かつて アメリカ人相手に「ミュンヘンに行ったんだよ」と言っても通じなくて
「どこへ?」と聞かれてしまいました。 調べたら ミュンヘンは英語では「Munich(ミュニック)」というそうで 北京やベニスと同じように 英語名が存在していることを知りました。 ニュルンベルクからミュンヘンまで 170km。 バスで 2時間弱の移動です。 朝食後 出発ぎりぎりまで、ニュルンベルクの街を散策したのですが、 薄暗い上に 雨が激しく降り出したため 早々にホテルに戻りました。 「雨女」の私 今日まで控えめに頑張っていたんですけどねえ、、 夜が明けるのが遅い 冬のドイツは アーリーバード夫婦には ものたりません。 雨が降り続くので バスの車窓からは 何も見えません。 昨晩、紫斑の数が驚くほど増えていたので お行儀が悪いのは承知のうえで バスの座席に横向きに座り、靴を脱いで足を上げさせてもらっています。 大型バスに たった7名というのは こんな時 ありがたいです。 日曜日ですが 渋滞もなく予定より少し早く着いたので ちょっとだけ Christkindlmarkt at Marienplatzの見学をします。 まだ記憶に新しい場所ですので とても懐かしい感じがします。 ミュンヘンは 複数のクリスマスマーケットが点在しているのですが、 マリエン広場のマーケットがメイン会場です。 今日のお昼は 世界ベスト100ワイナリーの一つに選ばれたケラー 「Ratskeller ラーツケラー」です。 新市庁舎の広い地下全体が レストランになっているという 面白いロケーションで お店の俯瞰図をみると 増築改築を繰り返したようで 迷路のようなっています。 入口も Diener通り側『A』と マリエン広場側『B』と2か所あります。 階段を降りて 長い廊下を進んでいくと、、 小さな個室がいくつかあって 日本以外の団体客も多いようです 実は 前回 ミュンヘンに来たときに このレストランで食べたかったのですが、 満席で入ることができず 私的には リベンジです。 料理は JTBさんの特別メニューの ポテトスープにハンターのカツレツ、チョコムースです。 でも ミュンヘンと言えば「Weißwurst 白ソーセージ」が有名なんだよなあ。 午前中に売り切れてしまうという「白ソーセージ」なので 今回の日程では 時間的に食べることは 無理だよなあ。 ( と この時は 思っていました) 飲み物は 覚えたてのドイツ語で「Apfelsaftschrle(アッフェルザウフトショワレ」を注文。 アップルサイダーの事なのですが、ドイツでノンアルコールを飲む場合は これ、おすすめです。 小雨が降る中 引き続き バスを利用して観光します。 市内中心部に 大型バスは入ることができないので とことことバスまで歩く途中で 偶然に お宝に出会ってしまいました。 それは ミッションのひとつ 「ChristkindlTram」です。 このトラムの中では グリューワインが販売されていて 飲むことができるそうです。 当初いただいたスケジュール表では マリエン広場と アルテピナコテーク の観光と書いてあったのですが まず バスが向かった先は リングの外でした。 ウィーンも同じですが、かつて城壁があったところをトラムが走り、リング(環状線)になっています。 リングより中は 建物に高さ制限があるなど、厳しい建築制限を受けますが、 リングの外は 高層のマンションや工場を建てることができるので BMW本社やオリンピックスタジアム、また数々のビール会社が点在し、町の景観が一変します。 << ニンフェンブルク城 >> ここは 私個人のミッションの一つだったのですが 団体観光で連れてきてもらえるとは思っていなかったので とてもうれしかったです。 ↓ カメラのパノラマ機能で撮影 あいにくの雨で、せっかくのお城をきれいに写すことができません。 点在している小さな城館を訪ねて歩きたい気がしますが、 全てを見るとしたら とても1日では足りないでしょう。 夏の居城として建てられただけあって ここは 市中よりさらに気温が低く 寒さで手が震えます。 運河につながる庭園の池には 氷がはっていて 水鳥たちも寒そうです。 もし、もう一度ミュンヘンに来ることがあったら、ここへゆっくり遊びに来たいものです。 << アルテ・ピナコテーク >> この美術館に来るのは2度目なので 見たい絵が何で それがどこにあるか ある程度わかっているのですが 今日は ガイドさんが解説をしてくださるので 1枚1枚丁寧に鑑賞します。 フラッシュなしでの撮影は「可」です。 ガイドさんの説明の中で 画家個人についての説明・・・・フムフム なるほど 描写方法、特徴、その時代の絵の流行・・・・フムフム なるほど でも イタリアでもそうでしたが 宗教的なストーリーは 私には 理解不能で興味がないので マリアが、ユダが、ヨハネが、、と言われると 急に睡魔が、、、 いかん、いかん、クリスマスマーケットのツアーなんだから キリスト教について少しでも勉強しなくちゃ、、、 左: フリューゲル 「怠け者の天国」 右: リッピ 「受胎告知」 左: デューラー 「四人の使徒」 右: ルーベンス 「最後の審判」(大きくて写せないので 絵葉書購入) つい先日 ニュルンベルクで 「デューラーの家」を見たばかりなので、 ここで 彼の作品に 触れることができると 記憶を整理して 頭の中に収納できるので嬉しいです。 彼は作品の中に 自分のサインを残した初めての画家 といわれています。 自画像を見るとナカナカのイケメンで 右手の位置も決まっていて なんとなく フェミニストではないかと、、、。 この美術館の事を 全く覚えていない、、と言っていたShinpapaが 「おお、ここでアイスクリームを食べたのを覚えてるぞ」 と 売店を見て記憶を呼び起こしました、、、なるほど、そういう手もあるんだ。 夕方 ホテルに入り 荷物をほどいてしばし休息、、の予定でしたが 前回来たときに はまって3度も買いに行ったという 大好きなパン屋さんが ミュンヘン駅にあるのです。 しかも 停車している列車の壮観な眺めも、「なんちゃって鉄子」には 垂涎。 夕食の集合時間までに ミュンヘン駅に行って来よう。 私の大好きな駅は 「プラハ本駅」と「ミュンヘン中央駅」。 両方とも 改札口がなく 停車している電車を一望できる 躍動感あふれる駅です。 思い出のパン屋さんも 見つけました。 甘ーーーいプレッチェルを お買い上げ〜〜 18時にロビーに集合して クリスマスマーケットを歩いて通り抜け 夕食のレストランに向かいます。 JTBさんが 案内してくれたレストランは ミュンヘン名物「白ソーセージ」 発祥の店で 創業約500年という有名な老舗 「Zum Spöckmeier ツム・シュペックマイアー」でした。 でもなあ、この時間に「白ソーセージ」があるわけない、、、 と思っていたら ツアー添乗員さんが 午前中にお店に電話をして「白ソーセージ」を予約してくれていました。 しかも 作りたての「白ソーセージ」を出してくれるというのです。 Wunderbar!! Wunderbar!! なんという幸せ。 白ソーセージを目の前に 辛抱たまらず 今夜は ビールを お願いします。 しかも ハニーマスタードは 私の好きなブランドの品です。 「Weißbier(白ビール)」「Weißwurst(白ソーセージ)」「Brezel(プレーツェル)」 私には これさえあれば この世は天国。 それにしても このお店の白ソーセージは 本当に美味しい!! 私の中の ベスト1です。 一方で 皆さんが サラダやステーキ、豚肉の塊が 良いとおっしゃると それぞれに希望する料理を注文し、みんなでシェアする形式の料理スタイルになります。 「地元の美味しいお店で 自分好みの美味しい料理を食べる」 これがグランドツアーの特徴であり、他のツアーにはないメリットだと思います。 デザートのアイスも美味しかったです。 3度目のミュンヘンに行くことはないかもしれませんが、 もしも、もしも の場合を想定して、お店の情報を残します。 ( ↓ クリックしていただくと Webサイトに飛んでいきます) Zum Spöckmeier 地図 白ソーセージを お腹いっぱい食べた満足感と 久しぶりに飲んだビールに 帰り道は 軽やかな足取り。 ストリートミュージシャンが クリスマスミュージックを演奏していたり、 仮設で作られたスケートリンクでは 若者たちがスケートを楽しんでいました。
by saint-arrow-mam
| 2016-12-12 00:00
| ドイツ
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