秋山好古・真之兄弟、正岡子規ら志ある若者たちが 「明日の日本」に思いを馳せた明治時代を描いた「坂の上の雲」。 その青春群像の中に、 日本で初めて「軍神」として神格化された「広瀬武夫海軍中佐」がいます。 テレビ放映直後から、興味を持っていた「広瀬中佐」。 今月、出版されたばかりのこの新刊本を東京往復の車中で読んだ。 文中、彼が兵学校に在籍した約2年間に「古鷹山」に100回以上登ったと知り、 私も即チャレンジをしてみたくなった。 標高392mの古鷹山を対岸から望む 「古鷹山」への登山ルートはいくつもあるが 今回は宿のガイドさんの勧める 登りはⒶ~Ⓔ、下りはⒺ~Ⓒ~Ⓖというルートに決定。 今現在も、海上自衛隊の学生たちは この山を訓練に利用しており、 駆け足で登って降りて、早い学生で20分を切るという。 休日の早朝にも関わらず、 この日、走って降りてくる数人の学生に出会った。 一般的には片道1時間と言われているが、 山頂近くは岩場のために チェーンやロープを頼りによじ登ることになる。 このルートは、登って行く途中、所々で景色を望むことができる。 (写真は、クリックしていただくと大きくなります) 気温が上がると、景色が霞んでくるので、早い時間が良いとのこと。 早朝、出発して正解。 Ⓐ~Ⓑ の様子 Ⓑ~Ⓒ の様子 左下に昨日見学した 旧海軍兵学校が見える。 Ⓒ~博打石 の様子 山頂下の岩肌が近くに見えてくる ⒹからⒺ の様子 チェーンやロープを使ってよじ登る Ⓔ山頂 の様子 標高は低いが、切り立つ岩山から360度見晴らすことができる。 パノラマ加工で北方向の眺め 東方向の眺め 方位を示す石版 石板には、沖縄、山口を初め日本各地の方向と ローマ、ロンドンをはじめとする世界の都市の方向が いくつか記されている。 学生や留学生たちは、この石版で故郷の方角を確認することができる。 「広瀬中佐」が在学中に100回以上登ったという立札も立っていた。 岩場を後ろ向きに這いつくばって下山、これが登るときより怖い。 Ⓖに着いたのが、登り始めた80分後、片道、約40分。 海上自衛隊では、落第タイムもに違いない。 車で島の東、対岸に呉が見える高台「しびれ峠」へ移動。 呉には、自衛艦のドックがあるので、沖合に潜水艦、駆逐艦などが見える。 先ほど登頂した「古鷹山」を裏側から望む 帰りは音戸の瀬戸を通って帰った。 この風景を覚えているうちに、 もう一度「広瀬武夫」の本を読み返したいと思っています。
by saint-arrow-mam
| 2010-11-24 06:55
| 広島県内
|
Comments(7)
おはようございます。
コメント詳細はR×Rに記載させて頂きました。 ありがとうございました。これから出かけて来ます。
0
まじにすっかり山登りにはまってしまったようですね^^v 前日はお天気が思わしくなかったようですが、この日は青空が広がり気持良さそうです。 そして、なにより景色が素晴しく、又、潜水艦なども見られ呉ならではの風景ですね。 チェーンやロープを使ってよじ登る・・・かなりハードです^^;; 私が見たことのない風景をありがとうございました。^^☆
ニャン様
思いついたら、よく考えもせず、 即、行動に移してしまう 私ですので 行ってみてびっくりすることが多々あります。 山歩きは、根性のない私には向かないかと いまだに不安ですが、何とか続いています。 きっとカメラがあり、ブログがあるから 頑張って登れるのだと思います。(笑) ただ、どうしてもビールを飲んでしまうので 少しもダイエットにはなりません。 ト、ホ、ホ です。 筋肉痛だけは、しなくなったので 少しトレッキングシューズで 上手に歩けるようになったのだとは思います。 まだ今年中に、数回、登ります。
Commented
by
うつきよう
at 2010-11-24 22:29
x
日本の歴史と様々な思いを纏う山ですね。
山だけをみると、鎖つきとは楽しいですね(^^♪ 岩場の山は好きです。(アルプスみたいなスゴイ所はやはり怖いですが) 近かったら絶対行ってます! 海のそばの山は、標高は低いですが、標高が標高差そのものなので、標高にだまされると大変な目に遭ったりします。 shinmama様もいよいよ本格登山に参入のご様子ですね。 長野の山にも登りにきてくださいね~\(^o^)/
うつきよう様
おはようございます。 うつきよう様のおっしゃる通り、 古鷹山は標高394mでも 海のそばの山は高く、 鎖もあるのに、 広島の若い女性が、街で歩く格好でやってくるので びっくりするとおっしゃっていました。 反対におばちゃんたちは、遭難してもよいくらい やたら大きなザックを担いでくるそうです。(笑) 岩場はやみつきなりそうでした。 レスキュー隊員のように 体をそらして鎖を持つのかと思ったら、 岩に貼りつくようにして持つものだと知りました。 登りはむしろ持たなくても大丈夫ですが、 降りるときにはなくてはならないもので、 登山初心者にはとても面白いアトラクションのような 感じでした。 長野の山が歩けるような実力をつけるまで 待っててくださいね、、。 うーーーん、実力つくかなあ、、、、不安。
Commented
at 2010-11-25 14:10
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
|
最新のコメント
最新の記事
カテゴリ
全体 『近隣徘徊』 広島市内 広島県内 【庄原】 【宮島】 庭園に行こう 『国内疎開』 広島⇔東京 北海道地方 東北地方 関東地方 東京都内 【東京23区内】 〔江東区内〕 【那須】 甲信越地方 【軽井沢】 中部・東海地方 関西地方 中国・四国地方 【湯田温泉】 九州・沖縄地方 『海外逃亡』 ▼アルバム整理 アメリカ西海岸 西海岸・ハワイ ハワイ ベトナム 台湾 東欧 ドロミテ サイパン 2012 サイパン 2016 マレーシア インスブルック スイス イタリア カンボジア ドイツ フランス 『Cruise』 ▼2011年 (CM)北米 ▼2013年 (QM)世界一周 (SP)日・韓 北廻 ▼2014年 (A)小笠原 ▼2015年 (DP)日本周遊 ▼2016年 (N)花火と徳島 (A)函館・東北 (DP)日・韓 南廻 ▼2017年 (VD)日・韓 島巡 (A)北海道・東北 (DP)北海道・サハリン (A)クリスマス ▼2018年 (VD)日・中・韓 (DP)日・台 (ED)アラスカ (A)南西諸島・台湾 ▼2019年 (DP)日・台 (QE)日本周遊 (MD)日・ロ周遊 (A)熊野・瀬戸 ▼2020年 (N)瀬戸内海 ▼2021年 (N)クリスマス ▼2022年 (N)屋久島 ▼2023年 (QE)九州 ▼2024年 (QE) 沖縄・台湾 『Nature』 ▼植物 広島市植物公園 ガーデニング 天体・気象 野鳥・水鳥 『Life』 ▼健康 健康管理 闘病記録 コロナ禍 講演会 暮らしの手帳 日々甘露苦露 老いるショック 祭り・イベント 応募・当選 ▼家族・親戚 koharu日記 友人・知人・恩師 『Art』 映画・本 美術・スケッチ コンサート ▼名建築 1900年以前 1941~1960年 1901~1920年 1921~1940年 1961~1980年 2001~2020年 『Skill』 カメラ 楽器・英会話 パソコン・スマホ 川柳・折り紙・太極拳 『Sports』 ゴルフ・釣り トレーニング カープ・サンフレ・大谷翔平 里山ウォーキング 『Food』 ▼外食 テレビ番組紹介 お好み焼き 和食 【石亭】 洋食 ジビエ 中華 喫茶 ▼アルコール ワイン ウイスキー 日本酒・ビール 酒の肴 和菓子・洋菓子 ベーカリー クッキング・レシピ 食材 グッズ エトセトラ 『Memory』 断捨離 ノスタルジー・忘備録・自分史 思いを寄せて 検索
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 記事ランキング
ファン
ブログパーツ
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||