カテゴリ:  コンサート( 52 )

異色のコンサート


 オカリナを教えていただいている みなみ先生のコンサートです。
d0174983_19185449.jpg

 東京や千葉の音楽教室で サックス、クラリネット、ギターなどを 教えていらっしゃる
 講師の先生が集まってライブコンサートを開く、、と聞くと、
 クラシック? いや ライブだから せいぜい映画音楽や軽音楽? と思っていきました。

 ところが 「ボサノバ」あり 「ジャズ」あり こてこてのライブで
 夏らしく全員浴衣姿でしたが 演奏曲とのギャップが、、、、。(笑)
d0174983_19185840.jpg

 手前でサックスを吹いているのは 男性なんですよ。(笑)

 巧みな話術で 笑いもあり 一見、おちゃらけのようですが
 音大出身の皆さんだけに 個々の演奏力は さすが。

 みなみ先生が フルートの演奏で クラシックではない曲を演奏されるのを 聞いたのは 初めてでしたが 
 決して 軽々しく雑に演奏されることなく、
 どんな曲であっても 曲想に似合う様な 美しい音色を出そうとされていることが
 ひしひしと伝わってきて 感動しました。
d0174983_19190178.jpg
 
 普段のレッスンで 私にしてみれば クラシックの楽器ではなく たかが素焼きのオカリナを吹いているのに
 ひとつひとつの音の出し方に こだわるように 事細かに指導され、
 さらに 曲としてまとめ、どんな曲であっても美しく響かせる演奏技術を求められる みなみ先生に
 なんだか申し訳ない気持ちがしていました。

 でも、今日、先生の演奏を聞いて どんな楽器でも どんな曲でも 絶対に軽く見てはいけない、
 楽器を演奏するうえで一番大切なのは 曲と正面から向き合い、
 ベストな演奏をしようと努力することなのだ と 教えてもらった気がします。

 それは ギターを演奏された マサト先生も同じで、
 素晴らしい演奏を 聞かせていただき、感動しました。

d0174983_19190496.jpg

 類は類を呼び 同じような考えの方が 集まって演奏される少人数のコンサートは 
 楽器を習っている者には ただ聞くだけはなく、その姿勢がとても勉強になる 貴重なコンサートでした。

 ここ数日、体調がすぐれませんでしたが、思い切って出かけてよかったと思います。
by saint-arrow-mam | 2018-08-11 20:01 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

コバケン&三浦文彰 コンサート


 今月2回目のコンサートです。

 樫本氏の生演奏を 聞くまでに 5年かかりましたが、
 三浦文彰氏の生演奏を 聞くまでにも 2年かかりました。

d0174983_15241988.jpg


 私が 彼の名前を知ったのは 大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽を演奏したことが きっかけで
 それ以来、彼の生演奏を聞いてみたいと思い、チケットを探し始めました。

 ところが 当時、三浦氏と一緒に演奏をしていた辻井氏は すでに有名なピアニストでしたが
 彼の人気も 大河ドラマを境に急沸騰し、コンサートのチケットが超レアなプラチナチケットになってしまい、
 私には 手の届かない存在になっていました。

           

 
 若干25歳の 三浦 文彰氏ですが
 プロフィールは 樫本氏に 負けず劣らず 華麗です。

 以下 HPより

 2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に大きな話題を集めた。
 2006年、ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール第2位、2009年、ハノーファー国際コンクールにおいて最年少優勝を果たし、同時に聴衆賞、音楽評論家賞も受賞、2009年、出光音楽賞受賞。
 これまで、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどに参加。ハンブルク北ドイツ放送響、ミルウォーキー響、オレゴン響、ユタ響、ウィーン室内管、ニュルンベルク響など国内外で多くのオーケストラと共演するなど、国際的な活動を展開している。
 2012年には、プラハ・フィル、2013年にはシュトゥットガルト放送響との日本ツアーを行った。

 2016年NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽で、ヴァイオリン・ソロを演奏。
 使用しているヴァイオリンは ストラディヴァリウス1704年製作“Viotti”。

d0174983_23431527.gif
 読売交響楽団の演奏を聞くのは 今年の3月、アラベラ・美歩・シュタインバッハ―のコンサート以来で
           ブログ → https://runslowly.exblog.jp/26554329/
 
 指揮者のコバケンこと 小林 研一郎氏のタクトを 見るのは 2014年以来です。   
           ブログ → https://runslowly.exblog.jp/20574478/

 それに対して コンサート会場の 「アプリコ」は初めてだったのですが
 区立のホールにしては 音響が良い 素晴らしいコンサートホールでした。

 しかも その「アプリコ」20周年の記念コンサートでしたので 格安のチケットだったことも 有り難いです。

d0174983_20593933.jpg

 お江戸には 大きくて立派な公立コンサートホールがいくつもあり、
 それらが 有効利用されていることを いつも羨ましく思います。

d0174983_16221668.jpg


 三浦氏らしい、キレの良い、高音がギリリ、ビビビ と響いてくる力強い演奏方法で、個性的ですが、
 樫本氏の演奏を聞いた後のコンサートだけに、 
 申し訳ないですけど、実力の差、年齢の差を感じました

 結果、今まで私が聞いたことのあるヴィオリニストのランク分けをするならば、
「樫本氏」と「彼以外の演奏家」。
どう考えても、樫本氏は、別格です。

 それにしても コバケンのタクトはいつもながら情熱的で素晴らしかったです。
 ああそれなのに、、、、
 それに対応できない 読売交響楽団の演奏は、、、、辛すぎます。

 読売のコンマス、、もっと頑張れ!!

by saint-arrow-mam | 2018-07-08 21:17 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

樫本大進&キリル・ゲルシュタイン コンサート


d0174983_21363466.jpg


 樫本大進氏の生演奏を聴くまでに 約5年もかかりました。
 ドイツに本拠地とする彼が 来日して演奏してくれる時期が限られている上に
 とても 人気があるので 私が気が付いたときには すでにチケットが手に入らないのです。

 昨年12月に NHKの「プロフェッショナル」という番組 で取り上げられ、
 彼が コンサートマスターとして いかに大変な仕事しているかを知ってからというもの
 何が何でもチケットを手に入れるぞ、、という 気持ちのスイッチが入り、
 ほぼほぼ毎日、彼に関するHPを見て コンサート情報をチェックしていました。
d0174983_10554098.gif

 樫本氏について 今さら 書くまでもないと思いますが、

以下 Hpより 抜粋
1979年ロンドン生まれ。
1990年、第4回バッハ・ジュニア音楽コンクールでの第1位を皮切りに、1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクールでの1位など、5つの権威ある国際コンクールにて優勝。ドイツを拠点にソリストとして世界の舞台で演奏する傍ら、2010年よりベルリン・フィルの第1コンサートマスターを務める傍ら ソリストとしても活躍している。
使用楽器は1674年製アンドレア・グヮルネリ。

1995年アリオン音楽賞、1997年出光音楽賞、モービル音楽賞、1998年新日鉄音楽賞フレッシュアーチスト賞、平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞、2011年兵庫県文化賞、チェンジメーカー2011クリエーター部門、ドイツに於いてはシュタインゲンベルガー賞、ダヴィドフ賞を受賞。

d0174983_10554098.gif
 
 オーケストラをバックにしての彼の演奏を聞いてみたい気持ちもあるのですが、
 出来れば 彼の演奏を無伴奏で、、、それが無理なら せめてピアノ伴奏だけで
 可能な限り、彼のヴァイオリンの音色や息遣いが ストレートに聞こえるようなコンサートを 
 音響効果の優れた 小さ目のホールで聞きたい と思っていましたので
 4か月以上前に チケットを手に入れたときには うれしくて興奮しました。
d0174983_23431527.gif

 コンサート会場は オペラシティー・コンサートホール。
 新宿から ひと駅下った「初台駅」と直結しています。
d0174983_23132991.jpg

 ホールは縦長で 両サイドに席があるので、配置は ウィーンの楽友会館に似ています。
d0174983_23145918.jpg

 今回、ピアニストが ソロ演奏でもコンサートを開催できるほどの腕前を持つ キリル・ゲルシュタインですので
 どんな演奏が繰り広げられるのか 期待大でした。

 案の定、ピアノとヴァイオリンが 同じ旋律をバトンタッチして演奏するかと思えば
 演奏スキルを競う合う様なパートもあり そういう意味では選曲が良かったのだと思います。

 また お互いを引き立てあう様な 強弱の付け方や 
 曲を盛り上げていく迫力は 2人共が ”プロ中のプロ”であるからでしょう、
 半端ない 演奏力でした。

 でも いつも2人で演奏活動をしているわけではないので、練習する時間は限られていたはずで
 時々、樫本氏が大きく体を動かすジェスチャーをしたり 大袈裟に息を吐くことで 
 出だし音のタイミングを合わせていたのが 印象的でした。
 なにせ 彼は 猛獣集団と言われるベルリン・フィルのコンサートマスターですから、リードなど お手の物でしょう。
d0174983_23431527.gif 私は 今まで これほど美しく、切なく、甘く、繊細で、まろやかでありながら
 音に奥行きを感じるような ヴァイオリンの演奏を聞いたことがありません。
 正直、今まで素晴らしいと思って聞いていたヴァイオリンの音って なんだったのかと思うくらい感動しました。

 樫本氏は 現在39歳。
 若い演奏奏者のように 技術が先行し、荒々しさが耳に触るような演奏ではなく、
 かといって 老齢演奏家のように 自己流でクセのある演奏でもない
 失礼な言い方をすれば、ヴァイオリニストとして成熟し まさに脂がのった最高の年齢なのではないかなと思います。 
 
 この歳になって 彼の演奏を生で聞くことができたことは 私にとって これ以上ないほどラッキーなことだったと思いますし、 
 私の老い先が短いことが幸いして、今日の演奏を きっと一生覚えていられるだろうと思うと 感激 on  感激です。

 実は この週末に 聞いてみたいと思っていたもう一人のヴァイオリニストのコンサートに行く予定ですが、
 樫本氏の演奏を聞いた後では どうしたものかと悩んでいます。

by saint-arrow-mam | 2018-07-02 00:59 |   コンサート | Trackback | Comments(4)

新緑のひとときコンサート

d0174983_15420463.jpg


 いつも オカリナを教えてくださっている先生は 現役のフル―ティストで
 太田嘉子先生に 師事されています。

 2016年の12月に 太田先生の同門会のコンサートに伺った時に 
 積み重ねた経験が滲み出た 艶のある演奏をされる太田先生を拝見して
 若い人に この妖艶さは真似出来ないだろう、、、と思いました。

     ブログ → https://runslowly.exblog.jp/23741018/

 サイトによる 太田嘉子先生の略歴。
   東京芸術大学卒業。ウィーン国立音楽大学を教授全員一致の最優秀で卒業。
   帰国後サントリーホール、東京文化会館、津田ホール、カザルスホールなどで
   度々リサイタル、室内楽演奏会を開催。
   オーケストラとの共演、NHK教育番組、NHK-FMなど音楽放送番組にも出演。
   ウィーン、北京、ワシントンDC、デトロイトでの海外公演では各国の新聞、
   雑誌などでいずれも絶賛され国内外で活躍。
   ウィーンフィルのクラリネット奏者A.プリンツ氏やG.マーラー弦楽四重奏団との
   室内楽「ウィーンの風コンサート」公演やCD収録も多数行っている。

   聴衆との一体感を大切にした「ひとときコンサート」なども企画し、
   地域音楽文化活動にも貢献している。

   2008年4月にはクロアチアに招かれ、世界遺産の街ドゥブロヴニクで
   モーツァルトのフルート協奏曲、ヴァラディーン、ザグレヴで公開レッスンや
   演奏会を行い、好評を博す。
   昭和音楽大学、及び短期大学部講師。聖光学院芸術講座講師。
   日本フルート協会理事

 プロとして人前で楽器を演奏するには、「聞かせる」だけでなく 「魅せる」スキルも必要だと思うのですが、
 その点で 太田嘉子先生は 抜群の存在感があるフルーティストです。
d0174983_23473963.gif

 今回のプログラムの中で 特に面白かったのは バッハ『シンフォニア』選集の 「トリオ編曲版」でした。

 「シンフォニア」は バッハが息子のために書いた、両手を工夫して3声(パート)を一人で弾く鍵盤作品で
 ピアノをある程度 習った人なら弾いたことがある「バッハ インヴェンション」と同様の 練習用に作られた作品です。

 今回は そのピアノ用の楽譜を フルート・ファゴット・ピアノ3声、の合計5声に編曲されていたのですが
 編曲者が  綿引浩太郎氏 という 若い青年。
 そして その彼が たまたま私のすぐ前の席に座っていたのです。 

 目立たないように 大人しく座っていらっしゃったのですが、
 関係者と思われる多くの方が 次々にあいさつに来るので、
 彼が 綿引氏であることが すぐにわかりました。

 その彼が ご自分が編曲した「シンフォニア」が演奏され始めると、
 無意識だと思いますが 体を硬直させたり、リズムを細かく刻んだり、肩を上げたり、下げたり、
 演奏に合わせて 全身に力が入っている様子が伝わってきて (失礼ながら)面白かったです。

d0174983_23473963.gif

 また 最後の曲目は メンデルスゾーンのピアノ三重奏(通称 メントリ)。 
 オリジナルは ピアノ と ヴァイオリン と チェロで演奏する曲ですが
 それを ピアノ と フルート と ファゴットで 演奏する??

 実は この曲は演奏時間が30分もかかる メンデルスゾーンの大作ですから、
 フルートを30分も ずっと吹き続けるなんて体力的に無理では? と演奏に半信半疑でした。

 私もカラオケなら 2時間程度 オカリナを吹き続けますが、それは 練習だからお気軽にできるのであって、
 コンサートで緊張をして吹くと たった1曲でも のどがカラカラ ヒーヒーになり、呼吸困難に陥ります。(笑)

 当然、腹筋をずっと使いますし、横隔膜で息をコントロールして 30分も吹き続けるなんて、、、、
「神業」を見せてもらった気がします。
d0174983_23473963.gif

 このところ、Shinpapaは コンサートに同席せず、
 コンサートの間 近くの本屋さんか喫茶店で待ってくれるようになりました。
 
 本人も その方が気が楽と言いますし、私も隣で寝られるよりは、
 ボッチの方が 落ち着いてコンサートを楽しむことが出来ます。

 でも 昨晩、コンサート終了後に 待ち合わせ場所に行くのを忘れそうになり、焦りました。(笑)
by saint-arrow-mam | 2018-05-10 08:17 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

読響とアラベラ・美歩のコンサート

d0174983_22205865.jpg アラベラ・美歩・シュタインバッハ― という ヴァイオリニストの名前を知ったのは
 先輩ブロガーの 2015年のブログ ですから 3年も前の事になります。

 ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれた彼女は、
 ゲルギエフ、マゼール、パッパーノ、シャイーといった数多くの巨匠指揮者たち、
 世界を代表するオーケストラとの共演を 次々と成功させ、
 今やドイツ音楽界の新時代を担う地位を確立した
 素晴らしいヴァイオリニストなのですが、
 現在、ミュンヘン在住で、主な活躍の場がヨーロッパなので
 日本での公演は 数えるほどしかありません。



 待ちに待って、2018年の3月に東京でコンサートがあることを知り、
 チケットを購入したのが 昨年の事。

 そして やっと コンサート当日になったのです。

d0174983_22040726.jpg

 ただ、嬉しくて 嬉しくて、、、、早めに 東京芸術劇場へ。
 豊洲からは 地下鉄の有楽町線で乗り換えることなく 20分で行くことができます。
d0174983_22041042.jpg

 Shinpapaは コンサートに行かないというので 今日はボッチですが
 マチネなので 昼間の数時間 お留守番をしてもらうことに、、、。

d0174983_22592219.gif

 読売交響楽団の演奏を聞くのは初めてですが、
 ウェーバーの歌劇「オイリアン」序曲は 迫力があって なかなか良い演奏でした。

 そして いよいよ アラベラが「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」を 演奏。
 この曲は 比類がないほど旋律が美しくて だれもが良く知っている曲ですが、
 ほとんど休みなく独奏を弾き続け、技巧的なパッセージを必要とするので 聞きどころが多く 私の大好きな曲の一つです。 

 彼女の演奏は レベルが高すぎて 上手く表現する言葉が見つかりませんが、
 ストラディヴァリウスのやさしい音色だけでなく、「癒しの波長」も一緒に出ている、、、そんなイメージを受けました。
 特に高音部の響きが美しく、単純に張りつめただけの音ではなく、心の中にすーーーと消えていく不思議な音でした。

 アンコールでは バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ の第3番「ラルゴ」を演奏してくれましたが
 実力者としての貫録を びんびんと感じる演奏でした。

 もっと聞きたい、また聞きたい、、と思うヴァイオリニストですが、
 今回は 年齢的に、演奏技術に円熟味が増した 彼女のもっとも良い時期の演奏を 
 聞くことができたのではないかと 思っています。

          

 最後に 読売交響楽団の演奏で シューマンの「交響曲 第3番 ”ライン”」を聞きました。
 ”モルダウ”と同様に シューマンが 「父なるライン河」に思いをはせて作曲した傑作で
 親しみやすい旋律なのに 明るい雰囲気で演奏されず 
 もっと生き生きとしたメロディーであるはずなのに、、と 聞きながら ジレてしまいました。

 K=D・アズマ氏のタクトは 温かく元気いっぱいだったのに、、、、残念でした。

 ちなみに コンマスの長原幸太氏は 広島で近所に住んでいたので子供の頃を知っているのですが、
 すっかり 良いおじさんになっていて 時の流れを感じました。(笑)

by saint-arrow-mam | 2018-03-11 06:00 |   コンサート | Trackback | Comments(4)

森田香織 チェロ・リサイタル


 つい先日 行ったばかりの日暮里サニーホールへ 再び 行くことになりました。

 このホールで 不定期にコンサートを開催されている吉田旅人氏の主催で行われる チェロ・リサイタルです。

 強烈な咳止めを飲んで、持参した咳止めシロップを直前に飲み、その後のど飴を食べ、分厚いマスクをする、、、
 これ以上 ないぞというほどの 「咳対策」を講じて、、、。
d0174983_14591790.gif

d0174983_14161523.jpg

 開演すぐに 吉田氏が バッハの「プレリュード」と「コラール」を ピアノ演奏され、
 その後
 バッハの無伴奏チェロ組曲の第1番 を 森田さんがソロ演奏されました。

 組曲最初の「プレリュード」は 有名な曲ですので、 ヨーヨーマ氏の演奏で。

           

 その後、シューベルトの無言歌 「冬の旅」全曲
 吉田氏がピアノ伴奏し、主旋律の歌うべきメロディーを 森田さんがチェロで演奏されました。
 全曲ですから 全部で24曲もあるのです。

 演奏時間は ほぼほぼ2時間。
 森田さんは ずっとチェロを弾きっぱなしでしたが、
 最後まで 音がぶれず安定してチェロを奏でていらっしゃることに 正直 驚きました。

 大変失礼ながら、パンフレットを拝見した時には まだ20代の女性だろうと思っていたのですが、
 実際に拝見した森田さんは 熟年のベテランチェリストでした。
d0174983_14494363.jpg

 それだけに 体力が必要なハードな曲を 吉田氏のピアノに合わせて 2時間も通し演奏するなんて
 日頃の練習量がどれほどのものか、、、プロの演奏家のすごさを 思い知りました。

 一方 吉田氏はピアノの伴奏で頑張っておられましたが 歌うことと違って、
 最後は 少しお疲れになっていたように お見受けしました。
           (そりゃそうだよなあ、、、)

 私には チェロの指使いを、弓の動きを 間近で拝見することができる めったにない貴重な機会でしたし、
 再びクラシックの名曲に触れたことで ますますオカリナで クラシックを吹きたくなってしまいました。

 よし、、、頑張ろう!!

d0174983_14591790.gif
 
  <森田香織さんの プロフィール>
    東京都出身。東京藝術大学音楽学部 弦楽器・チェロ専攻を卒業。
    ヨーロッパ各地における音楽アカデミーにて研鑽を積む。
    第1回全日本ビバホールチェロコンクールにて特別賞受賞。
    クラシックでは自身のリサイタル、オーケストラや室内楽等、年間多くのコンサートに出演する。
    その他、J-POPのCD、映像音楽のレコーディングやライブ等にも多数参加、活動は多岐にわたる



 

by saint-arrow-mam | 2018-02-28 06:00 |   コンサート | Trackback | Comments(4)

柿内美緒オカリナリサイタル

 d0174983_18425791.jpgオカリナはマイナーな楽器なので、コンサートやリサイタルが開催されるのは 「東京」「茨城」「兵庫」「愛知」に集中しています。

特に 東京では オカリナのサイトや雑誌で情報を見る限り、
ほぼほぼ毎週 どこかでオカリナの演奏会があります。

せっかく恵まれた環境にいるので、
「演奏家」「プログラム」「会場へのアクセス」の条件が揃えば 
出来るだけ行きたいと思うのです。

特に 今回は 憧れのトリプルオカリナの演奏者のリサイタルなので、
行って見たくなり 強い咳止めの薬を飲んで 出かけました。



d0174983_19302088.gif

 オカリナという楽器は 出すことができる音域が狭く 
 1台のオカリナでは 下記の13音に を付けた21音しか出すことができません。
d0174983_19103599.jpg


 でも 最近、さらに音域を広げた ダブル、トリプルという特殊なオカリナが 出現し
 柿内美緒さんと弓場さつきさんは トリプルオカリナの先駆者である大沢 聡氏の門下生です。
d0174983_17460910.jpg

 トリプルオカリナならば、クラシックでもポップスでも 演奏できる曲が増え
 楽しさもトリプルになることは確かなのですが、
 オカリナ1本が 10万円〜20万円もするので 今の私には手が出ません。

 宝くじが当たったら、買いたいものの一つです。(笑)
d0174983_19302088.gif

 リサイタルで演奏された曲は 最後の曲以外クラシックの曲で 
 たいていの場合、フルートやホルン、オーケストラで演奏されることが多い曲で
 これをオカリナで吹くなんて 想像することもできません。

  「パンの笛 より パンと羊飼い」(J・ムーケ)・・・フルートの曲
  「アダージョとアレグロ」  (R・シューマン)・・・ホルンの曲
  「後悔と決心」   (G・ショッカー)・・・・・・・ホルンの曲
  「ガイーヌより 剣の舞」  (A・ハチャトゥリアン)・・バレー音楽
  「カルメンより 4曲」   (G・ビゼー)・・・・・・歌劇
  「EARTH」  (村松崇継)・・・・・・・・・フルートの曲

 演奏力が求められるうえに 指使いの難しいこれらの曲を 
 不安定な音しか出せない 粘土で作ったオカリナ1本で演奏するのですから 
 「優れた音感」と「指の動きのテクニック」と トリプル管ならではの「吹き口を変える速さ」のどれが欠けても無理、、、 まるで神業です!!

 時に高く ピッコロの音色のように響き、 時に低く オーボエの音色のように響く
 トリプルオカリナに 私は 新たな目標を見つけ、モチベーションがあがりました。

 アンコール曲は 「トリッチ・トラッチ ポルカ」 (ヨハン・シュトラウス)
 柿本さん本人ではありませんが、 
 この曲をオカリナで演奏している方がいましたので、(この演奏家もすごい、シングル管で吹いてます) 
 アップしておきます。

            
 
 
 会場には 70人くらいのお客さんがぎっしりで、
 小さなコンサートホールなので、物音が結構 大きく響くのに 見事に静まり返っています。

 私は 薬を飲んでいったのに、困った事に 途中、何度も咳が出そうになって、
 我慢しているうちに 息ができず 苦しくなってしまいました。

 演奏途中で 会場の外に出ることもできず、涙目になるほど 辛かったので、
 咳が止まるまで 今後コンサートへ行くことは難しい、、と思いました。

by saint-arrow-mam | 2018-02-25 06:00 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

JAF会員コンサート『音楽日和』


 申し込みをして 当選したブログをアップしてから 待つこと2か月半。
 やっと この日がやってきました。

   ブログ → http://runslowly.exblog.jp/26174754/

 指揮をする円光寺雅彦氏は 知人の義弟で、、、、、

d0174983_11210922.jpg

 さらに プログラムは Shinpapaにも馴染みの曲ですので 久しぶりにShinpapaと一緒に。

d0174983_11204979.jpg

d0174983_11301986.gif

 会場のサントリーホールは 六本木の森アークタワーの裏手。

 今日は プレミアムフライデーですから、外国人や若い人が街に溢れている、、、と思いきや、寒いからでしょうか 人影は まばらでした。
d0174983_11205489.jpg

 「サントリーホール」には 初めて来ましたが こじんまりとしたホールで
 大萩氏のギターの演奏には ピッタリの広さです。

 なんといっても 本日のメインは 大萩 康司さんのギターですから、、、。(笑)
d0174983_11205763.jpg


 彼の演奏を聞くのは 2度目ですが、前回はソロ演奏でした。

   ブログ → http://runslowly.exblog.jp/25871599/

 今回のように オーケストラとギターの協奏曲となると 見栄えのしないギターリストであれば
 オーケストラに圧倒されて、埋もれてしまう危険性もあるのですが

 大萩氏の存在は 絶大でした!!
 スター性があり、オーラもあります!!
d0174983_11210623.jpg

 曲目は ギターのための協奏曲として知名度の高い 「アランフェス協奏曲」。

 演奏回数が突出していると思われるこの曲の聞きどころは 第2楽章のカデンツァ。
 大萩氏の演奏テクニックに 酔いしれたいと 早くから待ち構えてしまいました。(笑)

 指揮者の円光寺氏とのトークの後、アンコールのソロ演奏。
 曲目は マヌエル・ポンセ作曲の 「エストレリータ」。
 大萩さんのイメージにぴったりの やさしい曲です。

 やっぱり いいなあ、、、大萩さん。
d0174983_11301986.gif

 
 さて、新日本フィルですが、
 NHK交響楽団に比べると、かなり若い年代の演奏家で構成されたオーケストラだったので、驚きました。

 立石 譲と立ち上げた 「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」が 映画「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などの管弦楽を担当し、
 音楽表現が豊かであることは知っていましたが、生演奏を聴くのは 初めてです。
d0174983_11210260.jpg

 Shinpapaは 1曲目の1楽章から すでに寝ておりましたので、
 集中して 演奏を聞くことができ、良かったような、、、。(笑)

 今回のプログラムは
 ロッシーニの 「歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
 大萩氏と一緒に ロドリーゴの 「アランフェス協奏曲」
 リムスキー=コルサコの 「スペイン奇想曲」
 ビゼーの 「アルルの女」組曲第2番より
 ラヴェルの 「ボレロ」と 
 各楽器の ソロ演奏が多い曲目です。

 若い演奏家のソロなので 荒々しい演奏? と思っていたのですが、
 熟練した演奏家とは異なり、音色に勢いがあり、ストレートに心地よく響く演奏でした。

 音に力強さがあるというか、輝いているというか、、、
 当然、指揮者の素晴らしさもあると思いますが、新鮮な響きに、すっかりファンになりました。
 
 曲目にもよるのでしょうから、今度は 少しヘビーな曲も聞いてみたい気がします。

 アンコールは お決まりの「威風堂々」。
 寝ていたShinpapaも この時ばかりは手拍子をして 楽しんでいました。 

by saint-arrow-mam | 2018-02-10 14:37 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

パイプオルガン コンサート

 
 以前 築地本願寺の本堂に入った時 に、頭上に巨大なパイプオルガンが設置されているのを発見。
 寺院にパイプオルガン?と思いましたが、これは旧西ドイツ製で、1970年に仏教伝道教会から寄進されたものだそうです。
d0174983_16572691.jpg

 驚くことに、このオルガンは築地本願寺オリジナルの設計・デザインになっているとのこと。
 正面から見て左右両側に並ぶパイプは6つの山をかたどっていて、「南・無・阿・弥・陀・仏」の6つの文字を表しており、
 フロントのパイプは左右それぞれ48本あり「四十八願」(浄土真宗の中心のお経典より)を表しているのだそうです。

 そのほかオルガンの内部に隠れているパイプを合わせると、パイプの数は合計約2000本あるというのですから、
 素晴らしい音色が聞けるに違いありません。
 
 いつかチャンスがあれば、、と思っていたのですが、
 通院している聖路加病院から近いので 診察が終わった帰り道に、
 毎月最終金曜日のライチタイムに開催されているパイプオルガンコンサート(無料)に行ってみることにしました。
d0174983_14164454.jpg

 30分前に 会場に着いたのに、200もの椅子が ほぼほぼ満席でびっくり。
 なんとか椅子を確保しましたが、広い本堂なのに、、、、すごい人気!!

 コンサートが始まる頃になると さらに 50人を超える立ち見の人がいました。
d0174983_14163681.jpg


 この日の演奏は 伊藤由紀子さんのヴァイオリン と 英 貴子さんのオルガンで
 プログラムは
     ♪タイスの瞑想曲    J.マスネ
     ♪ひまわり       葉加瀬太郎
     ♪花は咲く       菅野よう子
     ♪シャコンヌ      T.ヴィタリー
     ♪情熱大陸       葉加瀬太郎

 想像していた 荘厳なパイプオルガンの演奏、、というより どちらかというとヴァオリンがメインでしたが、
 音が遅れがちな重いパイプオルガンを 上手くヴァイオリンに合わせて演奏されていたのはさすがだと思いました。

 ヴァイオリンの曲の中でも、私が好きな「ヴィタリーのシャコンヌ」を 生で聞くことができたのは ラッキーでしたが
 少々表現が難しい曲なので、演奏力の差が出る上に、相手がピアノではなくパイプオルガンですから 
 ヴァイオリニストの伊藤さんは 苦労されたのでは、、、。

 帰宅後 もう一度、じっくり聞いてみたくなり Youtubeで。

                

 今回のヴァイオリニストは 音大を卒業後、音楽教室の先生をされていて、
 プロの演奏家として活躍されている方ではなかったので、
 ミスなく大勢の人前で演奏しなければならない、、という緊張感が ひしひしと伝わってきました。

 そこで 聞いている間ずっと、心の中でメロディーを一緒に奏でて、私なりに応援していましたが、、、、
 正直、ちょっと疲れてしまいました。(笑)

 そして、何より、キリストではなく、仏様を前にして パイプオルガンの荘厳な音色を聞く、、というコンサートは 
 現実感がない アブノーマルなものでしたので、不完全燃焼してしまいました。

 私自身、フレキシブルに対応する能力が 失われている事を自覚し、大いに反省しています。

by saint-arrow-mam | 2018-01-27 09:38 |   コンサート | Trackback | Comments(2)

2018 ニューイヤー コンサート


 お正月となると 毎年楽しみにしているのが ウィーンフィル管弦楽団のニューイヤーコンサートのライブ放送です。

 今年のマエストロは? プログラムは? と 早くから調べ、万一に備えて 録画できるように予約しています。

d0174983_10102978.jpg

 年末に日本を発ち『ウィンフィル管弦楽団のニューイヤーコンサートを聴く』ツアーがあるのですが、 非常に高額。
 かといって 個人でコンサートチケットを手に入れるのは  非常に高い倍率となり難しい。

 それゆえ、ニューイヤーコンサートを ウィーンで聞くことは、私には 一生叶わない 夢のまた夢ですので
 毎年、テレビのライブ放送を とても楽しみにしています。

d0174983_10103378.jpg

 
 ただ、2011年に 東欧の音楽の祭典である「プラハの春」に合わせて 旅行した時に、
 ウィーン楽友会館の中の まさにこの GroBer・Saalというメインホールで 演奏を聴いたことを思い出し
 ほんのわずかですが 嫉妬心をクールダウンしています。

     ブログ  → 東欧の旅 (ウィーン その3)
d0174983_10413878.jpg


 
 番組の冒頭で 和服姿の女性アナウンサーが インタビュー、、、、


 あれ? あれれ??
 この男性たちは、、、???

d0174983_10103937.jpg

 そうです、
 そうです。

 彼らは 昨年9月のIHIコンサートで 演奏を聴いた「ヘーデンボルク・トリオ Hedenborg Trio」のうちの 
 長男のヴィルフリート・和樹(ヴァイオリン)、次男のベルンハルト・直樹(チェロ)です。

      ブログ  → 2017 IHIアトリウムコンサート
d0174983_10483933.jpg

 「知っとる、俺、こいつら知っとる」と 品の悪い言葉を発しながら騒ぐ Shinpapa。
 つい3か月前のことですから 顔を覚えていて当然ですが、Shinpapaがクラシック番組を見て 喜ぶとは、、、。

 そうでした、彼らはウィーンフィルハーモニー管弦楽団の正団員。
 今年のニューイヤーコンサートは 一段と親近感を感じるではありませんか。


d0174983_10104303.jpg


 楽団の中に 見え隠れする ヘーデンボルク氏。

d0174983_10104895.jpg

 このメンバーの中で 演奏できるなんて、すごいなあ。

d0174983_10105206.jpg

 今年も 彼らが日本でコンサートをしてくれるかどうかわかりませんが、
 もしチャンスがあれば もう一度行きたいと思います。

 毎年のことですが、アンコールは Radetzky-Marschで 締めくくられました。 

d0174983_10112921.jpg

 記録のために 今年の演奏プログラムをブログに残します。

d0174983_11041286.jpg




by saint-arrow-mam | 2018-01-02 11:22 |   コンサート | Trackback | Comments(3)