ひろしま美術館で「藤島武二・岡田三郎助 展 JAPANESE BEAUTY」が始まりました。
明治・大正・昭和にわたって日本の美術界をリードした巨匠お二人の展覧会ということで、
オープンには広島美術館の館長さんはもちろんのこと、広島市長さんも来られていました。
「初期」「中期」「円熟期」に分けて およそ180点の作品が展示されていて、久々に見ごたえのある展示会でした。
岡田三郎助の「あやめの衣」 1927年
岡田三郎助の代表作で、切手の図案になっています。 (イメージに加工しました)
近代を代表する油彩の美人画と言われ、モデルの顔を描くことなく、後ろ姿をとらえることによって、匂い立つような官能性を表現しているのだそうです。
繊細な色遣いによって 微妙な肌の凹凸が 透き通るように描かれていて、千葉のホキ美術館で見たときと同じ感動がありました。
2011.10.30 中国新聞 朝刊より