進化する東京駅


 東京駅は 常に進化しているので 行く度に 新しい何かができているのですが
 利便性ばかりが優先される東京駅の変化に 少し戸惑いを覚えています。

 先週 見つけたのは 江戸らしい色遣いの「東京手ぶら観光」で
 私企業による「手荷物の預かり処」です。
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 以下、開設した私企業の HPより
東京観光の起点ともなる東京駅日本橋口に立地し、移動時のご負担となる手荷物の一時預かりや、
ホテル・空港への配送などの各種サービスで、東京駅を利用する方々の利便性向上を図っています。
スタッフの制服も○に飛の紋をあしらったシャツに法被という出で立ちで、訪れる方々の目を楽しませる趣向を凝らしています。
周辺の道案内や観光案内はもちろん、インバウンド対策として多言語(英・中・韓)にも対応しています。

営業時間7:00~23:00
住所〒100‐0005 東京都千代田区丸の内1‐9‐1 東京駅一番街1階
S宅配便 東京手ぶら観光 手荷物預かり処
電話番号03‐5224‐6885

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 今日のニュースによると イスラム教徒のための「祈とう室」が東京駅構内にできました。

 同様の祈祷室をドイツのドレスデン空港で 見つけたときには さすがにヨーロッパ、と思いましたが
 東京駅にも できるなんて 思っても見ませんでした。
 東京2020対策の一つなのかもしれませんね。
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 以下サイトより
イスラム教徒の訪日客が増加していることを受けて、JR東日本は、旅行中でも礼拝できるように東京駅の構内に祈とう室を設置した。
全国で初めて駅構内に設置された祈とう室は、2人が入れるほどの広さで、
イスラム教の聖地、メッカの方向が示されている礼拝スペースのほかに、水で手足を清めるための施設も設置されている。
入り口のインターホンで係員に申し込めば、無料で利用でき、6月5日から使用開始となる。

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 例えば 東京駅が海外の英語圏以外の駅だとして 
 その国の言語と小さな英語で書かれた看板を頼りに、英語が通じない他国の人に囲まれて、 
 他人には無関心な顔をして 足早に通り過ぎる雑踏の中を潜り抜け 
 駅の構内を目的地に向かって歩けるか? といえば、、、
 私には ほぼほぼ無理。

 東京駅の利用者の数に比べて 通路となる部分が非常に狭い上に
 通路の真ん中に立ち止まって スマホを見ている人がいるので 歩行者の危険地帯と化しています。
 
 また 東京駅では いろんな国のいろんな言語が聞こえ、いろんな人種の人が集まっていますので、
 もし今、ここでテロがあったら? と思うと とても恐ろしくなります。

 東京駅は ノーチェックで だれでも構内に入ることができるのですから
 「手荷物預かり」や「礼拝堂」と同様に 安全に対する施策も しっかりと整備されているといいのですが、、、。

# by saint-arrow-mam | 2017-06-06 06:00 |   暮らしの手帳 | Comments(8)

「ソラマメ」が 届きました

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 リタイア後、畑仕事を始めたN君が 

 その日の朝に収穫した「ソラマメ」を たくさん送ってくれました。

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 それは 1粒1粒がしっかりとした上等で 甘味が強く美味しい 立派な「ソラマメ」でした。
 
 群馬の山菜の佃煮も できていますし、ソラマメも 新鮮な昨夜のうちに内に茹でて 冷凍しました。

 本日 Shinpapaが上京してきたら 一緒に食べます。

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# by saint-arrow-mam | 2017-06-05 06:00 |   友人 | Comments(6)

木管アンサンブルの競演


 オカリナを教えていただいている先生は プロのflautist(フルート奏者)で 
 コンサートに出演される機会が多いので 案内していただけるのを 楽しみにしています。

 今月は 千葉市で開催される 「木管アンサンブルの競演」に出演されるというので 
 豊洲〜新木場〜西船橋〜千葉 と電車を乗り継ぎ 1時間かけて行きました。
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 千葉駅は 初めてですが とても大きな駅だったのでびっくり。
 千葉県には大きな駅が多いのですが、それは東京近郊のベッドタウンという存在だからでしょうか?
 
 駅前の交番は「ふくろう交番」と呼ばれ、人気があるようです。
 「夜も見守る」というイメージでしょうか?
 アニメ好きの外国人にウケそうな建物です。
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 マンホールは 地味な色ながら カラーマンホールが多くあります。
 この2つは 新旧でデザインが変わったもので、
 サイトを見ると 同じデザインで もっとカラフルなものもあるようです。
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 会場となったのは 地元銀行が所有する文化プラザの中にある音楽ホール。
 音響が素晴らしく 気持ちの良いホールです。
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 実は 千葉市が この音楽ホールを財政難を理由に手放すことを決め、
 現在、買い手を公募しているということでした。

 確かにこれだけの立派な音楽ホールを 「市」が維持して行くのは とても費用が掛かり 
 大変であることは理解できますが、
 「国」「県」の芸術に対する関わり方が 他の先進国のレベルに比べて 
 大きく遅れている事を哀しく思います。
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 フルート以外の木管楽器の場合、通常は種類の違う複数の楽器でアンサンブル演奏しますが、
 単一木管楽器だけのアンサンブルというのは 珍しく
 それだけ お江戸では 演奏家の層が厚いということでしょうね。

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 それぞれ、楽器の音色の特徴を感じさせる演奏曲目でしたので
 木管楽器の持つ温かさを 堪能しました。

 オカリナも同じ管楽器ですので 息継ぎやロングトーンなどは勉強になりましたが、
 そのレベルの違いを痛感し、どうしたらあんなふうに音がぶれないのだろうと思いました。

 せめて私なりに オカリナを もう少しほんわりと優しい音色で 吹けるように頑張りたいと思います。

# by saint-arrow-mam | 2017-06-04 09:15 |   コンサート | Comments(4)

「チャツボミゴケ」を見に 花編


 まだ 雪渓が残っているような群馬の山間部ですから
 花の季節は これから夏にかけてが本番。

 それでも 見つけた花たちは 私には もう会えないかもしれない花たちなので
 画像に残しておきたいと思います。

 <大仙で出会った植物>

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 <草津で出会った植物>

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 <野反湖で出会った植物>

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<チャツボミゴケ公園で出会った植物>

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<吾妻渓谷で出会った植物>

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 ※ 緑色で書いた名前は うつきよう様に教えていただきました。
   いつも 教えていただきありがとうございます。

# by saint-arrow-mam | 2017-06-03 00:00 |   関東地方 | Comments(2)

「チャツボミゴケ」を見に 2日目

 早朝6時

 目覚まし時計を設定したより早い時間に けたたましい音でサイレンが何度も鳴り響きます。

 「ここはどこ?」    「そうか 草津か」 
 「何ごと?土石流?」  「ふむ、水の音がしないよな」
 
 すると 数台の消防車のサイレンが 唸りあって聞こえてきます。

 「何かあった? 火事?」「どこで? 何? なに?」と寝ぼけ眼で自問自答。 

 しばらくして 草津の町内放送で 「これは火災訓練です、火元は000です」と言ってます。
 こんな朝早く 町内の火災訓練ってありなんですか? 草津の人は早起きなんですねえ。 

 ということで 窓の外を見れば 予報的中の 「雨」
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 「また、雨の露天風呂なのかあ」と ブツブツ言いながら 大浴場へ。

 こういう時、心の中で言わずに1人なのに声に出してしまいます。
 ああ、、、やだ、、、すっかり 独り暮らしのおばちゃんだ。

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 昨日はバス1台でしたが 今日は 大型バスでは入れないところへ行くので
 小型バス2台に分かれます。
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 このツアーのハイライト、、「チャツボミゴケ公園」です。
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 駐車場から チャツボミゴケの群生地までは 300m、約10分。
 きれいに整地された遊歩道を歩いて行きます。

 遊歩道に入ると 硫黄の匂いがプンプンしますが 私は 嫌いじゃない匂いなので。
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 公園の奥にある「穴地獄」までさらに 遊歩道を進みます。
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 レンゲツツジが 緑一色の光景に彩りを添えて きれい!!

 傘をさすほど 雨が降っていないので カメラを構えるには差しさわりがありませんが
 色がきれいに出ませんので あれこれホワイトバランスを変えて写します。
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 だんだん 緑色の苔が 増えてきます。
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 PH2.0~4.6程度までの強酸性火山水域に生息する 学名「ユンゲルマンニア・ブルカニコーラ」の「チャツボミゴケ」は
 蘚苔類の中でももっとも耐酸性の強い特異な苔です。
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 釧路湿原と同様、この周辺も平成27年5月に ラムサール条約に登録されています。
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 出来るだけ アップで撮りたいと 悪戦苦闘、、、
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 硫黄の塊に覆いかぶさるように生息しているチャツボミゴケをみると
 あたかも硫黄を養分にしているかのように見えます。
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 昨夜の雷雨の影響か 水量が豊富で流れがかなり早いです。
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 触ることは 禁止されているので、見た印象ですが 
 表面は つるっとしていて 厚みがあり もこもこしているイメージで 凹凸がありません。
 
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 サイトで チャツボミゴケについて調べていた時に 見つけた動画で 
 私が見たのは ほぼほぼ同時期の光景なのですが、
 動画の主役は レンゲツツジになっています。

      
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 バスは くねくねと山道を登り、芳ヶ平湿原を抜けて行くと
 季節が 逆戻りしたように 雪渓があちこちに残っています。
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 << 渋峠 >>

 長野県群馬県の県境に位置するホテルです。

 この場合 建物の玄関がある方の県に固定資産税や住民税を支払うと 記憶していたのですが
 調べてみると いろんな条件を考慮して どちらかに決めるようです。

 このホテルの住所は長野県になっていますし、群馬側の玄関を閉鎖していましたので 納税は長野県でしょう、、、
 いらんお世話です、はい。
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 気温は 9度。
 霧雨が降っているので、体感気温はかなり低いです。
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 国道の最高地点であることを記した 展望台で、、、
 といってもガスってますので 遠くの山は見えません。
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 << 八ッ場ダム  不動大橋 >>

 一時期 工事がストップしていた八ッ場ダムの工事ですが 
 すでに完成している 「不動大橋」を歩いて渡ります。
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 ちょうど 工事の視察団が来ていたので 耳をダンボにして一緒に渡っていると
 小声で話すんですよね、、これが、、。(笑)
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 ここにきて この眺めを見ると 自然を破壊することの是非について考えますが
 下流域の不安な状況を知れば きっと逆の立場に立つのでしょうね。
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 車窓からの眺めがすばらしかったであろう吾妻線は すでに 廃線となっています。
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 橋を渡りきったところに建てられている 「道の駅 八ッ場ふるさと館」で
 新鮮そうな山菜やお野菜が売られていたので 少し買って帰ります。
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 八ッ場ダムの建設により失われる吾妻渓谷の美観を少しでも残すために
 遊歩道が整備されつつあり、「猿橋」もそのルートになります。

 でも 自然を大切に、、という趣旨でしょうが 伊勢神宮のように「白木」で作られている橋なので
 建築費も 維持費も 修繕費も 架け替え費用も 高いだろうなあ、、
 と また いらんお世話です、はい。
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 静かで 空気が美味しいと感じる場所です。
 このころになると 曇り空から 時々 日差しが差し込むようになりました。
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 日本一短いトンネルという 「樽沢隧道」
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 なんだか いろんなところを訪ねれば訪ねるほど
 チャツボミゴケの印象が 薄らいでいく気がします。

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  << 奥四万湖 >>

 湖といっても 昨日の「野反湖」も「奥四万湖」も 人口のダム湖ですから 私には感動はないです。
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 ただ、水の色が異常に青いので、その理由には非常に興味をもち、
 帰宅後調べてみると、、

 奥四万湖の表面が深い青色に見えるのは、コバルトイオンなどを多く含むわけではなく、
 ダムに注ぐPHの低い四万川に湯の泉が混入して、アロフェンなどの懸濁微粒子を含むことにより、
 青の光が散乱・反射するためだそうで、それは五色沼の青色の湖と環境が良く似ているそうです。
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 お天気が少し良くなってきたので もう一度チャツボミ公園に戻りたいと思いつつバスへ。

 どこに行っても 「トイレ、トイレ、トイレに行ってください」 といわれ続けるので
 すでに トイレ恐怖症になっています。(笑)

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 << 甌穴(おうけつ) >>

 「甌穴」とは 川の流れが渦巻き状になることより石や砂が同じところを循環し、
 川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴でポットホールとも言います。
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 ということで
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 わざわざ見に来たのですから、
 なんだ、水の力で出来た 大きな水たまりか、、、と言ってはいけません。(笑)

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 最後にバスに乗る時に見た光景は、、、哀しいほど美しい青空でした。
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 これで すべての予定を終了し、上毛高原駅にもどります。

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 平日のこの辺りの道路が 渋滞するはずもなく、
 喫茶店ひとつない上毛高原駅で 新幹線まで なんと1時間半待ち。
 1時間半あれば 豊洲に戻れるのに、これもまた ツアーの哀しいところです。

 今から 山で見つけた花の名前を調べて、次のブログにまとめようと思いますが
 わからない花ばかりなので 不安です。
 

# by saint-arrow-mam | 2017-06-02 00:00 |   関東地方 | Comments(4)