カテゴリ:  美術・スケッチ( 55 )

『海で逢いたい』2018

 『海で逢いたい』2014
 『海で逢いたい』2017 に続き 今回で3度目になりました。

 いつも同じ会場なので アクセスを調べたり、駅で迷うこともなく
 フットワークも 気持ちも 軽くなります。

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 毎回 同じ感想を持ってしまうのですが、
 どうして 海の中の一瞬を こんなに美しく写すことができるのでしょうか?
 展示されている写真の数だけ 頭の中に いっぱい「?」が浮かびました。

 海の中では 自分の身体も固定できず 常に揺れていますし、
 ましてやカメラは 浮遊している状態ですからコントロールは効かず
 ボケたり ぶれたりして 当然なのに、、、、。

 いくら連写で写しても 相手も動いているわけですから、ピントを合わせるなんて 至難の業。

 添え書きに 「偶然に写すことができた」と 書いていらっしゃる方もいましたが
 ほとんどの方は 時間の許す限り 潜り、カメラを構え続けて やっと写すことができた
 辛抱の賜物なのだろうと思うと 拝見するのにも 真剣になります。

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 ただ それぞれの写真につけられている タイトルを拝見すると 
 「それって 見たままやんか」と 突っ込みたくなる ネーミングが多くあり
 自分の写した写真に名前を付けることは 写すこと以上に難しいのだなあ、、、と思いました。

 自分の写真に 自分で芸術的なタイトルを付けるのは 面映ゆいのかもしれませんが、
 それだけの価値がある写真なのに モッタイナイです。

 ただ、写すだけでなく、写真展の趣旨にポリシーをもっている方達の写真展。
 今年も行くことができて 良かったと思います。

by saint-arrow-mam | 2018-03-28 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(2)

『至上の印象派展』

 「朝からどんより曇り空」「午後から雨が降るという予報」は
 花粉症の私が 外出するための最高の条件です。
 が、、それは 私だけではなかったみたい。

 出かけたのは 国立新美術館ですが、、、、
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 月曜日の午前中というのに 会場には 人、人、人、人がいっぱいでした。

 暗い展示室ゆえ、老眼夫婦は絵に近づかないと 良く見えないのですが 
 とても 近くから見ることなんて できません。(泣)

 仕方がないので 時間をかけて 徐々に絵に近づいていく、、という牛歩戦法で 
 じっくりと 1枚1枚を 見ました。
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 最近の美術展では 「1枚だけ 写していいよ」というサービスが定着していますが、
 今回の1枚は、、、、モネの <<睡蓮の池 緑の反映>>
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 プライベート・コレクションの一つ、スイスのビュールレ・コレクションは
 今まで ヨーロッパ以外で まとまって所蔵品が公開されたことは ほとんどなかったそうで、
 日本でのコレクション展も 27年ぶりです。

 しかも ビュールレ・コレクションは 2020年にチューリッヒ美術館に移管されるので、
 その全貌を日本で見ることができるのは 今回が最後の機会になります。

 特に ポスターになっている ルノワールの <<イレーヌ・カーン・ダンジュール嬢>>は 
 「絵画史上、最強の美少女」と言われるだけあって みずみずしい肌、透き通った眼など 
 この絵に出会えただけで この美術展に来てよかったと思えるくらいです。
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 個人的には 
 ゴッホの <<日没を背に種をまく人>> に注目。
 
 1月に行ったばかりの 『北斎とジャポニスム』のコンセプト通り、
 まさに 浮世絵の影響を受けた作品だったからです。

 美術展と美術展が結びつき 何とも満ち足りた 幸せな気持ちになりました。

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 さらに アントニオ・カナール(カナレット)の <<サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂>> を見て
 自分の中で抱えていた ミッションをクリアできて うれしく思いました。

 実は 2度目にヴェネツィアに行ったときの 予習で、
 イタリア政府が カナレットのリアルな風景画から ヴェネツィアの水位上昇や地盤沈下による水没を 
 食い止めるための手がかりをつかもうとしている ことを知ったのですが、
 彼の作品を ボストン美術館やロンドンのナショナルギャラリーで 見たときには 
 そのことを知らなかったので、 もうチャンスがないかなと ずっと心に留め置いていたのです。

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 そして 珍しく夫婦で意見が一致して、絵葉書より ひと回り大きな額付の複製画を買い求めたのが
 エドゥアール・マネの <<ベルヴェの庭の隅>> です。 (↓ イメージです)

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 素晴らしい美術展を見た後は まっすぐマンションに帰る気がせず、
 青山界隈を散策すると 早咲きの桜が 満開でした。
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 今日も スマホで撮影、そして 10,000歩を越えました。 
by saint-arrow-mam | 2018-03-20 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(2)

『DOMANI・明日展』

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 美術展の開催概要を読むと、、、

    文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、
    若手芸術家が海外の大学や関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度
   (旧・芸術家在外研修)」を1967年度から実施しており、今年で半世紀を迎えます。
    また、本研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、
    今年度で第20回目となります。この、国立新美術館を会場とした、
    天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展に加えて、より小さな規模で
    キュレイションの度合いを高めた企画「DOMANI・明日展 PLUS」を 2015年より
    別途立ち上げました。
    ふたつの企画は、文化庁の新進作家の育成プログラムの第二段階――第一段階として
    海外研修制度で送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指しています。

 ふむ、文化庁が支援しようとするほど 才能のある若者の作品を 実際に見てみたい と思い、出かけました。

 会場には出展作家さんらしき人がいて、若い来場者と直接話をしていらっしゃる様子を見ると
 この美術展が開催される意義を おおいに感じます。

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 それぞれの作品は個性にあふれていて、私の古い脳細胞では 理解しようとするだけ無駄ですが、
 パンフレットの表紙になっている 中谷ミチコさんの「あの山にカラスがいる」という作品は 
 あまりに美しくて すっかり惹きこまれてしまいました。

 これからも 彼女の作品には注目して 追っかけてみたいと思います。

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 私には 彫刻のように見えるこの作品の制作方法がわかりませんでしたので 帰宅後ググってみると
 まず立体を作り、石膏で型を取って 逆レリーフ状態にしたところに 彩色をほどこし、
 透明樹脂を流し込む と説明されていました。

 中谷ミチコさん  http://www.milmil.cc/user/miaart/


            


by saint-arrow-mam | 2018-03-04 15:12 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(4)

my浮世絵ブーム 再来


 [第1次 my浮世絵ブーム] は
 15年くらい前に 「静岡市東海広重美術館」に行ったことがきっかけです。

 それまで、美術の教科書の中でしか見たことが無かった「浮世絵」が
 何枚もの版画摺りを重ねてできていく作業の流れを見て 面白いと思ったのが きっかけで
 それ以来 有名な浮世絵師の名前や作品を覚えるようになりました。

 しかも 縁あって、この美術館には 続けて2年 行く機会がありました。

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 [第2次 my浮世絵ブーム] は
 7年前 クルーズ船で寄港した時に「ボストン美術館」に行ったことがきっかけです。
    その時のブログ → http://runslowly.exblog.jp/14759443

 かなり保存状態の良い一級品の浮世絵に出会ってみると、修復をされ、色が鮮やかで
 日本で見る古い浮世絵と異なり とてもみずみずしく 綿密な筆遣いまでわかる位 きれいでした。

 時代の経過による質感も大切ですが、当時の「色」を知ることも必要なのではないかと思い、
 それからというもの 浮世絵を見るときに 描かれたときの色を想像するようになりました。

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 [第3次 my浮世絵ブーム] は
 4年前 「江戸東京博物館」で開催されていた「大浮世絵展」に行ったことがきっかけです。
    その時のブログ → http://runslowly.exblog.jp/20348604

 実際に亀戸天神に行き、そしてそれが描かれた 広重の江戸百景を見たことで、
 浮世絵が江戸の人にとって とても身近なものであることを知りました。

 その時に購入した 分厚い本は、いまなお手元にあり、浮世絵が話題に上るたびに広げています。
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 そして 今 [第4次 my浮世絵ブーム]に。
 きっかけは 先月 「北斎とジャポニスム」展を見に行ったことが きっかけです。
    その時のブログ → http://runslowly.exblog.jp/26368263

 浮世絵、特に北斎の絵が さまざまな西洋の画家に影響を与えたことを知りました。
 画家だけでなく、ステンドグラスのティファニーやガレの作品を見ると
 ほぼほぼ北斎のスケッチと同じデザインなのですから、驚きました。

 しかも海外で浮世絵、特に北斎の絵が注目されているという記事をよく目にするようになりました。
 であれば、簡単な英語で説明できるようになっておこうかな? と ちょっと向学心が。

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 さらに追い打ちをかけるように NHKで 特番の再放送があります。
 番組名は 『北斎インパクト~世界が愛した超絶アート~』
 2月6日(火) 午後4時00分(90分) BSプレミアムで 放送されます。
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 Shinpapaが上京してくると テレビの主導権を 剥奪(はくだつ)されるので、
 今のうちに録画予約を しておくことにしました。

  番組の内容より
世界で最も有名な浮世絵師・葛飾北斎。その作品は、印象派などの西洋美術のみならず、世界のファッションや、音楽、アニメ、さらには社会思想にまで巨大な影響を与えてきた。NHKは、大規模な特別展を今年開催した大英博物館の研究チームと、8K超高精細カメラを使って作品を調査。なぜ江戸の一浮世絵師が、世界にインパクトを与えたのか、解明に挑んだ。女優の貫地谷しほりが、謎と魅力に満ちた北斎の世界に迷い込んでいく。 

by saint-arrow-mam | 2018-02-02 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(9)

『北斎とジャポニスム』


 ジャポニ【ズ】 ではなく ジャポニ【ス】 ???? それってなんだろうと、、、と 興味を持ち、
 私にしては 珍しいことに 美術展に行く前に ちょっとだけ予習をしました。

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 ブリタニカ国際大百科事典によると 「ジャポニスム」とは
19世紀後半に日本美術の影響を受けてヨーロッパ,アメリカ合衆国で盛んになった美術の傾向。絵画,版画,彫刻,工芸,建築,写真など,美術のあらゆる分野にわたり,1856年頃から 1910年代にかけて,フランスを中心に広く各国に見ることができる。ルネサンス以来の伝統的美術表現が,近代的感覚に適合しなくなってきたため,これを打破し新しい芸術を生み出そうとしていた芸術家たちが,開国によって知った日本の美術の斬新で高い質に衝撃を受け,そこから多くを学んで生まれた傾向である。

 そして 国立西洋美術館で開催中の『北斎とジャポニスム展』のHPによると
19世紀後半、日本の美術は 西洋の人々を魅了し、”ジャポニスム”という現象が生まれました。中でも注目された存在が、天災浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その影響は、印象派の画家をはじめとして欧米の全域にわたり、また絵画だけでなく彫刻や装飾工芸などあらゆる分野に及びました。北斎は、西洋美術の近代の扉を開ける原動力となったのです。
本展は、西洋近代芸術の展開を”北斎とジャポニスム”という観点から編み直す、世界初の展覧会です。国内外の美術館や個人コレクターが所蔵するモネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをはじめ 西洋芸術の名作220点と北斎の錦絵約40点、版本約70冊の計約110点による”東西・夢の競演”です。

 フムフム、、、
 北斎の作品と モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガン などの名作を並べてみる機会なんて初めてです。

 ただ、お江戸の場合、混雑するので せっかくの美術展を遠くから ちらっとしか見ることができないのが問題。
 
 そこで ゆっくりと比べてみるために 目指すは 朝一番。
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 9時30分開館なので、9時過ぎに行ったのですが すでに行列ができていました。
 でも 前から50番目くらいですから、ラッキー。
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 中に入ってからは、最初のグループが見ている展示を抜かして、少し先から見ることにしました。

 その結果 誰もいない部屋で、北斎の版本や錦絵を 驚くほど間近でじっくりとみることができ、
 セザンヌやモネ、特にガレの花瓶のデザインを 右から左から覗き込んで見ることができたので、
 両者の類似点をしっかりと確認し とても勉強になりました。
            パンフレット    ↓
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 作品数も多く、充実していたので、ジャポニスムということを離れても
 充分に楽しむことができる完成度の高い展覧会になっています。

 個人的には 大好きなギュスターヴ・クールベの作品を見ることができて 嬉しかったですし
 普段あまり目に触れることのない、ガレやティファニーの作品を みることができたことも 大きな収穫でした。

 「富嶽三十六景」の影響を受けて描いたアンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」を じっくりと見比べて
 その類似点を知ることができたのは、早起きをして 美術館の開館前に並んだ ”ご褒美”だと思います。
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 興奮が冷めない老夫婦は いつも満席で入ることができない 喫茶室へ。
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 貸切りの店内で あれが、それが、、と 今、見たばかりの絵について
 思う限りの話をしながらのコーヒータイムは  至福の時間でした。
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by saint-arrow-mam | 2018-01-20 19:15 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(3)

『日本の家・1945年以降の建築と暮らし』

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 日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、図面、写真、映像などを通して紹介する壮大な試みで、
 東京より先に ローマのMAXXI(マキシ)国立21世紀美術館 で開催されたそうです。
 
 MAXXI(マキシ)国立21世紀美術館は ザハ・ハディド氏が設計した美術館で
 2015年にローマへ行ったときに訪れた のですが インテリアも含めて 
 美術館自体が 近代的で素晴らしい建築物でしたので
 さぞかし作品とマッチして 印象が良かったのではないかと思います。
 
 それに比べて 日本の国立近代美術館は ちょっと地味ですが
 建物が北の丸の美しい石垣に囲まれているということで 私的にはポイントが高いです。(笑)
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 私には「美術館」と「1945年以降の日本の家」が どう結びつくのかわからず
 ???と思いながら入ると、、、
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 展示ブースは13あるのですが、1番目からびっくり!!
 これほど充実した建築に関する展示を見たことがないので ”口(くち)アングリ”。

 日本の住宅建築を成立させる条件が 大きく変わった戦後に焦点をあてているのが とても面白い。
 
 一つ一つを 真剣に覗き込んでいると 時が経つのを忘れてしまいそうです。
       (4つ目のブースから 撮影可です。)
 
 本当によかった、、
 これほどの展示を見ることができるなんて ラッキーとしかいいようがありません。
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 建築設計に携わる仕事をしているように見える男性に混じって
 薄化粧の若い女性たちが 真剣なまなざしで見ていたので なんだか嬉しくなりました。 

以下 国立近代美術館のサイトより抜粋

1. なぜ戦後の日本の家なのか?
日本の住宅建築におけるターニングポイントは、戦争の終わった1945 年。それまで都市部の人のほとんどは借家に住んでいましたが、一面が焦土と化し、住宅が圧倒的に不足する中、自ら土地を買って持ち家を建てることが、政策により推進されたのです。1950年には建築士法が施行され、多くの個人住宅が「建築家」によって設計されるようになりました。
欧米の多くの国では、建築家の仕事の中心は公共建築なのですが、日本の場合は、一人の建築家が、公共建築も個人住宅も手がけることが相当数あります。建築界で最も栄誉ある賞といわれるプリツカー賞の日本人受賞者が、多数の住宅建築を手がけているというのは、実は結構驚くべきポイントなのです。
2. 錚々たる建築家の作品が登場
本展の特徴の一つは、語り継がれてきた名作から現代社会を反映する話題作まで幅広く取り上げること。
例えば、1950年代のアントニン・レーモンドや丹下健三の自邸、無印良品の住宅商品シリーズのひとつ「木の家」の礎となった《箱の家》(難波和彦、1995 -)をはじめ、《中野本町の家》(伊東豊雄、1976)、《ニラハウス》(藤森照信、1997)、《森山邸》(西沢立衛、2005)など様々なタイプの住宅建築が登場します。

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 やっぱり 東京っていいよなあ。
 

by saint-arrow-mam | 2017-10-19 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(6)

『上村松園ー美人画の精華ー』


 なんと なんと 今まで 何を見てきたのでしょうね。

 美術館の入り口で 上村松園氏が「女性」だと知り 夫婦で落ち込んでしまいました。
 美人画で有名な 上村松園のことを 今日まで ずーーーっと 男性画家だと思い込んでいた愚かな夫婦。
 美人画を描くのは 男性ばかりではないのに、、、全く恥ずかしいことです。

 ということで 今までに何度か見る機会があった名画を
 今回は 新鮮な目で 改めてじっくりと見ました。

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 山種美術館が所蔵している18点の上村松園の作品のうち 17点が出展されています。

パンフレットより 
「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」と語り、生涯を通じて女性たちの姿を描き続けた上村松園当館創立者で初代館長の山崎種二が松園と親しく交流したことから、現在山種美術館には、《蛍》、《砧》などの代表作を含む18点が所蔵され、日本屈指の松園コレクションとして知られています。

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 展示されているのは 主として上村松園が 60歳から70歳までの後期の作品なのですが、
 若い頃と全く変わらず、細部まで丁寧に描かれていることに驚きます。

 有名な男性画家の中には 60歳を過ぎたあたりから タッチが大雑把になっている人がいますが
 上村松園の作品は 30代の作品よりも 60代の作品の方が むしろ細やかで繊細な描写がされています。

 上村松園の作品以外にも 菱田春草や池田輝方による江戸風俗の女性たち、
 和田英作、鏑木清方、伊東深水らによる古今の和装や洋装の美人、
 小倉遊亀、片岡球子ら女性画家が描く凛とした女性たちなど、
 バラエティに富んだ美人画が展示されていて 見ごたえがありました。

 1枚だけ 撮影可能でしたが、ガラス越しですから上手く写せません。

                    ↓ 山種美術館所蔵 「砧」
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 雨が降る 肌寒い日でしたので 美術館は空いているだろう と思って出掛けたのですが、
 そう上手くいきませんでした。

 でも これでお天気が良い日だったら どうなるのでしょう?
 考えるだけでも恐ろしいです。

by saint-arrow-mam | 2017-10-18 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(6)

『ボストン美術館の至宝展』

 2017年 芸術の秋。
 東京では 様々な美術展が開催中ですが、第1弾として 『ボストン美術館の至宝展』へ。

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 アメリカのボストン美術館には クルーズで寄港した2011年の9月に Shinpapaと行きました。
 クルーズ前の予習で 岡倉天心の功績を 本で読んで行ったので、
 実際に ボストン美術館で東洋美術部門の素晴らしい作品と「天心園」を見た時には とても感動しました。 

   北米クルーズ 20日間の旅 ボストン  http://runslowly.exblog.jp/14759443/

 でも 驚くことに Shinpapaは 全く記憶にない、、そうです。(泣)
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 平日の午前中ですので、、、、空いている、、ハズなのに なんと40分待ち、、、
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 なんで?どうして?? 
 きゃーー、今日はシニアデイで 65歳以上の高齢者は無料の日なんですって。

 ガーーーン。
 でも Shinpapaと行けるのは 今日しかないので仕方ありません。
 
 当然、有名な作品の前には 人だかりができていて 近づくことができませんし、、、

           左:セザンヌ「卓上の果物と水差し」       右:モネ「睡蓮」 
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 名作を間近で見ようとする人たちが 絵を取り囲み 全く動こうとしないので
 素通りするしかありません。
 
           左:英一蝶「涅槃図」       右:喜多川歌麿 三味線を弾く美人図
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 ただ、 アンディ・ウォーホルの「ジャッキー」に また 会えましたし、、、

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 アメリカの画家の作品は人気がなかったので
 サージェントの作品を 一番前でじっくり見ることができました。

          ジョン・シンガー・サージェント 「フィスク・ウォレン夫人と娘レイチェル」

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 大きくて広いボストン美術館が 所有している数多くの作品を考えると
 東京のボストン美術館展は 出展数が少ないので ちょっと寂しいのですが
 館内のシアターで見せてくれていた ボストン美術館そのものの映像や ボストンの街の様子は
 6年前のことを 懐かしく思い出させてくれる 優れものでした。

by saint-arrow-mam | 2017-09-20 20:49 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(2)

『サンシャワー』東南アジアの現代美術展


 所用があって 乃木坂に行くついでに 駅に直結している国立新美術館に立ち寄り
 ASEAN設立50周年記念で開催されている 東南アジアの現代美術展『サンシャワー』展に。

 日曜日に美術館に行くのは 無謀なのですが、
 同時開催されている森美術館が人気があるのに比べ 国立新美術館は混雑していないという評判でした。
 入場料金が2館共通で1,800円、単館で1,000円なので 単館だけ という人が多いのではないでしょうか?

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 パンフレットより
 1980年代から現在まで人口約6億人。多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域ではダイナミックで多様な文化が育まれてきました。経済発展が目覚ましい近年、その現代アートの動向にも世界中から大きな注目が集まっています。「天気雨」を意味する展覧会タイトル「サンシャワー」は、東南アジア地域では頻繁にみられる気象現象であり、紆余曲折の歴史を経てきた同地域を表すメタファーでもあります。
 本展は、時代の潮流と変動を背景に発展した東南アジアにおける1980年代以降の現代アートを、9つの異なる視点から紹介する、史上最大規模の展覧会です。

 現代美術は 何を表現したのか 作品のタイトルを見なければ 正直わからないところがあります。
 しかも 絵画だけでなく 空間そのもので表現している場合もあるので、
 立ち位置によって 作品から受ける印象が変わるのは 面白いです。

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 広い会場でしたが、ASEAN10カ国、80組を超えるアーティストの作品が 所狭しと展示されていましたが
 人の数はそれほどでもなく ゆっくりと見ることができました。

 今まで東南アジアの美術には 民族性やその国の風土、歴史を感じるものが多いと思っていたのですが
 その固定概念とは全く異なる ダイナミックで新しいアートの世界でした。

 「六本木」という場所は「上野」と異なり、草間氏を始め この「サンシャワー」展のような現代美術を
 すんなり受け入れることができる 不思議な雰囲気があります。

by saint-arrow-mam | 2017-07-31 06:00 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(4)

『アルチンボルド展』


 美術館には 夏休みになる前に行っておきたいので
 「梅雨明け」→「暑さが厳しい予想」→「人が少ない」→「連日の美術館」となりました。

 ル・コルビュジェの建築作品として 昨年、世界文化遺産に登録されてから 初めて訪れる西洋美術館です。
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 入場料を払ってでも行きたい と思っていた『アルチンボルド展』ですが
 運よく チケットを 当選してゲットできたのです。
      http://runslowly.exblog.jp/24356122/


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 ハプスブルク家の宮廷で活躍した彼の作品は、ウィーンを始めとして ヨーロッパの美術館で 数多く目にしましたが、
 アルチンボルドの作品は 人気があるので まとめて見ることは難しく、
 今回は「四季」も「四大元素」も 東京に集結するというので 世界でも大変貴重な機会だと言われているそうです。
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 <<>> <<>> <<>> <<>>
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 <<>> <<大気>> <<>> <<大地>>
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 アルチンボルドが これらのユニークな作品を 神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世に捧げていることから
 モチーフを集めて人間が出来上がり、それらがときや世界を象徴することで 
 世界を統(す)べる皇帝を称揚するという、高度に知的で洗練された絵画芸術だ といわれていますが
 私には まるでクイズのような「謎解き絵画」のイメージを持っていました。

 ところが 今回は 油彩10数点や素描を中心に およそ100点もの作品が出品されているので
 ユーモアのある絵画の中に 彼の知略のベーシックな部分を見ることができて 勉強になりました。
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 また、会場入口のパネルの前に立つと 自動的に自分の顔をアルチンボルド風に表現してくれる仕掛けがありました。

 行列すること5分程度。
 外人さんも 一生懸命にトライしていました。(右)
 初公開,、、Shinpapaの顔です。(左)
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by saint-arrow-mam | 2017-07-20 09:06 |   美術・スケッチ | Trackback | Comments(6)