代に合わなくなっていることが出るものですが
 「海賊問題」「テロ」「細菌兵器」など 今なお存在する社会問題を取り上げているからか
 全く 古さを感じなかったことは幸運でした。

 また 笹本氏は昔、船に乗っていた経験があるのではないかと思うほど
 船内や航海や 船乗りの家族の事が とてもリアルに詳しく丁寧に書かれていて 
 主人公と亡父が重なる場面がたくさんあったことも この本に魅力を感じた大きな要因です。

by saint-arrow-mam | 2016-11-17 21:38 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

映画『永い言い訳』

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 安静に、、、安静に、、、歩かないように、、、歩かないように、、、

 という生活は 非常にストレスがたまり、ついに出かけてしまいました。
 できるだけ歩かなくて済むように 近くの映画館まで。

 どうしても見たい映画があったわけではなく
 原作・脚本・監督を手掛けたのが、本作の原作で直木賞候補となった西川美和さんで
 彼女が広島県出身だったからです。
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 本木雅弘さんの演技はさすがで 子役のつぶやきや演技にも 光るものがあります。
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 ですが、映画の内容の評価をするのは 非常に難しく
 見る人の世代や生活環境によって 同調したり 反発したり、評価が大きく分かれる気がします。
 まあ、映画ですから それでよいのでしょうけど、、、。

by saint-arrow-mam | 2016-10-15 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(2)

映画『シン(Shin)・ゴジラ』

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 映画自体の口コミ評価が 非常に高いので 気になってはいたのですが
 いくらShinが推薦してくれても いまさら「ゴジラ」は ないだろう と思っていました。
 エヴァンゲリオンの監督作品なので 期待してメイキング映像を見ると
 良くできているとは思いますが、この程度の特撮やCGなら 目新しく感じません。

        

あらすじ
東京湾羽田沖で噴出した大量の水蒸気。それと連動するかのように発生した東京湾アクアラインのトンネル崩落事故。政府は海底火山や熱水噴出孔としての対応を進めるが、内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)だけが巨大生物である可能性を指摘。

矢口の指摘を総理以下閣僚は一笑に付するが、ほどなくして謎の巨大生物が海中から出現、多摩川河口から大田区内の呑川を遡上、蒲田に上陸して北上を始める。想定外の事態に対応が遅れる日本政府。逃げ惑う人々。無残にも破壊される東京の街。

短期間のうちに形態を変化させて立ちはだかる現実の街を蹂躙していく荒ぶる神。この絶望に対して必死に対峙し、事態打開を模索する人々。日本は、我々は、未曽有の災害、「ゴジラ」の進行を喰い止めることができるのだろうか……。

 ふむ、やっぱり あまり面白そうには感じないなあ、、、

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 ところが
 Shinに言われたことを受けて「夕食を食べたら ゴジラを見に行くぞ」と言うShinpapa。

 朝一番で 「ハドソン川の奇跡」を見に行ったので
 結果として 1日に 2本も映画を見ることになるのですが、
 土曜日の遅い時間の上映とあって、館内は若者のカップルばかり、、
 申し訳ないので 老々夫婦は こそこそと席に着きます。

 感想としては
 この映画の主役を「ゴジラ」だと考えると ”ショボイ”という評価に。

 ところが 主役は「霞が関の役人たち」という目線で見ると
 日本の危機管理体制の貧弱さ、防衛実行能力の欠如、アメリカとの力関係を
 「ゴジラ出現」という非常事態を通して 実にリアルに表現している秀作だと思います。

 たしかに Shinが好きな社会派作品としては 完成度が高い!!
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 おまけ、、、
 サイトを見ると 「ゴジラ」は 仕事を選ばず 良く働いていました。
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by saint-arrow-mam | 2016-09-26 06:01 |   映画・本 | Trackback | Comments(7)

映画『ハドソン川の奇跡』


            

 映画は好きですが、封切り日をカレンダーに書き込んで 
 初日の しかも 朝一番の上映を見に行ったのは 久しぶりの事です。

 クリント・イーストウッド監督と トム・ハンクスという 
 私にとっては これ以上ない組み合わせの映画ですから
 公開日が待ち遠しくてなりませんでした。
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 感想は、、、言葉が見つからないくらい、、、最高!!
 あっという間に 映画が終わってしまった感じです。

 公開したばかりなので ストーリーは書けませんが、
 私は もう一度見に行くつもりです。

 と ここまでは良かったのですが、
 Shinに この話をすると 「$%・#&$」も見たらと言われ、、、 
by saint-arrow-mam | 2016-09-25 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

本『三たびの海峡』


 旅行には 出来るだけ「軽い」短編集を持って行くようにしているのですが
 函館へは Shinpapaが Book-offで100円で買った山積みの本の中から この本を持って行きました。


d0174983_10525046.jpg作家の「帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)」は

1995年に山本周五郎賞を受賞した 『閉鎖病棟』、

1997年に第10回柴田錬三郎賞を受賞した 『逃亡』、

2010年に第29回新田次郎文学賞を受賞した 『水神』

それ以外にも 多くの文学賞を受賞しており

今回の「三たびの海峡」は 1992年に14回第吉川英治文学新人賞を受賞しています。


 私は 初めての作家の作品を読むときは、とりあえずその人が受賞した作品から読み、
 面白かったら、その作家の作品を 新作までとことん読破するという 読書癖があります。

 それならば この作品は すでに読んでいてもよいはずの本なのですが
 実は 以前に この本の裏表紙に書かれている”あらすじ”を読んで
 あえて 読むことを避けてきた本でした。039.gif

 それでなくても 彼の作品は 読むにつれてその世界に入りこんでしまうと
 いくら心が重くなっても 出口が見つからず 途中で止められなくなります。
 また 2,3冊のいろんな作家の本を並行して読もうと思っても
 彼の作品はそれを 許してくれない”アクの強さ”がある気がします。

 旅行中に 軽い気持ちで読むような内容ではなかったのかもしれないと反省しながら
 心に残った1冊であることには間違いないので ブログに残します。
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by saint-arrow-mam | 2016-09-17 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

本『獅子の城壁』

 佐々木譲氏は 79年に『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞受賞。
 90年に『エトロフ 発緊急電』で 日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。 
 2002年に『武揚伝』で 新田次郎文学賞を受賞。
 また、2010年には『廃墟に乞う』で 直木三十五賞を受賞した作家なのですが
 私は 「笑う警官」や「警官の血」「「制服捜査」など 彼の警察小説の方が好きです。

 ただ、「天下城」を読んだ時に 彼の書いた歴史小説が意外に面白かったのと
 主人公の職業である「石積み」「穴太衆」「石工」 ということに 興味を持ったので
 その姉妹篇のような『獅子の城塞』を読んでみることにしました。

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 (Book データより)
 
戦国日本に生まれ、ヨーロッパに難攻不落の城を築いた男の生涯を描いた大河冒険小説。

決して陥ちぬ天下城、それは築城家の見果てぬ夢。

戸波次郎左は信長の夢を叶えるため、欧州に向かった。

安土城を造った鬼才の血を引く男はイタリアで名を上げる。

やがて大国イスパーニャの圧政に抗うネーデルラント人たちに請われ、彼らを守る鉄壁を手がける。 




 小説の舞台は 日本ではなく 主人公が最新の築城術を学んだヨーロッパで、
 特に ローマのサン・ピエトロの円蓋を積み、トスカーナのリボルノの街の城壁を積む場面では
 昨年訪れたその地を 思い浮かべながら読むことができました。
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 建築史上、幕末になって やっと日本に ヨーロッパの稜堡(りょうほ)様式が持ち込まれ、
 それが 「函館五稜郭の建築」に採用されたのですが、
 もっと早く主人公が 信長や秀吉の時代に日本で築城していたら、、、
 などと想像して遊べる 愉快な本でした。
by saint-arrow-mam | 2016-06-02 08:07 |   映画・本 | Trackback | Comments(2)