アルプスの古都 ツィルベンヴェーク

 ただいまの現地時間は 8月30日 午前4時です。
 今日は 帰国日です。

 インスブルックから フランクフルト経由で 成田へ。
 さらに 成田から 羽田へ移動して 広島へ戻ります。

 このブログを インスブルックから発信する最後のブログにしたいと思います。

 皆さま、本当にありがとうございました。

 コメントをいただきながら、皆様のブログにお邪魔することも出来ずにおりましたが、
 帰国後に必ず拝見させていただきたいと 思っております。

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 最後の日は「山」?それとも「ゴルフ」?

 shinpapaの答えは 「山」でした。

 インスブルックに来て 雨で初回に達成できず 2度目のトライで達成できたmissionがありますが、
 ひとつだけ、達成できないまま おいていたmissionがあります。

 それは パッチャーコーフェルの「Zirbenweg(ツィルベンヴォーク)」です。
 * 前回ブログ  http://runslowly.exblog.jp/16624102/ 

 インスブルックで暮らす人にとっては 「庭先にある山」という感じのパッチャーコーフェル山は高さ2247mです。

 この山から隣のトゥルファインアルムまでの 7kmを「ツィルベの小路」と呼びます。
 ツィルベは松の一種で、とても香りがよく、アルプス地方では家屋や家具の材料として好んで使われています。

 インスブルック駅前の「D」乗り場から ポストバスに乗り、トゥルファインアルムの麓の村「Tulfes(トゥルフェス)」へ向かいます。

 のどかな風景、最後の日を好天にしてくれた 山の神様に感謝です。
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 ポストバスの乗客は 私たち二人だけ。
 バスに乗るときに 「00まで行きたいんです。 降りる駅に着いたら教えてくださいね」と声をかけておきます。

 滞在中、バスには 毎日のように乗りました。
 停まるバスストップの名前の放送も 表示もないので、今どこを走っているのか、次はどこなのかさっぱりわからず、
 バス停に停まるたびに 駅の名前を書いた紙と バス停の名前を見比べて チェックして乗ったものです。

 ケイタイで話しながら 片手運転する怖い運転手さんもいましたし、日本とはずいぶん違います。
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 トゥルフェス側から上がるには 2回 リフトを乗り換えます。

 リフトは 風を受けるので 非常に寒いです。
 囲まれている ロープウェイがどれほど温かいものか リフトに乗ると良くわかります。

 ただ、上がっていく気持ちの昂揚感は リフトの方がはるかに高いです。
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 では、上がって行きます。
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 長い時間かけて まだまだ上がって行きます。
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 2基目に乗り換え、さらにあがります。
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 スキー場のゲレンデを見て 冬を想像します。
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 さあ、ツィルベンヴォークを歩き始めましょう。
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 多少の上り下りと 岩がちの荒れた道が少しありますが、気軽なハイキングコースといった感じです。
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 牛を始め 驚くような出会いがあります。
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 ずっと右手にこの眺めがついてきます。 これがなんとも贅沢なハイキングルートです。
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 前回、雨で避難した山小屋で クヌーデルをいただきます。
 サラダは 持参しました。
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 ここから先は前回通った道です。
 ロープウェイを乗り継ぎ 麓の村Iglsにおり、バスでインスブルックに戻ります。
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 帰り道 冷たいものが食べたくて 「カフェザッハー」へ。
 山の服装で いつもプラリとやってきて ペロリと食べて さっさと帰って行く日本人夫婦。
 私たちです。(笑)
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 インスブルックに着いたとき、あいにくの天気だったにもかかわらず、感動したノルトケッテ山の風景が、
 今日はきれいな青空をバックにしています。

 お天気がよいとどれだけ嬉しいかということを 雨の日が教えてくれました。
 お天気によって 山の緑の色が変わることも知りました。
 短い夏を楽しむ インスブルックの人々の お日様に対する憧れも知りました。
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 全員そろって 最後の晩さん会です。
 それぞれの楽しい思い出話に 花が咲きました。

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 なんとか 出発までに 現地のブログをすべてアップできました。
 それでは 次は 日本で。

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by saint-arrow-mam | 2012-08-30 12:06 |   インスブルック | Comments(6)
Commented by Hiro at 2012-08-30 12:54 x
It is so early that time passes that you spennd a pleasant days.

気をつけてお帰りください。広島はまだ残暑厳しい毎日です。
Commented by okadatoshi at 2012-08-30 22:31
昼はハイキング、夕食はビール、その後でblogアップとご苦労様でした。
30日間ヨーロッパで生活をしたら、時差の修正はかなりきついような。

そろそろ、私も準備ですが孫がほぼ平日は我が家に居たのでこれからです。
帰国後すぐの出講があるので、後期の教材準備も仕上げていかないと・・・。
Commented by よし坊 at 2012-08-31 09:25 x
いよいよ帰国しちゃうんですか〜残念です。
グロースグロックナーの名が出てきましたね!!実は此所に行く予定なんです。と言っても登るんじゃありません。
頂と氷河を見ながらトレッキングです。
しかし、ひどい腰痛でドタキャンの可能性も出てきました、、、
困った、、、
Commented by shinmama at 2012-08-31 11:08 x
Hiro様

ただいま 羽田空港まで辿り着きました。
行きのルフトハンザは新型機で 各席にコンセントがあり、パソコンが使える広さもあったのですが、
帰りは旧機種でしたので せっかくパソコンを準備したのに
全く使えませんでした。

12時発の全日空で広島に帰ります。

空港の中は冷房が効いていて、まだ快適状態です。

これから先が 恐ろしいです。(笑) 
Commented by shinmama at 2012-08-31 11:16 x
okadatoshi様

羽田空港のラウンジでも無料でインターネットに接続できました。
世の中の人には常識的なことなのでしょうが、
私としては 環境さえあれば自由に接続できるようになった自分に酔いしれています。(笑)

日本は親切な国で 売店のおばちゃんからでも正しい情報をもらうことができますが、
その点オーストリアは 情報量が少ない気がしました。

毎日4時間程度の睡眠でしたので、時差ぼけというより
いつでもどこでも眠れる状態です。(笑)

ただ、空港で食べたお弁当が美味しくてウルウルしました。
使わなかった重たいゴルフクラブと一緒に 広島に帰ります。
Commented by shinmama at 2012-08-31 11:22 x
よし坊様

グロースグロックナーをながめながらのトレッキングなんて、すごく素敵ですね。
もう一度戻って ご一緒したいくらいです。(笑)
他にもチロルを歩かれるご予定がおありでしょうか?
楽しみにブログを拝見したいところですが、腰の調子がご心配ですね。

是非 実現しますようにお祈りいたしております。


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