案内2日目 国立演芸場へ

 友人達のお江戸観光2日目は 築地での朝ごはんから始まりました。

 築地市場をゆっくりと見学し、予定通りの観光を済ませ、
 下見をしておいた「神田のまつや」で昼食に蕎麦タイムですが、、、
 私は お昼を一緒にせず、一足先に「国立演芸場」へ移動します。
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 寄席の予約は ずいぶん前にしておいたのですが、開演30分前までに チケットを購入する必要があるのです。

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平日というのに 桂歌丸師匠の演席であり その上に 今日が初日ということで すでに満席です。

たまたまですが 予約時に 前から2列目の席をゲットできたので、演じ手の息遣いや細かい所作まで良く見えました。

落語について何も知らない私には 知らない方ばかりで心配でしたが、どの方もベテランで しかも個性的で 非常に面白くて ”びっくりpon”でした。

中でも 「コント山口君の竹田君」は 最高に面白くて、すっかりファンになりました。



 そして最後に 桂歌丸師匠の落語を 聞いたときには 鳥肌が立ちました。

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とても79歳とは思えない 滑舌の良さと はりのある声と 豊かな表現力。
立て板に水とはこのことで、 息を切らすことなく 背筋を伸ばしたままで 約1時間 ずっと話し続けられました。

テレビの「笑点」で見ている 歌丸師匠とは まるで別人。
正真正銘のプロ中のプロに 古典落語を聞かせてもらったという印象を受け 感動しました。


 友人達を 東京駅で 見送ったあと 日本橋高島屋の中の「鼎泰豊」 で夕食を済ませて帰宅。
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 食事中、この2日間の案内を 無事にやりきったことを 鼻高々に話すShinpapaも 
 歌丸師匠に負けないくらい とても饒舌でした。
by saint-arrow-mam | 2016-04-12 06:00 |   友人 | Comments(8)
Commented by okadatoshi at 2016-04-12 12:54
寄席に行くとなるとエトランゼとしては厳しいですね。
やはり江戸に長期間滞在できる状態でないと落語は見られない厳しいと思います。
江戸に本拠があるか以上に江戸の隅々を探索しておられますね。
うらやましいです。

12:55から講義が始まります。
Commented by shinmama at 2016-04-12 14:38 x
okadatoshi様

3人とも自営業で 仕事をリタイアしておらず、
1泊2日というタイトなスケジュールでやってきました。

彼らとは 毎月広島でゴルフをし、再々 会食をし、
さらに1年に1度 九州や四国を一緒に旅してゴルフをする仲なので、 
高級レストランではなく お江戸でしか食べることができなくて、
しかも美味しいお酒が飲めるという 彼らの好みそうな場所を選んだようです。

次は 私の友人たちが来てくれることになっていますので
Shinpapaに負けないように 私もいろいろ考えようと思います。
Commented by TanMatsui at 2016-04-12 14:40
>暴食がたたって、胃が回復せず、食事ができません
と 昨日のブログに書かれたのに、もうこれだけのボリュームの食事を (笑)    ビックリ ポン!

今朝も 起きてすぐ このブログを拝見しましたが、私のほうが胃袋がおかしな気分になり、
ウオーキングを終えてからと コメントせずに出かけました。

平和公園方面を歩いたら 空腹になり、 昼はたっぷりバイキングを口にしました。

落語は 不勉強でわかりません。コメントはパス!
私も 明日は一日 自宅研修、 明後日は09;20から今年度の講義が始まります。
連絡によれば、今年の彼女達は43名、スタンバイして待っているそうです。 楽しみです (笑) 
Commented by shinmama at 2016-04-12 15:39 x
Hiro様

ビックリさせてしまって すみません。
これは 2人分の食事内容で 大半はShinpapaに食べてもらいました。
私が完食したのは 最後のデザートのみです。
さすがの私も 胃の調子が悪いと食べるのが恐ろしくて、、、、。

本格的な古典落語を聞いたのは 初めてでしたが
その話術は 日本の芸術だと思うくらい感動しました。
Commented by パンジー at 2016-04-13 08:20 x
いいですね、落語。
本格的なきちんとした落語を、ちゃんとした会場で聞きたい見たい…
大阪に『天満天神繁盛亭』ができ、是非とも行きたいと思いつつも
なかなか行く事叶いません。
粋な江戸落語の好きな私、やはりお江戸で拝聴したいものです。
Commented by shinmama at 2016-04-13 09:09 x
パンジー様

国立「劇場」を 外から眺め、パンジー様はここに何度も来られたのだろうなあ、、
と思いました。
国立「演芸場」はその裏の小さな建物、、、。
となりの最高裁判所も立派な建物ですので、可哀そうな感じです。(笑)

「落語」とは 面白おかしく笑うものとばかり思っていたのですが、
歌丸師匠の落語は 全くの逆、
聞いているうちにのめり込み 涙が出てきてしまう人情話、、、
映像がないのに、あたかもそこで演じる人がいるかのように感じました。
経験したことのない不思議な世界に入り込み 感動しました。
Commented by うつきよう at 2016-04-13 11:18 x
 お江戸ならではの見どころ、食べどころに、
 shinpapa様のご友人のみなさんも楽しまれたことでしょう!
 みなさん自営業とのこと。
 顧客の方々との話題のネタも増えて、喜んでいらっしゃるでしょうね。

 桂歌丸師匠は91歳になられるのですか!
 三遊亭円楽さんが、「歌丸さんを人間国宝に」と働きかけていると、以前なにかで見た記憶がありますが、
 冗談抜きで、早くしないと・・・

 東京にいたころ、新宿が一番近かったので、
 「新宿末広亭」に行ってみようよ、とツレアイと言ってたのですが、行かずじまいになりました。
 いつでも行ける、と思っていたのが、かえって足が遠のく結果になりました。
 そのかわり、「末広亭」の近くに、当時、おいしい豚骨ラーメン屋さんと、ロシア料理のお店があったので、
 そちらには足繁く通いましたが(笑)
 
 

Commented by shinmama at 2016-04-13 15:09 x
うつきよう様

まだ自分自身がお江戸についてそれほど詳しくないので
地下鉄の乗り換えなどのを含めて 下調べが必要で 広島のようにはいかず 勉強になりました。

今回 初めて分かったのは、
寄席というのは メインの師匠が一括して国立演芸場と契約し、
出演者を選ぶのも、出演料をどのように分配するのかも すべてその師匠が決めるようです。
ですので 力のある師匠であれば、面白い出演者を呼んでくることができますし、
力のない師匠の場合、一門の若い落語家に頼る、、ということになるようです。

今回は 運よく、落語界の重鎮の「歌丸師匠」の初日であったのが幸いだったと思いました。


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