2015年にオルセー美術館で開催された ピエール・ボナール展では 51万人が魅了され、
2014年のゴッホ展に次ぐ 歴代企画展入場者数の第2位を記録したというのですから
ピエール・ボナールは フランスでは人気の画家です。
そのボナールの作品が多くコレクションされている 「オルセー美術館」に
Shinと行ったのは 14年前のこと。
駅舎を改装した建物で 明るい自然光の下で
作品を楽しむことができる人気の美術館で
しかも 印象派の作品の所蔵が多いので
「もう一度 行きたい」と思っている美術館の一つです。
でも オルセー美術館は 今回のような特別企画展で
多くの作品が世界中に貸し出している可能性が高いので、
ボナールの作品をまとめてみるために 今回の美術展は貴重なチャンスだと思います。
説明文によると ピエール・ボナールは「日本かぶれのナビ」という異名を持つほど、
浮世絵に興味を持ち、その影響が顕著な画家として有名で、
今回の展示の中では、屏風を思わせる縦長の構図などに 浮世絵の影響が見られます。
でも、今回、年代による彼の作品の変化をみると、
時期によって モネに似ていたり、ゴーギャンに似ていたり、ロートレックに似ていたり、ルノワールに似ていたりしているように感じましたので、、
いろんな画家から影響を受けやすく いろんな画法を試してみたいと思う
柔軟なタイプだったのではないかと思います。
また動物を愛した彼は、生涯で残した2300点余りの絵画のうち
700点ほどに動物を描きこんでいます。
個人的には 芸術家としてのキャリアをスタートさせるきっかけとなった
リトグラフによるポスターや本の挿絵が 素敵だと思いました。
平日の早い時間帯に行ったので、ゆっくりと一つ一つの作品を見ることができ
バースデイの 良い思い出になりました。