美術館には 夏休みになる前に行っておきたいので 「梅雨明け」→「暑さが厳しい予想」→「人が少ない」→「連日の美術館」となりました。 ル・コルビュジェの建築作品として 昨年、世界文化遺産に登録されてから 初めて訪れる西洋美術館です。 入場料を払ってでも行きたい と思っていた『アルチンボルド展』ですが 運よく チケットを 当選してゲットできたのです。 http://runslowly.exblog.jp/24356122/ ハプスブルク家の宮廷で活躍した彼の作品は、ウィーンを始めとして ヨーロッパの美術館で 数多く目にしましたが、 アルチンボルドの作品は 人気があるので まとめて見ることは難しく、 今回は「四季」も「四大元素」も 東京に集結するというので 世界でも大変貴重な機会だと言われているそうです。 <<春>> <<夏>> <<秋>> <<冬>> <<水>> <<大気>> <<火>> <<大地>> アルチンボルドが これらのユニークな作品を 神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世に捧げていることから モチーフを集めて人間が出来上がり、それらがときや世界を象徴することで 世界を統(す)べる皇帝を称揚するという、高度に知的で洗練された絵画芸術だ といわれていますが 私には まるでクイズのような「謎解き絵画」のイメージを持っていました。 ところが 今回は 油彩10数点や素描を中心に およそ100点もの作品が出品されているので ユーモアのある絵画の中に 彼の知略のベーシックな部分を見ることができて 勉強になりました。 また、会場入口のパネルの前に立つと 自動的に自分の顔をアルチンボルド風に表現してくれる仕掛けがありました。 行列すること5分程度。 外人さんも 一生懸命にトライしていました。(右) 初公開,、、Shinpapaの顔です。(左)
by saint-arrow-mam
| 2017-07-20 09:06
| 美術・スケッチ
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Comments(6)
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パンジー
at 2017-07-20 22:55
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共に気になる展覧会ですが、共に関西に来る予定はなさそうです。
娘宅の掃除のついでに… いえ、展覧会のついでに掃除かな(笑) そう思っていたのですが、もう8月も目の前に❢ そろそろお尻に火がつきそうです。 でも7月も美術館に足を運ぶ時間はなさそうです (;_;) 是非とも、アルチンボルド風パンジーに対面したものです。
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パンジー様
もし 行かれることがあったら 平日の暑い日、雨の日がおススメですが、 夏休みに入ったら、平日でも混むので、なんとも、、、。 どちらも なかなか見ることができない美術展であるにも関わらず 東京では 両方が同時開催されているのですから すごいことですよね。 はい、アルチンボルドパンジー様を作ってください。
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desire_san at 2017-07-21 15:05
こんにちは、
私もアルチンボルド展を鑑賞してきましたので、画像と鑑賞レポートを読ませていただき、ブリューゲル『バベルの塔』展の名画を再体験することができました。アルチンボルドが、野菜、魚介類なと様々な自然の生き物や人工物などを組み合わせて様々な奇怪な顔の絵をたくさん描いて、絵を見ている私たちも楽しませてもらいました。特にアルチンボルドの『水』では62種の魚類や海獣などの水に関連する生き物が描きこまれていて、以前ウィーン美術史美術館でこの絵を観た時の衝撃を思い出しました。 アルチンボルドの絵ばかり見ていると、彼の不思議な世界に取り込まれて冷静に作品を見ることができなくなると思い、アルチンボルドの傑作『水』がウィーン美術史美術館の中でどのように展示されていたかを見て頂き、ウィーン美術史美術館の美術史に残る多くの傑作の中で、アルチンボルドの美術史的位置づけを考えてみました。ウィーン美術史美術館の傑作群を見て頂き、ご参考になれば幸いです。
desire_san様
ウィーンの美術史美術館に行ったのが 6年前のことですので 忘れてしまっていることが多くありますが、 ブログを拝見して「そうだった、、、」と思い出す絵画が多々ありました。 いつもながら きちんとブログをまとめていらっしゃるので すごいなあ、、と感心致します。 日本の美術館は画像を残せませんが、海外の美術館では 残せることが多いので これからは私も 気を付けてブログに残しておきたいとおもいます。 コメントありがとうございました。
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okadatoshi at 2017-07-24 19:44
上京中にホキ美術館の後でアルチンボルド展を見たのですが、共通する細部の描写力には、衝撃を受けました。
私のスケッチの弱点は正確な描写をしないでごまかすことです。(^^;) 静物描写に長けた人で、おそらく彼は人物の細部をパーツに分解し、頭の中にある引出からパーツを組み合わせながら、顔を描いているのだろうと思います。 絵筆を採ってからの作業は、案外それまでの推敲の時間に比べれば、速いのではないですか。 ここでは、特別展と同じくらい常設展でも過ごしました。 一人でゆっくり、以前記憶にあった作品と再会できました。
okadatoshi様
ホキ美術館の後にご覧になったら さぞかし細部に対するチェックが 鋭くなっていらっしゃったでしょうね。 私は 彼の描く人の顔のなかで 特に「唇」が面白くて、比較しながら見て歩いたのですが、 >人物の細部をパーツに分解し、頭の中にある引出からパーツを組み合わせ、、、 なるほど、、、引出の中に「唇」になる素材のパーツが いろいろあったんだなと思いました。 はい、私は常設展に行く度に 自分がクールベの作品が好きであることを再認識します。
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