『ピエール・ボナール展』(オルセー美術館特別企画)


 2015年にオルセー美術館で開催された ピエール・ボナール展では 51万人が魅了され、
 2014年のゴッホ展に次ぐ 歴代企画展入場者数の第2位を記録したというのですから
 ピエール・ボナールは フランスでは人気の画家です。

『ピエール・ボナール展』(オルセー美術館特別企画)_d0174983_19045794.jpgそのボナールの作品が多くコレクションされている 「オルセー美術館」に 
Shinと行ったのは 14年前のこと。

駅舎を改装した建物で 明るい自然光の下で
作品を楽しむことができる人気の美術館で
しかも 印象派の作品の所蔵が多いので
「もう一度 行きたい」と思っている美術館の一つです。

でも オルセー美術館は 今回のような特別企画展で 
多くの作品が世界中に貸し出している可能性が高いので、
ボナールの作品をまとめてみるために 今回の美術展は貴重なチャンスだと思います。




『ピエール・ボナール展』(オルセー美術館特別企画)_d0174983_21244808.jpg

 説明文によると ピエール・ボナールは「日本かぶれのナビ」という異名を持つほど、
 浮世絵に興味を持ち、その影響が顕著な画家として有名で、
 今回の展示の中では、屏風を思わせる縦長の構図などに 浮世絵の影響が見られます。

 でも、今回、年代による彼の作品の変化をみると、
 時期によって モネに似ていたり、ゴーギャンに似ていたり、ロートレックに似ていたり、ルノワールに似ていたりしているように感じましたので、、
 いろんな画家から影響を受けやすく いろんな画法を試してみたいと思う
 柔軟なタイプだったのではないかと思います。

『ピエール・ボナール展』(オルセー美術館特別企画)_d0174983_21245421.jpg

 また動物を愛した彼は、生涯で残した2300点余りの絵画のうち
 700点ほどに動物を描きこんでいます。

 個人的には 芸術家としてのキャリアをスタートさせるきっかけとなった 
 リトグラフによるポスターや本の挿絵が 素敵だと思いました。
 
『ピエール・ボナール展』(オルセー美術館特別企画)_d0174983_21245146.jpg

 平日の早い時間帯に行ったので、ゆっくりと一つ一つの作品を見ることができ
 バースデイの 良い思い出になりました。

by saint-arrow-mam | 2018-10-18 19:08 |   美術・スケッチ | Comments(2)
Commented by TanMatsui at 2018-10-18 21:32
Happy Birthday Mrs. Shinmama (Facebookへも同文を!)

現役時代は国家公務員の身分のため、海外旅行は手続きが面倒のためNG、
リタイアした1995年に最初に海外旅行に行った先がパリでした。
ルーブル美術館、オルセー美術館の雰囲気は、今でもはっきり記憶に残っています。
そのときは勿論ブログなるものは無い時代で、35mmの一眼レフ(Asahi Pentax)持参で出かけ、
今でもここに載せられた写真の一部は、アナログ写真でアルバムに貼っています。

芸術の秋になりましたね。 明日のブログは私も現在 広島美術館で開催中の
「ブリューゲル展」 の予約投稿を済ませ、CSに王手を掛けたTVを見ながら
麦ドリンクを飲み終わったところでした。
Commented by shinmama at 2018-10-18 22:50 x
Hiro様

ありがとうございます。
あちこちの施設や乗り物、イベントで シニア割引を利用できるまで
あと もう1年 我慢しなければならないのが 残念です。(笑)
でも カープが 今日もお祝いしてくれたので よかったです!!

Shinとパリのホテルに10日位滞在して 主として美術館めぐりをしたのですが、
オルセー美術館は ルーブル美術館と並んで 強く記憶に残っています。 
それだけに まだフランスに行ったことが無いShinpapaとパリに行って
両方の美術館を再び訪れたいと思っているのですが、2度目となるとなかなか実現しません。

>芸術の秋になりました、、、
はい、土曜日に またコンサートに行きますし、行きたい美術展も 目白押しです、、、が
月末に 帰広しますので、11月にまとめて行きたいと思っています。


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