クルーズ4日目 (長崎)


 昨晩も 台風の影響を受けることなく 静かな航海を続けました。

 釜山の出港が遅れたので スピードを上げたのでしょうが
 予定通り 長崎の女神大橋を通過し 内港に入りました。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_14011901.jpg

 ダイアモンド・プリンセスは 2004年に長崎の三菱重工業造船所で造船されましたので
 長崎に「里帰り」した、、というイメージです。 012.gif
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_14035573.jpg

 釜山と異なり、バスツアーに参加する方が 早朝から下船したので 
 船の中が静かになり、個人で下船する人も楽です。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_14092038.jpg

 入国審査を受けるときに イスラエルから来たグループに
 380年を超える歴史がある「長崎くんち」について説明。

 そうなのです。 
 日本三大祭りの一つにあげられる「長崎くんち」が 本日、開幕するのです。049.gif
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_14110375.jpg

 乗船前に下調べをしているときに 「くんち開幕」のことを知り
 時間帯、演舞の行われる場所、プログラムの詳細を調べておきました。

 船が予定通りに入港出来たら 「奉納踊」に 間に合いそうなので
 「公会堂前広場」を起点に 市内を歩くミッションをたてます。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15311619.jpg

 ① 公会堂前広場 
 諏訪神社を出発した庭先廻りが 次々に入場し 奉納踊りを披露します。
 残念ながら この会場は 有料招待席なので 中に入ることができません。

クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15322108.jpg

 「今どき 限られた人にしか見せない祭り、、というのは どうかなあ?」と思いますが
 翌日の長崎新聞には たくさんの写真がアップされていました。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15334536.jpg

 お天気も良く(良すぎて暑いくらい) 最高のお祭り日和。
 警備が厳しい中、会場の出入り口に陣取って カメラを構えます。

 お江戸に比べれば 見物人の数が少ないので これくらいは楽勝です。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15355888.jpg

クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15384079.jpg

クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15382383.jpg
 この方も来られたようです。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_15392184.jpg

クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_17455404.gif

 以前に読んだ「ふぁん・しーほるとの娘」の本 のイメージを辿ろうと思います。

 ②眼鏡橋
 1634年に架けられた日本最古のアーチ型石橋。
 橋のたもとには 「シーボルトの桜」があります。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_17514038.jpg

 ③長崎一の繁華街 「浜市アーケード」
 今は立派な商店街ですが、坂本竜馬やシーボルトが歩いたときには
 「花街」へ続く賑やかな道だったのでは、、、。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_17593413.jpg

 ④思案橋
 昼間に通っても意味がない 夜の繁華街ですが ここを抜けると 花街です。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_18495990.jpg

 ⑤丸山
 坂本竜馬も通ったという料亭「花月」を始め 
 シーボルトが滞在した時代の建物がたくさん残っている かつての「花街」です。

 驚くことに 左の古い建物は 現在も交番として使われています。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_18532253.jpg

 シーボルトの日本妻「おたきさん」の仕事場だった「長崎検番」も残っています。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_18561739.jpg

 ⑥中華街
 江戸時代 長崎は中国と貿易を独占的におこなっていたので、
 中国人がたくさん住んでいた、その名残です。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_18583754.jpg

 十数年前、長崎に住んでいる友人から教えてもらった「会楽園」を もう一度訪れてみます。
 外観は 変わったように思いますが、中は昔のままでした。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19010440.jpg

   左:特製ちゃんぽん 1200円   右:特製皿うどん 1200円

 鳥ガラと豚骨のバランスが絶妙で おいしい!!
 長崎には 専門店が多くありますが、地元の人には この店が一番愛されているそうです。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19011314.jpg

 ⑦オランダ橋
 この橋を渡ると そこは「出島」。
 鎖国を行っていた日本では 遊女以外この橋を渡ることはできなかったそうです。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19050856.jpg
  出島和蘭商館跡
 歴史的な資料に基づき忠実に復元された建物は シンプルですが、重厚な作りです。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19135109.jpg

 ⑧長崎中央郵便局
 シーボルトにちなんで マンホールの柄にアジサイがあり
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19162874.jpg

 風景印には オランダ船と出島が描かれています。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19161804.jpg

 「くんち」の衣装を着けた人達が ご祝儀を戴いたところへお礼参りをしており
 街のあちこちで 祭りが 1日中続いています。
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19203434.jpg

クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_17455404.gif

 4:30 出港
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19355949.jpg

 17:00 ラインダンス教室
 すでに2万歩近く歩いたので足が痛くてたまらないのですが 
 ラインダンスが 好きなので 参加してしまいます。

 18:30 大浴場

 19:00 夕食は「海寿司」で
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19374934.jpg

 今日は二人とも 海鮮丼セットに
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19381941.jpg

 ここで止めればよいのに 寝る前にホライズンコートでケーキを、、、、
クルーズ4日目 (長崎)_d0174983_19385178.jpg

 意志の弱い我が夫婦には 魔性のクルーズです。

by saint-arrow-mam | 2016-10-08 00:00 |   日韓クルーズ南廻り | Comments(6)
Commented by TanMatsui at 2016-10-11 20:25
日々充実したshinmama魔性のクルーズには、メモするようなコメントもなく、
ただ指をくわえて拝見するばかり。
ここまでで、やっと これまでで出かけた場所が出てきました。
長崎 花月、 ここでは阪本龍馬の刃傷のついた床の間に座り、
おおいに盛り上がったことを思い出しました。  
http://www.geocities.jp/utsumi20040410/reunion06.htm

World Wideな内容のリッチなブログを拝見するにつけ、最近遠出をしない
私のコセコセ ブログに、我ながら愛想をつかせています。

15日には、実家の親戚の法事があり、13日にはCS結果を気にしながら帰省、
また約1週間ほどのアナログ生活に入ります。
Commented by shinmama at 2016-10-11 21:30 x
Hiro様

長崎に行くと決まった時に 「花月」に予約を入れたのですが
「くんち」と重なったために すでに満席で受けてもらえませんでした。
Hiro様は行かれたのですね、、いいなあ。

キッチンを部屋ごとリフォームすることになったので
16日に私一人で帰広する予定で Shinpapaが東京に残ります。
久々の建築仕事なのですが、足の調子が悪いので不安です。
Commented by okadatoshi at 2016-10-11 22:53
長崎入港は祭りの日に合わせたのでしょうね。
綿密な下調べ、これだけ事前調査をしている添乗員がいるとshinpapaさまがクルージングに行きたがるのもわかります。
長編のblogアップご苦労様でした。
帰宅後の作品アップは、旅行にも匹敵する大仕事のように見えます。
Commented by うつきよう at 2016-10-12 02:25 x
 長崎とちゃんぽんに反応してしまいました。
 長崎は好きで若いころから2度か3度行っています。
 遠いところにしては珍しいです。
 ちゃんぽんは、広島のお好み焼きや長野の蕎麦のように、
 長崎のみなさんそれぞれ贔屓のお店があるのでしょうね。
 私はちゃんぽん発祥の店「四海楼」と 中華街の「江山楼」。
 ああ、長崎のちゃんぽん食べたい!
Commented by shinmama at 2016-10-12 09:49 x
okadatoshi様

たいていクルーズのタイトルには お客さんの興味をそそる様に
「00祭り」「〇〇花火大会」とか明記されるのですが
このツアーには なかったので 何故だろうと考えてみました。

船内で「くんち」があることが発表されたのは 前日の夜。
その時点では 多くの人は すでに「ハウステンボス」や「五島列島」「雲仙」など
郊外のバスツアーにすでに申し込みをしていましたし
旅行会社を通じて団体で申し込んだ人には 寄港地のバスツアーが代金に含まれていることが多いので
港からそれぞれの旅行会社のバスに乗って観光に出かけ、個人の自由にはなりません。

ということは 「くんち」より バスツアー優先だったのか?と思ったり、、、、
ただ、もし雨が降ったら「くんち」が延期になってしまうので
船会社としては 事前にアピールできなかったのこともあるのではないかと思います。

今までのクルーズ経験から 
国内外を問わず 寄港地ではオプションツアーをできるだけ使わず
自分の足で歩ける範囲を歩くことにしているので
ご推察の通り、事前の準備には かなりの時間をかけますが
それが ブログを作る際の資料にもなるので 一挙両得かと。(笑)

船で知り合った人にもブログの話をしておりますし、今週末から帰広予定なので
いつもより怒涛のアップになりました。
落ち着いたらもう一度 見直して誤字脱字を訂正しようと思います。
お忙しい中 いつも温かいコメントをいただき、とても励みになりました。
ありがとうございました。
Commented by shinmama at 2016-10-12 09:58 x
うつきよう様

稲佐山から見る夜景が好きで 長崎に宿泊するときには いつも山の上に宿をとっていました。
私も 異国を感じる長崎は好きなので 結婚前の家族旅行、結婚後の家族旅行、
バトミントンの試合などで 何度も来ているのですが、
その度にこの街の不思議な魅力にひかれています。

船で来るのはこれで2度目ですが 前回は母の希望でハウステンボスへ行ったので
街を歩いたのは 久しぶりです。

長崎には お好みのちゃんぽんのお店がおありなのですね。
それは 是非、、、、、
だって、本場長崎のピンクのかまぼこは 長崎以外では めったに入っていませんものね。


<< クルーズ5日目 (Sea Day) クルーズ3日目 (釜山) >>