広島の豊平という山奥の町に 一人の蕎麦名人が やって来て道場を開き
豊平町を「そばの里」と名付けて 町おこししました。
「名人の蕎麦が食べたい」というニーズに応える形で 土日のみ小さなお店がオープンしたところ
山奥なのに 朝早くから 行列ができるようになりました。
いまやこの道場で修業をした弟子が全国に存在するという
蕎麦の世界のカリスマ=高橋名人のことを知らない広島県人は 少ないかも。
食に疎い私ですら 広島の中心部から 車で1時間以上かかる豊平にある名人のお店 「達磨」まで
わざわざ蕎麦を食べに行ったことが 何度かあり、ブログにも残しています。
http://runslowly.exblog.jp/11699503/
http://runslowly.exblog.jp/19097681/
実は その名人が 来月 大分県に移住することになり 今月の6日にお店を閉じられました。
広島では テレビ局が特番を組み、新聞でも大きく取り上げられて 時の人になっています。
最後に 高橋名人の蕎麦を食べようと 閉店前日に徹夜で並んだ人もいたそうで
改めて 名人の根強い人気のほどを 知らされる結果となりました。
これからは 一番弟子が 広島市内でお店を開かれるそうですので
また 名人直伝の蕎麦を食べるチャンスがあるかと思います。
ただ 広島では おいしい蕎麦といえば 「達磨」が一番でしたので
山奥まで車を走らせて 食べに行ったのですが、
ここ数年 「蕎麦文化」が発達したお江戸に暮らしていると
正直 あっちでもこっちでも 美味しい蕎麦を 食べることができるので、、、。
それよりも 全国的に名が知れた名人が 引退ならともかく 他県に移住されてしまうことのほうが
さびしい気がします。