『サンシャワー』東南アジアの現代美術展


 所用があって 乃木坂に行くついでに 駅に直結している国立新美術館に立ち寄り
 ASEAN設立50周年記念で開催されている 東南アジアの現代美術展『サンシャワー』展に。

 日曜日に美術館に行くのは 無謀なのですが、
 同時開催されている森美術館が人気があるのに比べ 国立新美術館は混雑していないという評判でした。
 入場料金が2館共通で1,800円、単館で1,000円なので 単館だけ という人が多いのではないでしょうか?

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 パンフレットより
 1980年代から現在まで人口約6億人。多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域ではダイナミックで多様な文化が育まれてきました。経済発展が目覚ましい近年、その現代アートの動向にも世界中から大きな注目が集まっています。「天気雨」を意味する展覧会タイトル「サンシャワー」は、東南アジア地域では頻繁にみられる気象現象であり、紆余曲折の歴史を経てきた同地域を表すメタファーでもあります。
 本展は、時代の潮流と変動を背景に発展した東南アジアにおける1980年代以降の現代アートを、9つの異なる視点から紹介する、史上最大規模の展覧会です。

 現代美術は 何を表現したのか 作品のタイトルを見なければ 正直わからないところがあります。
 しかも 絵画だけでなく 空間そのもので表現している場合もあるので、
 立ち位置によって 作品から受ける印象が変わるのは 面白いです。

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 広い会場でしたが、ASEAN10カ国、80組を超えるアーティストの作品が 所狭しと展示されていましたが
 人の数はそれほどでもなく ゆっくりと見ることができました。

 今まで東南アジアの美術には 民族性やその国の風土、歴史を感じるものが多いと思っていたのですが
 その固定概念とは全く異なる ダイナミックで新しいアートの世界でした。

 「六本木」という場所は「上野」と異なり、草間氏を始め この「サンシャワー」展のような現代美術を
 すんなり受け入れることができる 不思議な雰囲気があります。

by saint-arrow-mam | 2017-07-31 06:00 |   美術・スケッチ | Comments(4)
Commented by TanMatsui at 2017-07-31 09:43
 このような美術展が、比治山の現代美術館で開催されたらと思いながら拝見。
 
今朝は 
>パソコンが発する熱は… 
コメントを読みましたが、 「ノートパソコン冷却台」 をお使いにならないのですか?
 ググって調べてください。 極めて安価です。

 実家で使っているパソコンは、夏場は冷却台の代わりに、小型ファンで、
無線機と一緒にクールしています。
Commented by shinmama at 2017-07-31 09:48 x
Hiro様

そうですね、広島だったら 比治山の美術館のイメージですね。
この美術展は 次は福岡へ行くそうです。

Amazonで パソコンの下に置くタイプの冷却パッドを敷いておりますが
あまり 効果が無いような気がします。
きちんとした 冷却台の方がよいのでしょうね。
探してみます、、暑い上に熱くてはかないませんもの。
Commented by よし坊 at 2017-07-31 19:00 x
建築も美術もその熱心さにただただ自分との差を感じてしまいます。
言葉の隅々まで教養の豊かさを感じます。
足元にも及びません、、、
聖路加で生まれた長男は8月4日から1ヶ月今年もヨーロッパに行くと今日電話が有りました。
Commented by shinmama at 2017-07-31 22:12 x
よし坊様

音楽は 多少楽譜が読めるので楽器を楽しむことができますが
美術は すごく好きなのに漫画絵しか描けないんです。
カープが好きだからといって 野球ができるわけではないので 同じと言えば同じですけど、(笑)
でも 絵が描きたくても うまく描けないのは 本当にさびしいです。
せめて 東京にいる間にたくさん作品を見たいので せっせと出かけて楽しんでいるだけですよぉ。

ご長男は ヨーロッパを周られるのですか?それとも再びオランダへ?
ジープ島に付き合ってくれるタイプのご次男と、それぞれに個性があり お楽しみですね。 


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