富士山に会いたい (2)

 富士山は単独峰であるために、湿気をふくんだ風が山に直接ぶつかり、
 高度を増すにつれて、いろいろな形をした雲があらわれるそうです。
 
 富士山にかかる雲は 古来より観天望気のよい指標となってきたというのですが、、、

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 雲の変化が早く、しかも 今回のように 雲だらけとあっては、天気を予想するなんて 素人の私には とても無理ですね。
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 5:43
 旅に出ると 目覚まし時計より はるかに早く目が覚める私です。
 shinpapaを起こさないように そうっとカーテンを開けると、、、

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 8:08 
 朝食を済ませた後は この有様です。
 お天気次第で決めようと思っていたので、今日、山に行くか、それとも明日、山に行くか、悩みます。

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 11:35 
 テレビ、新聞、携帯電話の情報から 明日は 「天気が回復する」という 予報を信じて 山登りは明日に決定。
 朝霧高原で見上げた富士山は、青空をバックに「くっきり」、でも 「ちょっぴり」だけ。(笑)

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 16:14
 湿地帯散策および神馬の滝からの帰り 田貫湖から見た 青い富士山です。
 この時点での天気予報も 「明日は晴れ」。   そうだろう、そうだろう
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 9:20 
 休暇村のシャトルバス(無料)で 朝霧高原の「富士花鳥園」へ出かけます。

 大温室には 見たこともない大きさに育てられた ベゴニア と フクシアがあります。
 こんなにたくさんいるのか と思うくらい多くの種類のフクロウ と ミミズクがいます

 観光バスも次々に到着し、にぎやかな園内では、インコ や エミューなど鳥類に 直接 餌をやることも出来ます。

 撮影にイヤイヤながら協力してくれたshinpapaですが 
 鳥の菌が恐ろしいので 撮影後には 石鹸で何度も手を洗い、消毒もしていました。

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 迎えのシャトルバスを約束した時間までに 500m先にある 朝霧高原の道の駅まで行ってみます。

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朝霧高原の 道の駅は広々としていて、
高原野菜、ハム、ソーセージ、燻製、乳製品などが販売されています。

このまま家に帰るわけではないので、
ここでお腹に入れるしか 方法はありません。 (^^♪

1000ml のパックを買い 富士山の見えるベンチに座って ぐい飲み。
プハーーーー。

富士の裾野に 放牧されて のびのび育った牛のミルクは
美味しくて当たり前ですよね。

お行儀が悪くて 申し訳ございません。 ( ..)

濃厚という感じではありませんが、
癖がなくナチュラルで なんとも豊かな香りがします。



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 一度 お宿に戻り、午後からは 東海自然歩道を歩いて 「子田貫(こたぬき)湿原」へ向かいます。

 また、その先に「陣馬の滝」があるので、お天気がよければ 明日の足慣らしを兼ねて 行ってみます。

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 花鳥園や道の駅には たくさんの人いたのに、東海自然歩道には誰もいません。
 「ホーーーーホケキョ」 とすぐそばで鳴くので、口笛で真似をします。  ム、ム、難しい。(笑)

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 田貫湖の近くなので イージーに タヌキがいるわけではないのに「子田貫湿原」と名付けられた 湿地です。
 お宿から歩いてすぐ、ルートもいろいろありますが、標識の数が少ないと感じました。

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 地元の方が 普段はめったに風が吹くことがない、、とおっしゃっていましたが、
 台風の影響でしょうか、時々突風が吹きます。

 風が吹くと 草の先が波打ち 緑の色が変わる様が 美しいです。

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 周囲の緑の切れ間から 申し訳程度ですが 富士山が見えます。 
 でも なんで ここに鉄塔があるんだろう。 ちょっと残念。

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 天気もまずまずですので 「陣馬の滝」を目指して あと60分歩きます。

      <<<   陣馬の滝   >>>


 ここも標識が少ないので迷いましたが、地元の人にお聞きしながら辿り着きました。

 風がさわやかで 緑が豊かな中を歩くので、すかっとします。
 想像以上に 良いロケーションの滝だったので、来てよかったと思いました。

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鎌倉時代の初め、源頼朝が この滝の近くで陣を敷いたので
陣馬の滝」という名前になったそうです。

溶岩の隙間から湧き出す水が 滝をなしているのは、
明日 訪れる予定の 「白糸の滝」と同じです。

鉄道と同じで 川の起点というのがあることを
初めて知りましたが、これを収集することは困難です。(笑)




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足慣らしも済ませましたし 山歩きの準備も完了。

「地ビール」 と 「桜エビ」 で英気を養い 早々に寝の谷へ。

明日も 富士山に会いたい。
by saint-arrow-mam | 2012-06-07 00:00 |   中部・東海地方 | Comments(8)
Commented by Hiro at 2012-06-10 06:53 x
雲の切れ間から顔を覗かせる富士もいいですね。芸術写真です。
全体をさらけ出すより、思わせぶりな状態もいいものです。

富士花鳥園と松江フォーゲルパークとは同系列です。
http://www.vogel.jp/

そして、ここに書いたように山陰に来客があるとしばしば案内します。
http://tanmatsui.exblog.jp/11529824/

怒濤のブログアップもさることながら、一日のうちに動かれる距離に感心します。
Commented by shinmama at 2012-06-10 07:46 x
Hiro様
この日は「もうちょっと見えたらいいのに」と文句を言っていたのですが、
全く見えないことを経験すると 「ちょっとでも見えてラッキー」であったことが わかりました。(笑)

休暇村から富士花鳥園に行く 無料のシャトルバスの送迎を利用したのは
今回、私たち2人だけでしたが、
雨が降った時に この施設はありがたいだろうなと思いました。

はい、入口でいただいたパンフレットに松江フォーゲルパークがありましたので、
Hiro様にご紹介くださった場所と同じ系列だと気が付きました。
今、改めてHiro様のブログを拝見すると同じ種類の鳥達がいて、雰囲気も似ていると思いました。
Commented by okadatoshi at 2012-06-10 08:05
実は、滞在されている国民休暇村には、8年前に大学のサークルのOB会総会で宿泊したところです。
健脚の女性の先輩と周辺を歩きましたが、改めて施設や近距離の登山ルートを今日のblogで知りました。
事前のチェックで見どころを確認されて行かれる用意周到さは海外の報告でも分かってはいましたが、改めて凄い情報収集能力だと感じ入ります。

同じグループの花鳥園は神戸にもあります。
一度、行きましたが“虫・鳥”が苦手の孫には恐怖の館であったようです。
鳥が肩に留まる演技など記憶しています。

明日はいよいよ、富士山の登場ですね。
facebookの画像以外のアングル満載でしょうか。
とプレッシャー(*^_^*)
Commented by shinmama at 2012-06-10 08:51 x
okadatoshi様

時期的に お宿に 若い人の姿はありませんでしたが、
はきなれたトレッキングシューズをはいた年配の方が 大勢いらっしゃいました。
休暇村の主催で 定期的に長者ヶ岳の登山があるようです。
ありがたいことに事前にインターネットで いろいろ情報をいただけるので、
天候に合わせて 自分たちで動くことができたのが良かったです。

「花鳥園」あちこちで 頑張ってますね。
潔癖症気味の shinpapaも鳥インフルエンザなどの「菌」を心配して 鳥は苦手。
よくぞ ブログのために 頑張ってくれたと感謝です。(笑)

はい、山に登りました、、、、でも、、、明日は、、、、、
Commented by よし坊 at 2012-06-10 19:36 x
まさにお泊まりに成ったその部屋から年に二回のダイヤモンド富士と湖に写る逆さダイヤモンド富士を写す事が出来るんです。予約はほとんど出来ないらしいですが。
道の駅の真正面に見える毛無山は僕が転落して大けがをした山です。
Commented by shinmama at 2012-06-10 20:04 x
はい、ダイヤモンド富士が写せるそうですが、
きっと私が宿泊したら、、、、、雨です。(笑)

毛無山で転落? それは大変なことでしたね。
登山中だったのでしょうか?
山でけがをした経験がないので、私だったら不安で 大声で泣きますね。

あまり強風が吹くことはない、、と地元の人に聞いたのですが、
道の駅へ行く途中で 帽子を飛ばされること数回。
凄い強風でびっくりしました。
Commented by うつきよう at 2012-06-10 20:50 x
 十代のころですが、
 山々が重なっていたり、変化に富んでいたりする稜線ばかり見ているので、
 独立峰の富士山はなんだかつまらなく思えていました。
 しかし、そこは日本人!
 いつ知らず、見たい山、見つけたい山になっていました。
 全体は拝めずとも、どれも美しいお写真ばかりです。
 shinpapa様は正解です。
 昔よりは少しは良くなっているとは思いますが、ツアーでも個人でも、富士山の山小屋はお薦めしません。
 でも日本一の山、一度はぜひ登頂を!
 緑も水も、色の透明度が高くて瑞々しいですね。
 拝見しているだけで気分爽快です。
 
Commented by shinmama at 2012-06-10 21:46 x
うつきよう様

山は 見る方角によって形が異なるので、
名前はわからないもんだ と決めつけていました。
ところが最近、パンフレットなどで ドロミテの写真を見ると、
山の名前が言える自分にビックリしています。
必要に迫られて必死で覚えたので、どの方角から見ても
その山の特徴が見えてくるようです。

その点、富士山は どの方角から見ても富士山とわかるので、大好きです。(笑)
毎年 富士山に登るという方もいるようですが、
一度でいいのでチャレンジしてみたいですね。


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