2018年 11月 19日 ( 1 )

本『武士の碑』


 大河ドラマも いよいよ大詰め。
 前回の放送では、西郷と幕末以来の盟友であった大久保が ついに仲たがいをしてしまうところまで 話が進みました。


d0174983_19274273.jpg たまたま 隅田区と台東区のツアーに参加することもあって、
 読み始めたのが 伊東潤の 『武士の碑(いしぶみ)』です。


 気に入った本に出会うと 徹夜して読んでしまうので、
 それを止めてくれる人がいないボッチ生活の時には 
 歴史小説は読まない様に 気を付けているのですが 
 この本に 出会ってしまいました。(笑)
 

 ちょうど 大河ドラマを予習しているような感じですので
 俳優さんの顔が 本の中の登場人物とダブって 
 場面ごとに リアルな映像が浮かびます。

 ただ、筆者独特の表現方法なのか、
 シーンを行ったり来たりしながら、話が流れていくので
 気の短い私には 少し イラっとした印象を受ける場面がありました。



 
 学生時代に、歴史が得意な友人が 
「未来は変わるが、過去の歴史は変わらないから好きだ」と言うのを聞いて、
 私には そういう考え方ができないから、歴史に疎いのだと 当時は納得していました。

 でも 歴史の本を読むようになってみると
 1つの歴史的事実を どちらの立場で考えるか、だれの目線でみるかで 解釈が大きく変わり
 そうなると 過去の歴史は変わらなくても その解釈は 後世に変わる可能性がある、、と
 最近の私は思うようになりました。

 本の内容は、、、(以下「BOOK」データベースより)
 西郷隆盛が下野したとの報に接した村田新八は、フランスから帰国。
 大久保と西郷の“喧嘩”を仲裁するため、故郷である鹿児島へ向かった。
 だが大久保の挑発に桐野利秋らが暴発して挙兵、新八もそれに否応なく巻き込まれていく。 ここに、わが国最後の内戦・西南戦争が始まった。
 西郷・大久保の後継者と目された村田新八を主人公に 西南戦争を真正面から描いた渾身の長編小説。



 また 著者の伊東潤氏は 日本IBMから外資系マネジメントを歴任し、コンサル会社を設立した後、
 2007年の『武田家滅亡』でメジャーデビュー。
 2010年に専業作家となった ユニークな経歴の持ち主です。 

 にもかかわらず 華麗なる文学賞受賞歴を持つ作家で

 第1回「本屋が選ぶ時代小説大賞」(2011年)
 受賞作:  『黒南風の海ー加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』

 第34回「吉川栄治文学賞新人賞」(2013年)
 受賞作:  『国を蹴った男』

 第2回「歴史時代作家クラブ賞」(2013年)
 受賞作:  『義烈千秋 天狗党西へ』

 第4回「山田風太郎賞」(2013年)
 受賞作:  『巨鯨の海』

 第1回「高校生直木賞」(2014年)
 受賞作:  『巨鯨の海』

 第20回「中山義秀賞』(2014年)
 受賞作:  『峠越え』

 直木賞にも 毎年のようにノミネートされているので、そのうち受賞する作家だろうと思われます。
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 私の読書スタイルは ジャンルの違う本を 並行して数冊読むことと、
 面白い本に出会うと その作家の作品を読みつくすこと。

 今は 「内館牧子氏の本」と「川内有緒氏の本」と「伊東潤氏の本」の3本立てで
 これから 伊東潤氏の作品を 片っ端から読破して行こうと思っています。

 とりあえず 借りたり買ったりして 手元に用意した6冊。
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 伊東潤氏が次々に新作を書いてくれれば 読みつくすことはないので、
 彼の作風に飽きない限り、「追っかけ」をしようと思います。


by saint-arrow-mam | 2018-11-19 06:00 |   映画・本 | Comments(4)