心にググッと 『群馬』 その2

 「日本の三大岩場」として世界に知られ、日本のクライマーの聖地ともいえる場所である「谷川岳」。
 しかし、判明しているだけで 798人もの尊い命を奪った 「魔の山」と言われる急峻なところを見たい、、、

 これが一番のミッションです。

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 素人ながら、いろいろ調べて、ミッション達成の方法を2つ用意しました。

①谷川岳ロープウェイで標高1319mの「天神平」に上がり、さらに「天神峠展望台」まで行くと「天神尾根」や「トマノ耳」と「オキノ耳」、二つの双耳峰の谷川岳山頂が望める。

②谷川岳を知り尽くした「山岳ガイド」と一緒に歩くエコハイキングに参加すれば、詳しい話を聞きながら、田部井さんや故 植村直己氏が挑んだ「一ノ倉沢」を見ることが出来る。(赤の破線のコース) 
 そして 谷川岳の白眉である「一ノ倉沢」からの眺めが谷川岳を望む最高の場所である。

そして、余力があれば
③谷川岳山頂を目指し、一ノ倉沢などの岩壁を見下ろす絶景を楽しむ。

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朝8時、台風の影響はあまり感じられず、晴れた空を見上げ ルンルンで宿を出発。
ロープウェイ駅までのバスの運賃は650円、この地のバス料金は、異常に高いです。

最速7分で標高1319mの天神平へ。

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天神平の駅舎付近は、高山植物が咲き、空気はすがすがしいのですが、行く手は霧に包まれています。
ちょっと落ち込みながら、二人乗りリフトに乗り換えて、天神峠展望台へ向かいます。

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やっぱり、霧で周囲の景色が 何も見えません。 目の前も頭の中も真っ白です。

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「このまま下山するのは辛すぎる。  行けるところまで行ってみよう。」 



急な坂に岩がゴロゴロして、フィールドアスレチックのような道を下ると、天神平からのルートと合流します。

天神尾根の木道は、雨で滑りやすく、何と言っても黒い「ヤマヒル」が落ちているのが気持ち悪くてたまりません。
万が一落ちてきても首筋に入らないように、首にタオルを巻き、長袖を伸ばします。

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全くの霧の中で、鳥の声がかすかに聞こえる程度です。

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石がゴロゴロ、次第にくさり場やロープを使って よじ登るハードな道となり、カメラを構える余裕もなくなります。

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進んでも進んでも霧で何も見えない中を歩くのは、こんなに不安なものだとは思いませんでした。
避難小屋、天狗のトマリ場を過ぎて、天神ザンゲ岩あたりで 下山する人と出会い、
「山頂では何も見えない。雨が降りそうだが、降ったら足元がすべるので、注意して」と声をかけられて、ふっきれました。




素人が無理はできない。  あきらめて、下山することにしよう。  あきらかに 先ほどより、霧が濃くなっています。

途中で 手の平くらいの大きなカエルに出会いました。  そういえば カメラをリュックに入れたままだったことに気が付きました。

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白い谷が見えます。「残雪?」「まさか」  (この時は無知な二人とも白い石だと思っていました)

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ロープウェイの駅舎の近くまで戻って、黙々とお昼を食べます。

山頂まで行けなかったことだけでなく、私の膝が痛くなり、注射をしても治っていなかったことが ショックでした。

ロープウェイで下山します。  何度振り帰っても、山頂は霧の中です。

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実は、以前に雑誌で見て、いつかチャンスがあったら行きたいと思っていた場所が、麓近くにあります。
それは「土合駅」という「日本一のモグラ駅」です。

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 駅舎は一見普通なのですが、
 下りのホームが地下の新清水トンネルの中にあるのです。

 改札口から 486段の階段が続きます。

 膝が痛む私には降りることが出来ません。



 つれあいがカメラを持って、一人で降りて行ってくれます。
「よろしく頼む!!!」 「ガッテンだ!!!」  最初は良いペースだったのですが、、、。

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バスでお宿に帰り、すぐに温泉に飛び込みました。
明日は、山岳ガイドさんと歩くエコハイキング。  ガチガチにテーピングしなくっちゃ。

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飲んでる場合じゃない、、と知りつつも
昨晩と違う地酒を飲まないと、不公平なので。(何が?)

昨日の「谷川岳」の方が、美味しい、、と言って
「谷川岳」も所望する私。

これはなかなかよい口実だと、笑みがこぼれる、、ホ、ホ、ホ。

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by saint-arrow-mam | 2011-07-21 00:00 |   関東地方 | Trackback | Comments(8)
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Commented by okadatoshi at 2011-07-24 12:43
ご夫婦で連日の温泉での美酒。
日本酒の味の主張もしっかりされている。
日本酒の道もblogで極められる予感。

さて、テーピングによる明日の成果、blogでそろそろ発表でしょうか。
Commented by Hiro at 2011-07-24 14:53 x
いつも隙のないブログ構成で感心します。

目下孫台風襲来中、先日頂いた「大栄スイカ」 割りをダイニングにシートを敷いて始めています。

たわいのないコメントの書き込みは省略。
例の資料作りは今宵より開始します。
Commented by shinmama at 2011-07-24 18:10 x
okadatoshi様
 ふたたび 痛めた膝は そうやすやすと治らず、
 今日もそろそろと様子を見ながら歩いています。

 家の用事をすると特に痛いような気がします。(笑)

 日本酒を極めることが出来たら、これは幸せの予感、、ホ、ホ、ホ。

 ブログを今夜中にアップしたいと思いますが、、、。
Commented by shinmama at 2011-07-24 18:12 x
Hiro様
 西瓜割り、、格好のブログのタネ、、取材に行きたいくらいです。

 お忙しい中、ご無理をお願いして申し訳ありません。
  <(_ _)> 
Commented by うつきよう at 2011-07-24 22:46 x
 間違いありません。
 温泉街の奥の山は谷川岳です。
 shinmama様は、向かって左側の尾根を、もう少しで肩の小屋、というところまで登られたのです。
 私の本格登山の始まりは御嶽山でした。
 やはり台風がくる2日前。 ふもとは穏やかでしたが、山の上は20メートルの強風と雨と霧でした。
 経験豊富な先輩方と一緒でしたので頂上までいきましたが、ツレアイと二人だけだったら引き返したと思います。
 以後、ふもとの天候如何にかかわらず、山頂が晴れた率は5割そこそこだと思います。
 残念でしたけれど、がっかりなさいませんように。
 「待てば海路の日和あり」。
 機会がありましたら再挑戦を。
 その価値はある山です。
Commented by shinmama at 2011-07-24 23:15 x
うつきよう様
 低山しか歩いたことがないので、とても恐怖心が大きくなりました。
 
 眺めが良ければ気持ちにもゆとりを持てるのでしょうが、
 このまま雨が降ったら、あのくさり場をどうする、
 ロープを持って降りれるのか、など
 マイナス思考の塊になりました。

 うつきよう様で、晴れの確率が5割そこそこなんですね。
 肝に銘じて、しっかり経験を積んで、再チャレンジします。

 おっしゃるように ポスターで見た美しいフォルムが忘れられないのです。

 ありがとうございました。
Commented by okadatoshi at 2015-08-24 20:21
ロープウェイから往復7時間かかります。断念されて正解です。
下がきつかったです。
Commented by shinmama at 2015-08-24 21:27 x
okadatoshi様

山頂まで行けず引き返すというのは
素人の私でも 悔しかったのですが、
無理をするだけ山登りの経験もないのですから  
諦めて正解だったのだと思います。

でも ずっと 心に残っていて 
この谷川岳だけは リベンジしたいと思っています。


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