映画『スポットライト(世紀のスクープ)』

 カンヌ映画祭が始まり、「スポットライト」を見に行こうと思っていたことを 思い出しました。
 最近 ボケが進んだのか したいと思っていたことを よく忘れます。

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  公式サイトより 

2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか。この世界中を驚かせた"世紀のスクープ"の内幕を取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き、アカデミー賞6部門(作品賞/監督賞/助演男優賞/助演女優賞/脚本賞/編集賞)にノミネートされるなど、名実ともに全米で絶賛を博す社会派ドラマ、それが『スポットライト 世紀のスクープ』である。

本作は、このジャンルの金字塔というべき名作『大統領の陰謀』を彷彿とさせる生粋の“ジャーナリスト映画”でもある。虐待被害者の生々しい証言に心揺さぶられたチームの皆が、元少年たちの悲痛な叫びを世に知らしめようと、寸暇を惜しんで奔走する様を力強く描出。"間違っていることは間違っている"と報じたい、"正しいことは正しい"と表明できる社会でありたい、ただその一心で、立ちはだかる権力と対峙しながらも記者魂を貫く彼らの姿は爽快ですらあり、閉塞した現代を生きる観客の共感を誘うことだろう。《スポットライト》が報じたこの調査報道は、2003年に栄えあるピューリッツァー賞(公益部門)を受賞している。


 小説でも映画でも 「賞」を取った作品が すべて良いとは言いませんが
 「賞」を獲得した作品には どこか光るところがあるのは 確かだと思います。
 「スポットライト」も 今月の20日までの上映期間だったので 慌てて見に行きましたが
 間に合って良かったと思う すぐれた作品でした。

 昔に比べて 今は公開されている情報は多くなりましたが
 まだまだ 大事なことが公開されず 隠されていることを思い知る 背筋が寒くなる内容でした。
 そしてアメリカ人にとって キリスト教は絶対の存在なんだということも よくわかる映画です。

 << ちょっと おまけ >>
 映画の舞台は「ボストン」。
 当然のこととして ボストン・グローブ社の記者たちが 街を歩き回る場面が多くあるのですが、
 かつて クルーズで寄港した時に 地図を片手に 自分の足でボストンの街を歩いた私は
 記憶が鮮明で、通りの名前もまだ覚えていました。

         http://runslowly.exblog.jp/14759443/

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by saint-arrow-mam | 2016-05-13 21:03 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)
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Commented by よし坊 at 2016-05-14 08:31 x
小説に映画。なんでも身につけようとするパワーが僕も欲しいです。
僕には真似出来ません。
Commented by shinmama at 2016-05-14 09:07 x
よし坊様

本は読みたいと思うジャンルが非常に限られていて 推理小説は 殆ど読みませんし
映画も 恋愛ものは殆ど見ず、宇宙ものか、フィクション系が多いです。
自分の興味のまま非常に偏っているので 真の意味で 映画好き、本好きとは言えません。
でも、図書館や本屋さんでの立ち読みは 多岐にわたります。(笑)
Commented by TanMatsui at 2016-05-14 09:09
最近は 映画をほとんど鑑賞していません。 それも臨託の影響でしょうね。
ひろしま美術館の ベネツィア展、 Fデパートの山下清展の様子をブログアップする予定が
臨託に邪魔されて NG (笑)

現在 NHKラジオ深夜便で放送されている NHK名曲アルバム、(臨託 追記終了後 アップ)
そして、来る25日開催の広響名曲コンサート(チケット購入済み)まで
鑑賞ブログは お預けです。 クスン!  
Commented by shinmama at 2016-05-14 09:20 x
Hiro様

今 上映されている「ズートピア」は 評判がよく お孫様たちにも 楽しめそうですが、、、。
お江戸では映画館が近いので見に行くことが苦にならないのですが 広島に帰ると余程でないと行かなくなります。

コンサートも お江戸にいるうちに もっと行きたいと思うのですが、相変わらず チケットがとりにくくて、、、。
25日の広響コンサートですか、、、羨ましいです!!

暑くなる前に 美術館にも行っておきたいですし
山も歩きたいし、鳥も見たいし、公園も、、、、
でも もう夏日になってきましたね。(笑)
Commented by okadatoshi at 2016-05-14 12:04
blogを拝見して松本清張の「黒い福音」を思い出しました。
http://yabusaka.moo.jp/stewardess.htm (に概要)
宗教の壁に守られた「教会の闇」の怖さを感じます。
ボストンの街の”リンク先”を改めて拝見。
shinmamaさまの海外紀行先のレポートの緻密さと資料的な価値と質の高さの方にも脱帽。
私も安易に日々blogを重ねているだけではと反省。

某都知事はいったん選ばれれば知事の職務権限や、警視庁を統括できる己の立場に守られていくのでしょうか。
そもそも、噂段階で取材をすればわかることを、文春の記事が出るまで紙面化できなくなった大新聞の編集者にこの映画を見せたい。

民主的と言われる選挙で、前都知事に引き続きまたもええ加減な知事が選ばれるこの国の仕組みや民度に絶望を感じます。
これで居直り続けるなら、トランプ氏やフィリピンの死刑執行人と言われる政治家が選ばれ、過激発言を歓迎し独裁政治家が登場する素地が増えますね。
Commented by shinmama at 2016-05-14 13:59 x
okadatoshi様

ジャーナリストには 捜査権限がないので 
独自で築いた 人の繋がりを大切にし、地道に聞き込み、証拠を集め、
なおかつ名誉棄損で訴えられることにおびえながら記事を書いている、、
映画を見ていて ボストン・グローブの記者と文春の記者がダブりました。

もちろん 彼らには正義感だけでなく、
雑誌や新聞の販売部数を伸ばす、、という目的があるのでしょうが
朝早くから夜遅くまで 休みの日を返上し、家族を犠牲にし、、、、
かなりの使命感がないと続かないハードな職業だと思いました。

ボストンは もう一度行きたい都市のひとつで、
できれば 次はロングステイしたいと思うほど 好印象な街です。
スケッチを描けない私でも 描いてみたくなる素材が ゴロゴロしていました。


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