南アフリカの治安の悪さは 世界中で警戒されているので 英語版、ドイツ語版の注意喚起のプリントが配られます。 日本を出る前に 外務省のホームページで 黄熱病と治安の悪さについて情報を得ており、 さすがに 個人で外出するのは危険だと判断しました。 でも魅力ある地域なので 船のエクスカーション TALA GAME RESERVEに申し込みました。 人気のサファリツアーなので すぐに売り切れたそうで、日本で申し込んでいてラッキーでした。 ダーバンには朝の6時に入港します。 観客のいない船先で鳥が鳴いてお出迎えです。 陸に降りるでも 囲いがされていて 決して地元の人と接触することはない隔離状態です。 船に横付けされたバスで走ること1時間で 山奥の草原地帯です。 そこで小さなジープに乗り換えます。 日本と違って ドアも窓ガラスもないオープンなジープであることにびっくりです。 草原で動物を見つけることは非常に難しいので 一つくらい見えるといいなあ、と思っていると ひょこっと顔を出した「ダチョウ」を発見。 ガイドさんが 「オーストリッチ」と言うのを聞いて そうか英語名なのだ、と 当たり前のことにショック。 わかるかなあ、、、動物の名前、、、。 茂みの中から 小さなキリンが顔を出しました。 動物が現れると すぐにエンジンを切り 人間たちは あまり動かないようにします。 体を乗り出してカメラで写していると 反対側から にょきっと首が、、 お母さんです。 二頭は 辺りをうかがうように しばらく立ち止まり、ゆっくりと歩き始めました。 ハーブのような草のさわやかな香り と キリンの足音だけを感じることができます。 草原の中にはジープの道がありますが、舗装はされていないので かなり凸凹です。 さらに 動物を見つけると道なき道を 草をかき分けて車は走ります。 サイは人間に危害を加えることがある とのガイドさんの説明でしたので 車のそばまで来た時にはドキドキしましたが、 すぐそばで ゆったりと草を食み始めました。 食事を済ませると 悠々と車の前を歩いていきます。 前進することができないので 皆でじっと彼らのお尻を眺めておりました。(笑) そろそろ 水飲み場に動物たちが姿を現す時間です。 水鳥たちが 集合しています。 コンデジの限界なのが 悲しいですが 身を乗り出して写します。 カバの水遊びが始まりました。 この光景を見ることができてラッキーだとガイドさんは話していますが、、、遠すぎる。 気温は30℃近く ひざしはジリジリ暑いのですが、木陰はひんやりとしています。 想像通り砂煙を巻き上げて走るので 山用の小さなスカーフを口に巻きます。 「ナイス アイデア」と 乗り合わせた外国人が 褒めてくれました。 カメラに 砂が入るので 古いカメラを持ってきています。 草原の高台にシマウマ2頭を発見。 近づいてみると 群れになっていました。 Blue Wildbeest の集団で移動しています。 車が近づくと一斉に駆け足で走り去りました。 それがまた 自然な感じでいいんです。(笑) 草原から こちらの気配をじっと見ているのは Water Back です。 彼らは肉食獣の餌になるべくして生まれたような存在だとガイドさんが話しています。 出産率は非常に高いそうですが、子供の生存率が非常に悪いそうです。 このほかにも イボイノシシなど 草食の動物たちを間近で見ることができました。 乱獲された結果 かなりアフリカの自然の動物の数が減っているそうで、 人間のエゴを反省させられます。 ダーバンの治安の悪さ、犯罪率の高さから 街を眺めるのは車中からになります。 ローカルの市場に風景は 週末でにぎわっており できるなら歩きたいと思いました。 ローカルの住宅街 山の斜面に 四角いコンテナのような小屋が乱立している地域です。 車道は見えないので、車の利用は難しそうに思えます。 街の中心部に来ると 幾分落ち着いた雰囲気がありますが ここでも昼の日中に 強奪や強盗が頻発しているそうです。 いったん船に戻り シャトルバスで ショッピングモールに出かけます。 安全な場所に連れて行ってくれるはずなのですが、長居は無用です。 雰囲気だけ見て さっさと戻ります。 後日談:ゲストの一人がハンドバッグを盗られたそうです。 サバンナで見つけた花 街中を歩けなかったので マンホールもポストも 写せませんでした。 夕刻、出港する際に 多くのヨットが並走しました。 実は 船から見えるヨットハーバーには 沢山のヨットが停泊しており ダーバンの富裕層の暮らしが 一般の人々といかにかけ離れているか 思い知ります。 現金で物を売ってくれず、カードでの決済が日常だそうです。 なぜかというと、現金は すぐに盗まれるからだそうです。 次の停泊地 ポートエリザベスに向かいます。
by saint-arrow-mam
| 2013-04-07 00:00
| 世界一周クルーズ
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Comments(10)
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okadatoshi at 2013-05-02 07:04
そうなんですよね。
本来野生動物たちが主人公として生活していた地域に 人類が侵食し、工場を建て、国境線を引き、争いをはじめています。 世界中でもとの自然が残され野生動物たちが生活できるオリジナルの地域が 稀有になり管理しないと維持できない状態になってます。 人類を侵食する細菌かカビのように描いて地球時間でこの表面を 早回しで塗って言ったら、今のの地球は自然環境では末期のような シミュレーションが描けます。 世界一周のblogの記録を併行し拝見して、このような感想に到達しました。
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日付 April 6 のブログですから、まだこれから先20日間ほどありますね。
ここまでの内容を拝見しての感想 書店の店頭に 「shinmamaの世界一周 ブログ」(仮称) の本が並んでいたら、 内容のユニークさを見て 相当数の人は手に入れると思います。私は一冊求めます。 善は急げ! 即刻 その気になって下さい。 ここまで 世界一周のblogの記録を拝見し、このような感想に到達しました。
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ニャン
at 2013-05-02 08:13
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お帰りなさ~い!!
ご挨拶、遅くなり申し訳ありません。 まずは、無事にご帰国され良かったです。 私事で申し訳ないのですが、shinmama様がご旅行に立たれた直後より、 夫が完全毎日が日曜日となりました。 夫がず~っと家にいるということは、私の仕事が増えるわけで(笑) 皆様へのコメントも遅れがち、読み逃げの数も増え、自分のブログ更新も遅れがち、、、、 グダグダと言い訳を並べましたが、そんな状況でshinmama様のブログも中々、コメントできず、申し訳ないです。 こんな状況ですが、しっかり拝読だけはさせていただいております。 こんな私ですが、見捨てず(笑)これからもよろしくお願いいたします。
okadatoshi様
アフリカのサファリには2か所行ったのですが、どちらも 動物を見る前に 30分程度 動物保護の実情とその必要性についてレクチャーを受けました。 実態を知ることのない文明国の人間達には これは非常に大切なことだと思いました。 特に「角」が高価に売買されているゾウやサイが その収穫のために殺された写真などを見せられると 「人間はなんてエゴなんだろう」と落ち込みました。 特に日本にその市場があるといわれたのですが、にわかに信じがたく かといって反論もできず、身の縮む思いでした。 アフリカが 国としてサイやゾウを積極的に保護してこなかったために 現地の人がお金のために狩りをし、結果その数が激減、絶滅した種類も多いそうです。 アパルトヘイトなど人間が生きることさえ難しい国に 豊かな自然と数多くの種類の動物が生存していることに 実際の保護活動の難しさを垣間見る思いでした。
Hiro様
全くもって 立派なブログではないのですが、 アップした写真以外 データを開いて見ることがないので ブログは 日記 兼 アルバムのような位置づけになっています。 特に 自分がどこへ行ったかよく覚えていないShinpapaに聞かれたときに 「00 は ****があって0000を見たじゃない」というのに役立っています。(笑) もしもの場合に備えて アナログ保存、、、頑張ります。
ニャン様
ただいまです。 ご主人様と ずっと二人でいることができるようになれて よかったですね。 (嫌味ではなく本心ですよ、、、) 私も100日、船の狭い一部屋で一緒に過ごしましたが、山あり、谷ありでした。(笑) でも 旅をすれば助け合うしかないので 良いのかもしれません。 ニャン様ご夫妻は きっとドライブでのお出かけが増えるのでしょうね。 お時間のある時にのぞいていただければ幸いです。
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よし坊
at 2013-05-02 11:38
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shinmama様が航海中僕は二回目のジュージ−ランドトレッキングをしたりオランダ旅行をしたりと大きなイベントをして居りましたよ!
キリンの足音を感じる・・・・う〜〜〜〜ん 最高ッ!!!!! 怪しげな巻き寿司でない巻き寿司・・良いじゃないですか日本人じゃない東洋人が作った鮨は鮨じゃないもんね、、、それと味噌汁!良いじゃないですか!でもスープとして先に出てくるぅ、、今回のオランダ旅行でも有りました。 実に気の効いた悪意のないエイプリルフールに座布団五枚です。 船上での結婚式と招待されている人々の船上住人(飛鳥の住人なんて足元にも及ばない)にカルチャーショックです。 「QMⅡ」と言いながらIDを指さしたタクシーの運転手を想像すると如何にかけ離れた生活か解りますがその運転手は一生その話をし続ける事でしょうね。 ミルフォードサウンドでどの様に180°船を回転させたのか不思議ですね〜 タカヘが見られた〜?もの凄いラッキーですよ!! 外国発着のクルージングをしたいですが僕の英語力ではとても無理と諦めておりますが・・・諦めきれない部分も有りますぅ、、、 今日は一挙読みですっかり参加した当事者の様な気分に浸りました。楽しめました。
shinmamaさま
菓子博から帰りました。行かれるかどうか、私に頂いたコメントの返事を参考にしてください。 なお、ブログアップは一両日先になりますが、今夜Facebookに1枚載せる予定です。 この場を借りて連絡します。
よし坊様
ヒャーーー、二度目のニュージーランドですか? ブログを拝見させていただきます。 時期が私とダブっているとうれしいなあ。 外国船のクルージングは日本船のクルーズの半額から3分の一の費用でできますので、おススメです。 英語は何度も海外旅行をされているよし坊様なら大丈夫ですよ。 御謙遜、御謙遜、、、。 さすがに今回 86歳の英語が全く話せない日本人のおじいさんが一人で乗っていたのには驚きましたけど、乗れることは確かです。 何せ私ですら 無事に行って帰れたのですから、多くの人に勇気を与えたことと思います。
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