『国際子ども図書館』


 上野の山は歴史的建造物の宝庫です。
 行く度に改修工事が終わって、古い時代の美しい建物が 次々に復元されています。

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 中でも 国際こども図書館(旧帝国図書館)は ルネサンス様式を取り入れた
 明治の洋風建築の代表作のひとつで、
 久留正道の設計により、1908年に鉄骨補強煉瓦造の第一期工事、
 1929年に鉄筋コンクリート造の第二期の二次にわたって建設されました。

 その後、「国際子ども図書館」に転用されるにあたり 安藤忠雄氏により設計、
 改修工事が行われて、2002年に完成し開館となりました。

 改修におけるテーマは、歴史的建造物の保存と再生、現代の施設としての活用が掲げられ、
 外装、内装は旧態を残すよう極力保全するとともに、徹底的に補修、復元を施すことが 命題だったようです。
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 従来の明治の洋風建築の外観を残しつつ 機能を向上させる一環として
 建物の一部を、安藤忠雄の得意とするRC打ち放しと ガラスのカーテンウォールで覆っていますが
 違和感がないかといえば ウソになります。

 ルーブル美術館も 似たようなイメージですが、私には違和感がなかったので 
 ここは日本だ と思って見てしまうことが ネックなのかもしれません。
 
  





 東京だけでなく、旅先でも美しい建築に出会ってきたのですが、
 「国内疎開」を始め あちこちのカテゴリーに入っているため 検索が難しくなってきました。   
そこで 後々 自分で振り返りやすいように あらたに『名建築』のカテゴリーを作り、
 これから出会う建築物はもちろん、今までブログにアップしてきた建築物も 当時の画像を使いながら 
順次 このカテゴリーに まとめていきたいと考えています。
   (個人的蒐集にすぎない カテゴリーになると思います)


by saint-arrow-mam | 2018-11-12 08:12 |    1901~1920年 | Comments(6)
Commented by 小肥り at 2018-11-12 11:23 x
駄目です。ボクはこういう歴史的建築を見ると反応してしまいます。弱いんです。
あることはわかってたんですが…なにかの展覧会で並んでて後ろを見たら
遠くに工事中のシートが懸ってる姿が見えたので「工事が終わったら行こう」
ぐらいに考えてまして、そのままです。今度行きます。
近所にある京成線の「博物館動物園駅」の駅舎もなかなかのもんだそうです。
今、この駅はありまあせん。
Commented by よし坊 at 2018-11-12 11:36 x
子供図書館ですか!!なんでも揃っているんですね。一番下の弟が子供の本の専門店をしています。(最近は扱う物が少し変わってきましたが)結構有名なんですよ!
日本国内西郷どんあやかりプランが多く見られますね。それに当たったと言って事前に調べるのが馬鹿な僕と大違い。とても足元に及びません。へーこれが築地塀と言うんですか。初めて知りました。シャレを言っている訳ではありません。偶然です。
Commented by shinmama at 2018-11-12 15:17 x
小肥り様

私も 歴史的建築を見ると、周囲の音が聞こえなくなるくらい 集中してしまいます。
一方で 構造的にどうなっているのか と頭を悩ますような 近代的な建物も好きです。

広島にも 原爆で助かった石造りの銀行の建物などがあるのですが、
なにぶんにも数が少なく、個人所有の歴史的価値のある建物といえば
田舎の豪商の家くらいだと思います。

一方 お江戸には 皇族、華族、実業家などの建物が多く残っていて、
また 何といっても 国の中枢機関の建物が多く存在していたわけですから
お宝が ごろごろしていて 羨ましく思います。

明日も明後日も 上野界隈の建物をアップする予定ですが、
おっしゃってくださった「博物館動物園駅」は 明後日アップする予定です。
たいした内容ではありませんが、もし お時間がありましたら、見てください。
Commented by shinmama at 2018-11-12 15:25 x
よし坊様

あらま、子供の本の専門店なんてすばらしい!!
東京で たまたま歩いていて 2か所見つけましたが、入ったことはありません。
入ったら、孫のために山のように買ってしまうのが目に見えているので、、、。(笑)

よし坊様が鹿児島に行かれていた同時期に、
Shinpapaも ゴルフをしに1泊2日で鹿児島に行っておりました。
かの地では 桜島の噴火による「灰」が降る」ことを「へえ」が降る というようです。
「築地塀」も 「へえ」ですので 鹿児島ではこの名は ややこしいですね。
Commented by うつきよう at 2018-11-12 23:14 x
 東京にいるころ、いずれは帰郷するだろうから、いる間にと、
 できるだけ美術館や博物館を巡り、絵画展・美術展には必ず足を運び、
 懐具合をやりくりしてコンサートにも通いましたが、
 歴史や、建造物そのものには関心が薄く、
 ご紹介くださった中で、実際見たのは恥ずかしながら西郷さんくらいです(笑)
 先の戦争で東京も灰燼に帰したと思いましたが、
 歴史的建造物がずいぶん残っているんですね。
 木造でなかったのが幸いしたのでしょうか。
 東京に行くと、いつもどこかでなにかが工事中のイメージですが、
 新しいビルを建てるばかりでなく、
 歴史的価値のあるものにもちゃんと目配りがされているのですね。
 ちょっと見直した感があります。
 
 
Commented by shinmama at 2018-11-13 08:18 x
うつきよう様

穿った見方をすれば 費用は 個人献金や寄付ではなく
修復工事が始まる「直前」に 国の歴史的建築物に指定され、
結果、国のお金(税金)で 一斉に修復しているのですから 
オリンピックにこじつけた忖度があるとしか思えません。

それだけのことが 地方でもしてもらえるとしたら、、、
修復して残して欲しい建築物はたくさんあるんですけどね。

見学に際しては 自分の足で歩くのもいいのですが、ツアーに参加することで 
効率よく見て歩くことができるのは ありがたいことです。
東京の場合、「区」が頑張ってツアーを企画しているようですし、
広島では催行にならないような マニアックなツアーでも
人が集まり、旅行が成立するので、さすがと思います。


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