北海道の中でも 釧路は未踏の地。
今回のクルーズで 最も楽しみにしていた「釧路湿原」へ行く日です。
が、、、 デッキに出てみると タグボート以外 誰もいない、、
それもそのはず、、、
雨です。
予想された この日の最高気温は 13℃、、、
ボキッ 今日もまた 大きな音をたてて心が折れました。
お出迎えの 「つるまる」くんも なすすべなし。
集合時間は8時半ですが ご高齢のかたが多いので、出発までに相当の時間を要します。
でも いらいらしたり、怒ってはいけません。
私も やがて仲間入りするのですから、、、。
釧路は1年を通して涼しい気候で気温差が少ないのに
今日は 特別寒いとバスガイドさん。
釧路在住の人に「寒い」と言われては立つ瀬がありません。
港から釧路湿原は 比較的近く
バスで 30分ほどで「釧路湿原ビジターセンター」に到着。
ここで 8人から9人ずつのグループに分かれ、それぞれにネイチャーガイドが付いて案内してくれます。
私のグループのガイドしてくださった大西先生は 80歳を過ぎ 足を悪くされていますが、
釧路湿原の第一人者だとは バスガイドさんの話。
帰宅後 調べてみると 大西先生は 1936年四国生まれ。
大学卒業後、釧路に教員として赴任。現在は「釧路武佐の森の会」会長。釧路自然保護協会幹事長。釧路短期大学教授。
環境省釧路湿原パークボランティア等として各所で自然についての講演や観察会を行い
定期的に ラジオ番組にも出演なさっているオーソリティーでした。
どおりで 話しがお上手で 面白い先生でした!!
実は 大西先生のご説明が とても詳しいので 私には嬉しかったのですが
それを嫌だと思われたのか 途中で 2人がどこかへ消えてしまいました。
(勝手に いなくなるなんて どういうことなんだ? と思いましたけど、、、)
結局 残った3組の夫婦のうち 私たち以外の2組のご主人が とても植物に詳しく
奥様も明るくて魅力的なご夫婦だったので 6人で 和気あいあいとなり、笑いが絶えず
盛り上がったので、先生も喜んでくださり、「今日は 楽しかった」と何度もおっしゃってくださいました。
(その後 船内でお会いするたびに 両ご夫妻とは親しくお話しをさせていただきました)
釧路湿原は 「丹頂(タンチョウ)」が飛来する地として ラムサール条約に登録されているのですが、
この時期は 子育ての真っ最中で 広い湿原に点在する巣に じっとしているので
タンチョウの姿を見られる確率は 10%以下だとか、、、。
大西先生も タンチョウだけは さすがに あきらめていらっしゃたのですが、
空を飛ぶものは カラスでもスズメでも なんでもかんでも写しておいたところ、
カメラが 偶然に タンチョウの姿を とらえてくれていました。
ツアーの他の方達は タンチョウの全く姿を見なかったというので
私たち6人のメンバーは 超ラッキーでした。
結局、湿原を歩く間、1滴の雨が降ることもなく 肌寒いものの
木道を歩くのに 支障はありませんでした。
船に戻り、昼食を食べて再び下船。
港の近くの「フィッシャーマンズ ワーフ」から、、
北海道三大名橋のひとつ 「幣舞橋(ぬさまいばし)」へ行き、、、
和商市場まで、、、、。
朝から この時点で すでに2万歩を越えているので 買い物をするだけの体力はなく
見て歩くだけで 精一杯です。
お風呂で汗を流し、出港イベントを見学。
よく歩いたので 夕食が美味しい!!
あっ ちがった!! いつも 美味しい!!(笑)
オーケストラのバンドショーを見て、、、(これは 全く時間の無駄でした)
NELAのいる マリナーズクラブへ。
タンチョウの話や湿原の様子などを 英語で表現することは 酔っ払いには至難の業です。
呑んだ後の 夜食の山菜蕎麦や鮭茶漬けは ホッとします。
寝ている間に 船は八戸に。
明日も雨が降ったら、、、どうしよう。
<おまけ> マンホールにも丹頂が、、、