2018年 11月 18日 ( 1 )

『フェルメール展』

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 日本人の大好きな 画家フェルメール。

 それゆえ、アメリカでも ドイツでも イタリアでも
 美術館に行くと ツアーガイドさんは 何より先に
 まず フェルメールの絵を紹介してくれます。

 嫌いではないですが、へそ曲がりな私は
 フェルメールだけが 特別扱いされることに
 ちょっと 引き気味なんです。

 とはいえ、過去に複製とはいえ 
 多くの作品を 見たときには 感動しましたけど、、、。(笑) 


 ブログ → フェルメール・センター銀座
https://runslowly.exblog.jp/15621519/



 人気があるので チケットが 2,700円と高価な上に、
 連日 多くの来場者が押し寄せているようだったので、
 美術展に行くのは あきらめていました。

 ところが数日前の事、オカリナの仲間が 
「フェルメール展」のチケットを購入したのに 当日 行けなくなったので、、、、と チケットをくださったのです。

 チケットには  11月17日 9:30~ と書かれています。
 日時指定のある 美術展のチケットを見るなんて 初めてです。

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 なんと、フェルメール展は 日時指定入場制です。
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 でも 先日 上野に行ったときに 美術館の前に長蛇の列ができていたのは何だったのかな?
 
 念のため 開館の10分前に上野に行ったところ
 なんと、時間指定のチケットを持っていても 並ばなければならないのでした。

 アンビリーバブル!!!

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 通常の美術展よりも 離れた位置にロープが張られており、絵に近づくことはできません。
 しかも 額にはガラスがはめられているので、遠くからでは正直、本物か印刷かどうかすら わかりません。

 その結果 1枚1枚の絵の前に進み出るまで、じりじりと牛歩。
 そして 一番前列まで来たら、目を皿のようにして 隅から隅まで見るのです。

 係の人が 
「この時間は空いています、、、じっくり見ることができますので 前の人を押さない様にしてください」
 と言ってます。
 
 これで、、、空いてる????
 ふーーーーー。
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 美術展にしては珍しく、1枚1枚の絵の解説が描かれた冊子をもらいましたので、
 その解説文をブログに残します。
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d0174983_13171131.jpg    <<マルタとマリアの家のキリスト>>
       1654~1655年頃

「ルカによる復音書」に登場するマルタは給仕に忙しいが
妹のマリアは キリストの話に聞き入り手伝わない。
キリストはマリアを指さしてマルタにこう語る。
「マリアは良い方を選んだ。

現在知られるフェルメールの作品で 最も大きく、
聖書に取材した唯一の作品。



d0174983_13204447.jpg    <<牛乳を注ぐ女>>
       1658~1660年頃

フェルメールの絵のなかで最もよく知られる傑作のひとつ。

穏やかな光が入る簡素な部屋で、
若い女性が牛乳をゆっくり鉢に注いでいる。
おそらくパン粥を作っているのだろう。

女性、そしてパンや籠、水差しなど室内の静物の
ひとつひとつが、まるで手で触れるかのように
そこに存在している。



d0174983_13282636.jpg    <<ワイングラス>>
       1661~1662年頃

女性が口にあてるワイングラスは ほとんど空で、
男性が継ぎ足そうと待っている。

テーブルや椅子に置かれた楽譜やリュートは男女の「愛」を暗示する。

一方、部屋の窓にの紋章には、馬の手綱を持つ女性が描かれる。
この女性像は「節制」の擬人像で色恋沙汰を戒める寓意であるという。



d0174983_13321260.jpg    <<リュートを調弦する女>>
       1662~1663年

画面には1人の女性しか描かれていないが、
手前に引かれた椅子や、床に置かれた楽器ヴィオラ・ダ・ガンバと
楽譜は もう一人の奏者の存在を暗示する。

窓の外に向ける視線の先には、彼女と演奏するはずの、
あるいは演奏を終えた人物がいるのかもしれない。



d0174983_13401871.jpg    <<真珠の首飾りの女>> 
       1662~1665年頃

窓から光が差し込む室内で、女性が真珠の首飾りを結ぼうと
リボンを手に、壁に架かる鏡を見つめている。

テーブルの上には盥(たらい)や白粉(おしろい)のパフが置かれ、
身支度の最中だろうか。

嬉しそうな表情としぐさが、画面中央に大きく空いた白い壁を
背景に浮かび上がる。



d0174983_13441754.jpg    <<手紙を書く女>>
       1665年頃

机に向かい手紙を書く若い女性が、ふとこちらに顔を向けて微笑む。
女性は個性的な相貌(そうぼう)で、おそらくモデルのいる肖像画だろう。

黄色い上着は、フェルメールの財産目録に記されたものと同一とみられ、
≪リュートを調弦する女≫や≪真珠の首飾りの女≫にも描かれている。



d0174983_13473706.jpg    <<赤い帽子の娘>>
       1665~1666年頃

強い光がハレーションを起こし、女性の姿はぼやけて焦点が合っていない。

現在の写真機の原型であるカメラ・オブスクラを活用したことで知られる
フェルメールは、本作でも写真であれば、明らかな失敗作となるところを
巧みな視覚効果として生かすことで劇的に仕立てた。



d0174983_13541392.jpg    <<手紙を書く婦人と召使い>>
       1670~1671年頃

手紙を書く女主人が俯(うつむ)いているのに対し、
主役のように画面中央に立つメイドは 視線を窓の外に向ける。

背景の絵画は旧約聖書の一場面「モーセの発見」。
この手紙がラブレターならば、女主人の恋はモーセの生涯のように
運命づけられているのだろうか。

フェルメール後期の傑作。


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 買った絵葉書の方が 細かな部分までよくわかる、、
 とは口が裂けても 言わないぞ!!  

 
by saint-arrow-mam | 2018-11-18 08:28 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(10)