Shinが 大学在学中に「桂キャンパス」が完成し、百万遍から桂に引っ越した際に
彼と「桂離宮」に来たことがありますが、Shinpapaは 来たことがありません。
ただ 桂離宮は 建築が始まって以来 400年間 一度も火災に遭っていない 貴重な国の財産で
現在は 宮内庁が所管しているので いつでも、だれでもというわけにはいかず 事前の予約が必要で
京都に Shinpapaと来ることを決めた時に この日の予約をしました。
京都では インバウンドがもたらす観光被害が大きな問題になっていますので
貴重な施設では 予約を必要とし、見学できる人数を制限をするのは 良いことだと思います。
「桂離宮」の場合、グループを作り ガイドさんの説明を聞きながら 全員一緒に参観コースを回るのですが、
グループの後ろに 警備の人が付いてきていて、ちょっとでもグループから外れそうになると
「ぼーーーとしてんじゃないよ」と 注意されます。
桂川がすぐ隣に流れる西岸に、平安朝の雅な雰囲気に思いを馳せて 江戸時代初期に造られた桂離宮。
造営したのは宮廷きっての文化人として知られる、八条宮智仁(としひと)と智忠(としただ)です。
参観コースは 離宮の「表門」から始まり、、、、
複雑に入り組む汀線(ていせん)を持ち、大小5つの中島に土橋、板橋、石橋を渡している池を
いろんな角度から 見ながら 回ります。
作庭に当たり 小堀遠州は直接関与していないとする説が有力ですが
遠州好みの技法が随所に認められます。
州浜、築山、山里など 日本の精錬された美意識で貫かれた自然美は
日本人にしか理解できないだろう と思っていたのですが、
一緒のグループにいた スペイン人ご夫婦に聞くと 「素晴らしい」と しきりにスマホで写していました。
前回 来たときよりも 建物の内部を参観させてくれるように なっていましたので
(中には 入ることはできませんが、、、)
茶室や 待合、書院など 建物からお庭をみると どう見えるのか 私の興味はそこに。
約1時間かけてゆっくりと 見て回ることが出来たので、
Shinpapaが 「来て 良かった」と喜んでくれました。