アラスカクルーズへ


 大きな氷河が音を立てて崩れるのを船からみたい という 長年の夫婦の夢を叶えるため
 10日間(うち クルーズ8日間)という短い日程ですが 
 「フライ&クルーズ」で アラスカに行くことにしました。

 ”アメリカ最後の辺境” といわれているアラスカですので、
 ヨーロッパの観光の旅に行く時とは 心持ちが大きく異なります。

アラスカクルーズへ_d0174983_19473828.gif


 実のところ アラスカのフィヨルドや氷河を クルーズ船で見ることができるのは 例年 5月〜9月なので
 私の乗る9月末のMSユーロダムが 今シーズンの最終クルーズだろうと思います。

 ただ、温暖化の影響で 氷河が年々後退している反面、
 アラスカの氷河クルーズのシーズンは 延長されていくのかもしれません。

アラスカクルーズへ_d0174983_19274331.jpg

 実は前回のクルーズ中に知り合った ”クルーズ通” のAさんから
 「アラスカの氷河を見るクルーズなら 航海する優先権を保有している”Holland”(船会社名)の船がいいし、 
 ”CP旅行社”(クルーズの専門会社)が ”Holland"の日本の代理店なので 
 クルーズツアーを たくさん持っていますよ」 と勧められました。

 パンフレットを取り寄せて見ると 確かにたくさんツアーがありましたが、決めかねていたところへ
 Aさんが 「パンフレットには まだ掲載されていないと思うが
 ANAのビジネスで行って、”Holland"のバルコニー付きの船室なのに
 とてもリーズナブルな アラスカツアーを見つけたので」と メールをくださいました。

 とりあえずwebで先行予約をしたのですが、募集人数が少なかったこともあり
 一般募集する前に満席になり すぐに締切になってしまいました。

アラスカクルーズへ_d0174983_19164356.jpg

アラスカクルーズへ_d0174983_20475436.gif

 さて、恥ずかしいことに 地理に疎い(常識のない)私は  
 アラスカ州とカナダの国境は 黒いラインの場所だと ずっと思っていました。
       (ちなみに 面積は日本の4倍です。)

 なので今回、どうしてアメリカに入国せずに 直接カナダに飛ばないんだろう、と思っていました。(笑)

アラスカクルーズへ_d0174983_19471760.jpg


 ところが カナダだと思っていた 太平洋の海岸線の大半は アメリカの領土だったのです。
 (一部は ロシアの領土であったものを 1867年にアメリカが買い取りました)

アラスカクルーズへ_d0174983_19471993.jpg
 
 だから アラスカ州のアイドル君には 「左手」のような部分があるんです。(笑)

 そして、私が行くのは、その「左手」の部分なので、アラスカ州といっても、端っこです。
アラスカクルーズへ_d0174983_19472312.jpg

 また、単にアラスカ州に立った、アラスカ州の空気を吸った、ということであれば 
 アラスカ州に行くのは 今回が2度目です。
 
 それは 2011年の秋に、ニューヨークからの帰国便が 成田を目の前にして 急にUターンして、
 着陸したのが 真夜中のアンカレッジ空港(アラスカ州)だったからです。(笑)

     「北米クルーズ 20日間の旅 その16 (帰国の途へ?前篇) 」  → https://runslowly.exblog.jp/14829138/
     「北米クルーズ 20日間の旅 その17 (帰国の途へ?後篇) 」  → https://runslowly.exblog.jp/14831645/
アラスカクルーズへ_d0174983_20475436.gif

 今回、タグボートを連れて行きますが、
 出発前に 予習したことを 数日にわたって予約投稿しています。

 また 現地でのアップをするときのスピードを考えて、
 閲覧ブログの数を 1個に設定しています。(帰宅後 元に戻します)

by saint-arrow-mam | 2018-09-20 06:00 |   (E)アラスカクルーズ | Comments(4)
Commented by okadatoshi at 2018-09-20 08:33
クルージングの良さを知り尽くしたお二人が選ばれたご夫婦の夢ですか。
動くホテルで、英会話も磨きがかかり着眼点も
一般的の日本人旅行者とは違った視点を感じています。
今回はタグボートも持参とのこと。
WI-FIが繋がるときにblogアップすれば、
帰宅後の旅行中のまとめに追われることもありませんね。

綿密な事前調査完了とパッキングした荷物も出して
後は冷蔵庫の始末をするだけですか。
blogアップ楽しみにしています。
スケッチポイントも満載のようで心底羨ましいです。
Commented by shinmama at 2018-09-20 18:09 x
okadatoshi様

一週間前に何をどうしたか? と振り返ると
曖昧なことしか覚えていない自分に いつも落ち込む日々を送っていますので、
旅行中に オフラインであっても ブログを作っておかないと
帰国後に絶対に思い出せない という自信があります。(笑)

明日までに 2人分の荷物をトランク2つに詰めて、宅配で送り
コロコロバッグに 機内で必要なものをいれ、
薬、外貨、入出国や乗船に必要な書類、寄港地の予習資料の用意をし、
冷蔵庫を空にし、大掃除をし、あらゆるものの洗濯をし、金魚の水槽の掃除と自動餌やり器の設置 などなどをしなければなりません。

旅行の度にしていることですので、慣れてはいるのですが、
やり忘れることが無いように 自作のチェックシートを 一つ一つ消しながら行っています。

今回、Shinpapaは帰広しており 出発前夜である明日の夜 上京してきますので
自分の服装はもちろん、彼の着ていく服、靴などを含め、
全てを私1人で決めて マイペースで準備することができたので楽でした。

>スケッチポイントも満載、、
はい、旅をしていると スケッチができたら、どんなにいいだろうと思うことが多々あります。
絵の描けない私は オカリナだけを持って行き 船上で、岬で、港で 吹いて来ようと思います。
Commented by よし坊 at 2018-09-21 09:10 x
旧ソ連がアラスカを売ってしまった事が今となっては口惜しくてしょうがないだろうと思いますね。目の前にUSAなんてこんな戦略的要所は無いですからね。
留守をする時はやる事が色々有りますからね。自働餌やり器も有るんですか?便利な世の中ですね。
Commented by shinmama at 2018-09-21 13:11 x
よし坊様

クリミア戦争の時に 財政困難のため アメリカに売ったらしいのですが、
アラスカ購入を決めた当時のアメリカの国務長官は「巨大な冷蔵庫を買った男」などと 非難されたそうです。
でも その後豊富な資源が見つかったり、アラスカが(主に旧ソ連に対する)国防上重要な役割を果たすことが分かり、
現在では高く評価されているようですから 歴史は面白いですね。

今日は 朝から、レンジフードの奥の方まで、大掃除していて
まだ半分しか 掃除が終わっていません。(泣)
旅行中に何かあって、他人に家に入られたときに 恥ずかしくない様に きれいに掃除をしておきなさい、、
と 祖母が言っていたことが 忘れられず、旅行の前は徹底的に大掃除します。
その結果 手が荒れ、腰が痛くなり、ヘロヘロになって 旅立つことになります。(笑)


<< アメリカ入国準備 予習編   最短は 21日 >>