Cortiare コンサート


 オカリナを教えていただいている H先生の本職は プロのフルーティスト。
 女性3人で ”Cortiare"というグループで 活躍されています。

 定期的に コンサートをされているそうですが、
 四ツ谷の小さな喫茶店で 19時半から開催される ミニコンサートに伺うことに。

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 手を伸ばせば 届きそうな距離で フルートの三重奏を聴くというのも
 アルコールを飲みながら クラシックを聴く、、、というのも 珍しい経験ですが
 それ以上に 夜の四ツ谷に 1人で出かけるという事自体が 私には珍しい経験でした。

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 お店を見つけられず 通りすがりの人に聞きながら やってきたという おばちゃんが多数。(笑)
 都会のビルの密集地帯は 地図でも特定のお店を見つけるのは難しいです。


 ビルの隙間の小さな階段を上がって 2階に、、、
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 ドアを開けると 横長で 狭い店内。
 ここで? と思う一方で、「これこそが 四ツ谷ライブなんだ」と 変に感動する私。
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 フルートといっても、通常のフルート、アルトフルート、バスフルート、ピッコロなど 
 管の「径」と「長さ」によって 音域や音色が異なるので、
 それぞれの演奏家が どの楽器を演奏するかによって アンサンブルの組み合わせは いろいろになります。
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 クルーズ中に ライブのミニコンサートを聴く機会は 多くありますが、
 それは ヴィオリンやピアノが多く、たまにチェロやサックスであることも、、。

 でも それは ほぼほぼ「独奏」ではなく 必ず船専属のオーケストラなどが伴奏をしています。

 そういう意味で フルート3本だけが 無伴奏で演奏するのを聞く というのは珍しく
 歌でいうと、アカペラのような感じです。


Cortiare コンサート_d0174983_08451330.jpg 特に ピアノやギターは 同時に複数の音を奏でることが出来る楽器ですが、(和音楽器)

 管楽器やチェロなどは たった1音しか出せない楽器なので(単音楽器)

 3台のフルートでも 音は 同時に3つしか出ていないのです。




 シンプルな音色のコンサートを聞く緊張感を 上手く表現できませんが
 普段の生活で 否応なしに聞こえてくる雑音の中から 必要な音だけ聞き分けているアバウトな「私の耳」に
 非常に繊細な音だけを 与えることができて とても良かったと思います。 
by saint-arrow-mam | 2019-07-12 09:04 |   コンサート | Comments(4)
Commented by うつきよう at 2019-07-12 14:08 x
 吹き口をくわえて息を吹き込む管楽器と違い、
 フルートは、吹き口と口との間に隙間があるので、
 吹き込む息をすべて「音」にするのがとても難しい楽器ですね。
 私のギター教室の生徒さんで、ご主人とアンサンブルの同好会に所属している方がいて、
 ギターの発表会に、フルートを吹かれるご主人と二重奏を披露してくださるのですが、
 かなりなアップテンポの曲も吹かれるので、ご主人はそれなりに年数を重ねていらっしゃるとは思うのですが、
 失礼ながら、間近で聞くと、息の半分くらいしか「音」になっていないと感じてしまいます。
 それだけに、プロのフルーティストの音のきれいさには舌を巻くばかりです。
 演奏者のごく近くで演奏を聞くときは、
 聞いている側も様々に緊張しますが、
 息遣い、指使い、音のニュアンスなど、全身を耳にして聞いていらしたのだろうなと想像します。
 良い時間を過ごされたことでしょう。
 最近コンサートの縁に恵まれないので、羨ましいことです。
 
 
Commented by saint-arrow-mam at 2019-07-12 15:23
うつきよう様

狭い会場でしたので、一番前の席しか空いていなくて、
申しわけないことに 私は 先生のすぐ前で聴くことになりました。(笑)

>息の半分くらいしか「音」になっていない、、
そうなんですよね。(笑)
先生には 「オカリナではなく フルートを始めてはどうか?」と たびたび声をかけていただくのですが
私には 上手く音を出す自信が無くて 断り続けています。
特に 発表会などで 先生と生徒さんの音の違いを聞く機会が多く その難しさがわかるだけに 
なおさらのこと 一歩が踏み出せません。

ただ、オカリナとフルートの共通点もあるので
息のコントロール方法や 音のつなぎ方などの技術を 間近で拝見して とても勉強になりました。

自分が演奏するのはドキドキして 数日前から胃が痛くなりますが、
人の演奏を聞くのは 楽でいいです。(笑)
Commented by よし坊 at 2019-07-12 17:04 x
フルートって僕の感覚ではとてもリッチなんです。音色もそうですが奏者がリッチに見えるんです。
ハハハ、チコチャン張りの警備の人に言われちゃう?逆に面白い。
それぞれがそれぞれの乗り物でShingranmaに会いに行く、素晴らしい事です。
皆様の顔を見てさぞやお元気に成られた事と思います。
西洋料理はやっぱり見た目から美味しそうですね。妻は太るからヤダと良く言いますがそうとは限らないし、、、
昨日帰宅しました。書き込み有難う御座いました。月曜日からUP出来ると思います。
今日は整形外科の予約日で朝から出かけて居ました。
Commented by saint-arrow-mam at 2019-07-12 17:25
よし坊様

おかえりなさい&通院やブログアップの準備でお忙しいところ
コメントをいただきありがとうございます。
<(_ _)>

はい、フルート奏者、特に女性のフル―ティストは 同じ女性の私の目から見ても 
優雅でリッチで素敵だなあ、、と憧れていますが、息を使う楽器ですので 腹筋を使い、結構ハードそうです。

はい、Shingranmaが Shinの顔を見る時の表情は 私に向ける表情とは異なりますので、
特別な存在なんだなあ、、、と思います。
私が義父の看病をするために、小さなShinを 長い期間 Shingranmaに預けていた時期があったりしますから、、、、。

月曜日から、、、北海道ブログ、、、、ですね。
楽しみにしています。


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