カテゴリ:  映画・本( 55 )

映画『5時17分、パリ行き』

         

 クリントイーストウッドが主演した ダーティハリーシリーズには あまり関心がなかったのですが、
 彼が監督をした映画は 必ず見るようにしていて、映画館で見れなかったときには レンタルビデオを借りています。

d0174983_11363757.jpg 中でも 

 「ハドソン川の奇跡(2016)」
 「人生の特等席(2012)」
 「ヒア・アフター」
 「インビクタス 負けざる者たち(2010)」
 「グラン・トリノ(2009)」
 「チェンジリング(2009)」
 「硫黄島からの手紙(2006)」
 「父親たちの星条旗(2006)」
 「ミリオンダラーベイビー(2005)」
 「スペース・カウボーイ(2000)」
 「マディソン郡の橋(1995)」

などは テレビで放映される時に 何度目であっても必ず見ています。



『5時17分、パリ行き』も 映画館で予告編を見た時から 興味津々。
 公開される日を 首を長くして待っていました。
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 ストーリーは アムステルダム発・パリ行きの特急列車内で起きた 
 イスラム過激派による無差別テロの「タリス銃乱射事件」の現場に 偶然居合わせ、
 命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった 3人の若きアメリカ人を描く実話が 描かれています。
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 作品の最大の特徴は、テロ事件に居合わせた主演3人を、
 それぞれ 当事者本人が演じたということです。

 『ハドソン川の奇跡』でも実際の現場にいた人々をエキストラとしていましたが、
 今回は よりリアリティにこだわり、主演の3人をはじめ、
 当時 列車に居合わせた乗客役も当事者たちに 出演を依頼したそうで、
 撮影も 実際に事件が起きた場所で行うなど、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦したそうです。

 イーストウッド監督の これらのこだわりを とするかとするか、、、、ということで考えると、
 過度な脚色や表現がないので、ドキュメンタリー番組を見ているような 安心感はありますが
 大袈裟な演出が無いので、気持ちが盛り上がるドキドキハラハラ感が 全くありませんでした。
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 「事実」は たとえそれがテロ事件であっても 経過はあっさりとしたものなので
 正直に その過程を再現した今回の映画は Shinpapaには なんだか物足りなかったようです。

 私は 「これはこれで イーストウッド監督らしくって あり」だと 思ったのですが、、、。

by saint-arrow-mam | 2018-03-06 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

ドラマ『天才を育てた女房』

 
 読売テレビ開局60年のスペシャルドラマが 面白そうだったのですが、
 その週はオリンピック放送で盛り上がっていたので 録画し、後日に見ました。

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 モデルになっているのは 数学者の岡潔先生と彼の奥さんです。

 岡潔という人は 世界の数学者の誰もが難しすぎて放置していた 
 「多変数複素函数(関数)論(たへんすうふくそかんすうろん」の三つの大問題を すべて解決した天才数学者です。

 当たり前の事ですが、私にはさっぱりわからず ググってみましたが

 「多変数関数論」とは 正則領域を調べる理論で 解析学と幾何学の両方をきわめて高度に組み合わせた領域。
 岡潔の理論はカルタンによって層のコホモロジー理論に改変されて 世界に流布した。
 
 と書いてあったものの これが なんのことかわかるはずもなく
 一応 資料らしきものがありましたので 下記にアドレスを残しますが、、、。
 テレビ放映後、彼の偉業に関するサイトが どんどん増えているようです。
       
    「多変数複素関数論」の概要をつかんで入門するためのPDF資料


 岡潔先生の プロフィールは 
•生年月日・・・1901年4月19日(明治34年)
•出身大学・・・京都帝国大学
•就職先・・・京都帝国大学講師⇨京都帝国大学助教授(28歳の時)
 その後、
   1929年(28歳)~1932年(31歳)の時、フランスに留学 
   1932年(31歳)~1938年(37歳)の時、広島文理科大学助教授
   1941年(40歳)~1942年(41歳)の時、北海道大学
   1949年(48歳)~奈良女子大学教授

 数学の世界でノーベル賞と言われるフィールズ賞をとった
 小平邦彦、広中平祐、森重文の3人は、岡潔先生の恩恵を受けたと言われており、
 テレビの中でも、京都大学で 岡潔先生の講義を 当時 京大の学生であった湯川秀樹や朝永 振一郎が受けているシーンがありました。

 また 世界で超有名な数学者ジーゲルや、数学者チームニコラ・ブルバキのメンバーが、彼を訪ねて日本に来たほど、
 数学界のスーパースターであったのですが、
 一方で 風変わりな言動から 「変人」「奇人」と 呼ばれてもいたようです。

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 それほどまでに 日本が世界に誇る、天才数学者の岡潔先生ですが、なかなか世間に認められず苦労します。

 あまりに天才すぎて、日本の数学会ですら理解してくれず 辛い日々が続きますが、
 どんな苦しいときも 妻のみちは 夫を信じて支え続け、貧乏生活にも耐えます。

 ついに 岡潔は文化勲章を受章し 世の中に認められる、というストーリー展開。

 「数学」という ドラマでは扱いにくい 堅いテーマにもかかわらず
 ベテランの役者さんたちの熱演により わかりやすい仕上がりになっていました。

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 最後の場面で 報道陣に「数学は 世の中にどんな影響を与えるのか?」と聞かれたときに
 岡潔先生は「スミレは スミレということだ」と 答えています。
 
 これは 
「スミレの花は 何の役に立つのかなんて考えていない。
 スミレの花は ただ、スミレのように咲けば良いのであって、
 そのことが 『春』にどんな影響があるのかなんて スミレには あずかり知らないことだ。」
 という彼なりの考えです。

 自分は ひたすら数学を極めることだけに集中しているのであって、
 理論数学が世の中にどんな影響を与えるか など考えてもいない、、ということのようですが
 こんな かっこいいセリフが言えるまで 学問を究めた人って いいなあ。
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by saint-arrow-mam | 2018-03-01 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(2)

映画『祈りの幕が下りる時』

 
 東野圭吾が デビュー当時から描き続ける「加賀恭一郎シリーズ」 別名「新参者シリーズ」は、
 「卒業」から「祈りの幕が下りる時」まで 現在10作品を刊行する 累計発行部数1,200万部(2017年10月現在)という
 驚異的な人気を誇る連作ベストセラーです。

 特にシリーズの第8作「新参者」は、2009年度「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で
 ダブルで1位受賞という快挙を 成し遂げています。

 著書の解説によると
東野圭吾の「新参者シリーズ」歴史は古く、デビュー2作目となる「卒業」が加賀恭一郎シリーズの1作品目である。「卒業」では、刑事になる前の大学生時代が描かれており、友人たちの死の真相を探る探偵役として登場している。大学卒業後、加賀恭一郎は一旦教師になったようだが、その学校で起きたある出来事がきっかけで、自分は教師には向いていないと感じ、父の職業でもあった警察官へと転職することになる。そして、加賀恭一郎シリーズの2作品目「眠りの森」では、既に刑事(警視庁捜査一課)として登場している。

しかし、3作品目の「どちらかが彼女を殺した」では所轄(練馬署)の刑事として登場することになる。なぜ、敏腕刑事の加賀が警視庁捜査一課から所轄の刑事になったのか?この理由は、2作品目の「眠りの森」での事件が関係していたことが、その後の作品によって明らかにされている。 また、1作品目から加賀恭一郎が複雑な家庭環境で育ったことが少し触れられているが、その理由が後の作品で次々と明らかにされていくような構成になっている。

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 2010年、「新参者」シリーズが TVドラマ化されると 主演の阿部寛をはじめとする 超豪華キャスト陣の競演が話題を呼び、
 TBS日曜劇場2010年4月クールの放送で初回視聴率21.0%(同クール1位)を記録し、
 2012年には 『麒麟の翼』が映画化されると 豪華キャスト陣の競演も話題となり、興行収入15億円を超えるヒット作となりました。

 でも残念なことに その頃私は まだシリーズに出会っていなかったために 映画を見逃してしまい、
 テレビで 映画の再放送を見ました。

 そこで 今回はシリーズの完結編『祈りの幕が下りる時』が映画化されたので 忘れずに見に行くことに。

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 映画の解説によると
舞台となるのは「日本橋・人形町」。東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。
被害者は 滋賀県在住の押谷道子で、殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。
やがて捜査線上に浮かびあがる美しき舞台演出家・浅居博美(松嶋菜々子)。
しかし彼女には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。
松宮脩平は捜査を進めるうちに、現場の遺留品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。
その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。
それは失踪した加賀の母に繋がっていた――。
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 ミステリーとしての面白さだけではなく、ヒューマンドラマとしての温かさに 
 “泣ける”ことが 新参者シリーズの魅力。

 また 主人公の加賀恭一郎は 日本橋署に勤務しているという設定なので、
 映画に出てくる 日本橋界隈(ロケ地)、神田明神、明治座、日本橋などは 
 私がお江戸で馴染みになった場所なので とても 親近感を感じました。


            

by saint-arrow-mam | 2018-02-11 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(4)

本『乾山晩秋』


 今年2月に 古本屋で 葉室 麟の本を買って読み
          本『銀漢の賦』・『蜩ノ記』
 それ以降も 図書館で彼の本を見つけると読み、
 古本屋の100円コーナーで彼の本を見つけると 買っているのですが
 今のところ 葉室 麟の作品では 下記の本を読んだだけです。

 実際 彼の本は人気があるので 図書館でも借りている人が多く、
 また 一般書店では見かけるのに、100円コーナーには なかなか出て来ないのが 悩みのタネです。(笑)

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 彼の作品は 映画化されることが多いのですが、
 『散り椿(つばき)』も 来年、岡田准一主演で映画化されることになったようです。
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 それを当て込んで 家の近くの書店が 葉室 麟の本を充実させ、
 その中に 『乾山晩秋(けんざんばんしゅう)』がありました。

 彼の作品の中でも デビュー作であり、第29回歴史文学賞を受賞した この『乾山晩秋』を
 手元に置いておきたいと思っていたので 思い切って定価で購入し、じっくり読みました。


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 内容 (BOOKデータベースより)

天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。追い討ちをかけるように、二条家から与えられた窯を廃止するとの沙汰が下る。光琳の思いがけない過去が、浮かび上がろうとしていた…。在りし日の兄を思い、乾山が晩年の傑作に苦悩を昇華させるまでを描く。

 個人的には 最近の練り込まれた作品に比べると あっさりした表現が多くて
 全体が 不安定に ちょっと浮いているような? 感じを受けましたが
 それはそれで 葉室 麟の原点ということで 納得です。
 

by saint-arrow-mam | 2017-10-30 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

映画『ドリーム』


 帰広する前に これだけは見ておきたいと
 わざわざ夜遅く、有楽町のTOHOシネマズまで 出かけました。
   (珍しいことに 近くのユーナイティッド・シネマでは上映してなかったのです)

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 アカデミー賞を3部門受賞したというこの映画、
 感想としては 日本語の映画タイトルの「ドリーム」より「Hidden Figures」の方が良かったかな? あるいは、、、、、
 いやいや、そんなことはどうでもいいんです。
 「理系のバリキャリ」女性たちが活躍する様子に だんだん気分が良くなり、胸がすっとしました。 


 ストーリー(サイトより抜粋)

東西冷戦下、アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げている1961年。
ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが“西計算グループ”に集い、計算手として働いていた。技術部への転属が決まったメアリー(ジャネール・モネイ)はエンジニアを志しているが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦め、幼い頃から数学の天才少女と見なされてきたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、黒人女性として初めてハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、オール白人男性である職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレすらない。それでも、3人は公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘していた。

 1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、史上初めて有人で地球を一周する宇宙飛行を成功させた。ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーが高まるなか、ロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組んでいたキャサリンは、その類い希な実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになる。ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータによるデータ処理の担当に指名された。メアリーも裁判所への誓願が実り、これまで白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴む。

 そして1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきた。ところがその歴史的偉業に全米の注目が集まるなか、打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生。コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンだった……。



 スーパーコンピューターが無い時代、「人間コンピューター」と呼ばれる人たちが、
 ロケットの軌跡や再突入の角度など 複雑な計算を「人力」で行っていたことに驚きます。

 それを顕著に表現している場面として キャサリンが黒板にチョークでスラスラと複雑な数式を書いて計算するシーンがあるのですが、
 それを見た私は 感動のあまり、思わず拍手をしてしまいました。


         


 Shinpapaの反応は イマイチでしたので、映画としての出来は あまりよろしくないのかも知れませんが、
 リケジョやリケジョを目指している若い人には 夢と希望と勇気をもらえる素晴らしい映画だと思います。
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by saint-arrow-mam | 2017-10-26 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

本『虎の城』


 ここ最近、お城の石垣について興味を持ち、「石垣」「城壁」に関する本を探して 読んでいるのですが、
 テーマがマニアックであるだけに それほど 沢山の著書があるわけでなく
 今のところ 一番面白かったのは 以前ブログにアップした『獅子の城壁』で この本は3度も読み返しました。
 
 そこで 今は「石垣」の延長で 「城づくり」についての本を読み始めています。
 でも 日本の城は ほぼほぼ復元されているので、実際の内部を見たい、、という気持ちは今のところ非常に薄く、
 名古屋城も、石垣はぐるりと見て歩きましたが、天守閣には入らず仕舞いでした。

 日本の城づくりの名手と言えば
 日本三名城の築城に関わった「加藤清正」と 17の城を手掛けた築城の名手「藤堂高虎」ですが
 今回 読んでしまったのは その「藤堂高虎」について 火坂雅志氏が書いた時代小説「虎の城」です。

 実は この本は旅行に持って行く予定だったのですが 上下巻それぞれ1冊の厚さが2.5cmもあり
 2冊となると あまりに重たくて 悩んだ挙句に持って行くことを断念。
 哀しいことに(嬉しいことに?)事前に 読んでしまったのです。
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BOOK」データベースより
 <上巻 乱世疾風編>
戦国動乱の最中、鋭い眼で世を見据える青年、藤堂高虎は、巨躯を生かした槍働きで立身出世の夢を抱いていた。自らの実力に正当な評価を求め主を転々とする高虎だったが、運命の主君羽柴秀吉の弟・秀長に見出される。算用や築城術などを秀長に学び、その名声を徐々に高めていく高虎。だが秀吉の下で頭角を現わす宿敵・石田三成がその行く手を阻む…。

 <下巻 智将咆哮編>
粉河二万石の大名に出世を遂げた藤堂高虎。ところが主の豊臣秀長が逝去し、後継者・秀保は暗殺され主家が滅亡してしまう。宿敵・石田三成の謀略か?やがて強引な秀吉の政策に危惧を抱いた高虎は家康に見込まれ、秀吉の死後、徳川幕閣に参加する。武勇と智略を兼ね備えた高虎は関ヶ原で遂に三成率いる西軍と対峙!時代の先を読み、己の変革を遂げた漢(おとこ)の生涯。


 大坂の陣で 豊臣恩顧の大名でありながら、豊臣滅亡に加担したことから、風見鶏と呼ばれ悪名高い藤堂高虎ですが
 穴太衆(あのうしゅう)と結びつきを深め、土木や建築の世界に引き込まれていく場面では
 頭の中に ずっと映像が浮かび まるで動画で見ているようでした。
 
 また 城づくりに必要な「算用」、資材や資金の調達法、石工や大工、商人との間に築く人脈など
 これよ これ、これ、、、現代と全く同じだ、、と思う場面も多く 
 読んでいると 時間が立つのを忘れ、寝不足になっております。
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 著者の火坂雅志氏は NHK大河ドラマ「天地人」の 原作者として有名な方で
 「臥竜の天」など いくつかの作品を読みましたが、
 2015年に58歳という若さで亡くなってしまったことは まだ記憶に新しいところです。

 もっともっと 作品を残して欲しかった と思う作家のひとりです。

by saint-arrow-mam | 2017-08-31 13:32 |   映画・本 | Trackback | Comments(2)

旅行と読書


 旅の予定を決めたので、その下調べと準備をしていますが
 その旅行中に 読む本を買いそろえることも 私の楽しみのひとつです。

 図書館で借りた本を旅行に持って行くと 本を傷めてしまいそうで扱いが気になるので
 家で読む時は図書館で借り、旅行に持って行く本は買うことにしています。

 今回は じっくり読み返してみたい印刷物を持って行くつもりなので 本は10冊程度にしようと思っていますが
 「興味を持っているカテゴリーの本」「行く先の歴史や地理に関係した本」
 「気軽に読み流しができる本」「話題のミステリー小説」「文学賞の受賞作」
 「もう一度読みたいと思っている本」など 
 同時に多読しても内容が重ならないように バランスよく考えてトランクに入れるつもりです。

       ↓ 8月17日現在、そろえた本は まだ予定の半分の5冊、、、
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 早く読みたくて ウズウズしているのが

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天才算術家関孝和に師事し、葛藤する中で円理を究めた高弟建部賢弘(かたひろ)。
その苦闘の生涯を描く「円周率を計算した男」(歴史文学賞受賞)ほか、独学にして大酒飲みの奇才久留島義太(よしひろ)、算学者であり大名だった有馬頼ゆき(よりゆき)、百姓出身で孤高の算術家山口和(かず)など、江戸の天才数学者たちを主人公に、数奇な人生模様を情感溢れる筆致で描く、和算時代小説の傑作。『円周率を計算した男』改題。

 
 おそらく この本は読後 ブログに長々と感想を書くことになると思います。
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専制と植民の帝国 300年の光と闇、ヨーロッパとアジアの間で皇帝たちは揺れ続けた
広大無辺の大地で、人びとは「よきツァーリ」を求め続けた。王朝の創始から、ピョートル大帝と女帝エカテリーナの改革、ナポレオンとの対決を経て、皇帝一族の悲劇的な最期まで。そして、ソヴィエトはロシアに何をもたらしたのか。信仰に支えられた社会と、専制君主の群像を描く。



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山本周五郎賞受賞作。「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。


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直木賞受賞作。1975年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で?無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。


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都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
        本の解説はいずれも 「BOOK」データベースより

 本の数が増えると荷物が重たくなるので、電子書籍にしようかと思ったりもしますが、
 私は本を持ち歩くので 床に落とすことが多々あり、また気になった箇所に付箋をつけるので 
 いまだに 「紙」から離れられないアナログ人間です。

by saint-arrow-mam | 2017-08-17 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

映画『ザ・マミー』

 
 昔から 怖い映画を見るのは苦手なのですが、
 Shinpapaが見たいというので 嫌々 付き合うことに。

 見ることにした 最大の理由は 主演がトム・クルーズだったからなんですけど、、、
 この映画が「ダーク・ユニバース・プロジェクト」の第1弾として作られたことにも 興味を持ってしまったものですから、、、。

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 <ダーク・ユニバース・プロジェクト と 映画について> 以下サイトより

もともとユニバーサルは1931年の『魔人ドラキュラ』『フランケンシュタイン』を皮切りに、
ミイラ男、狼男、半魚人、透明人間といったモンスターが活躍する映画を次々に製作して名を上げた会社。
今回スタートしたダーク・ユニバース・プロジェクトは、こうした往年のモンスター映画を次世代向けにリメイクしたもので 
同じ世界観の中に置くことで、互いの共演や対決を可能にするというものです。

仕掛人は、『スター・トレック』や『トランスフォーマー』などの脚本を担当してきた
アレックス・カーツマン(本作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』では製作・監督を担当)と
『ワイルド・スピード』シリーズの製作者クリス・モーガン。
そして その第1弾に選ばれたのは1932年の『ミイラ再生』です。

ボリス・カーロフ主演のこの映画は、59年にイギリスのハマー・プロによって『ミイラの幽霊』としてリメイクされ、
99年には再びユニバーサルで『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』として、今度はホラーではなく
『インディ・ジョーンズ』スタイルのアクション・アドベンチャーに生まれ変わった経緯があります。



 ちなみに 原題は、今回の新作も含めてすべて『The Mummy』ミイラという意味です。

         

 ストーリーが どうのこうのと考える余裕などなく
 チキンな私は まともにスクリーンを見ることができず ずっと 指の間から覗いていました。
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 今夜は 1人でトイレに行けない、、、、。

by saint-arrow-mam | 2017-08-07 21:44 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

『みをつくし料理帖』書籍編


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 2009年に第1作を発表し 2014年刊行の第10作で完結した『みをつくし料理帖』シリーズは、
 全11巻で300万部を超える大ヒットシリーズとなり、2012年に北川景子主演でテレビドラマ化されたそうですが
 残念なことに そのドラマは見ていません。

 土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」で 初めて高田 郁の作品を知り、全巻を読もうと思いましたが、
 11巻を Amazonで購入すると 7,158円になり、 全巻買いそろえることは 経済的に難しく、断念。
 冷房の効いた せっせと図書通いをすることに。
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 高田郁氏は 40代半ばにして読み返した山本周五郎の短編「なんの花か薫る」に衝撃を受け、時代小説の執筆を決意したそうですが
 文体は女性作家らしく、内容はハートウォーミングで 読んでいると何度も胸にグッときました。

 ただ、ドラマより先に本を読めばよかったものを、
 私の場合 本より先にドラマに出会ってしまったので、
 本の中の登場人物とドラマの俳優さんの顔がダブり、キャラクターのイメージが固定したことは残念でした。

 彼女は まだ若く、受賞作品の「銀二貫」や「出世花」以外にも
 毎年、「あきない世傳 金と銀シリーズ」を執筆しているので しばらく追っかけファンになりそうです。
  

by saint-arrow-mam | 2017-08-02 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(6)

映画『追憶』


 映画の『追憶』というタイトルを聞くと 
 バーブラ・ストライサンドと ロバート・レッドフォードの「追憶 (The Way We Were)」という40年前の映画を思い出し、
 彼女が切なげに歌う 美しい主題歌が即座にイメージされるのですが、
 この日本映画は 全くストーリーが全く異なります。


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 この映画を 見るきっかけになったのは
 日本映画のレジェントと称され、故 高倉健さんらと共に 数々の名作を発表し続けてきた 降旗康男監督
 木村大作キャメラマン、そして降旗組と呼ばれるベテランスタッフが集結して 
 昔のように ”フィルム”を使って写し 現像し 編集して 映画をつくっている様子を ドキュメンタリー番組で見たことです。 

 主演は 岡田准一小栗旬柄本佑 という 今の映画界を背負って立つ 
 脂の乗った30代のキャストだけに 演技に間違いはないので見ていて安心。
 それゆえ この映画が「名匠たちから”継承”した日本映画の系譜」と呼ばれるのでしょうけど。

 ひょっとしたら、降旗組のスタッフで作られた映画を見るチャンスは もうないかもしれもしれない、
 この目で 絶対に見ておきたい映画の一つだと思いました。

 ストーリーは 落ち着くところに落ちつくので 意外性はありませんが 
 北陸の厳しさ、寂しさ、美しさが 詩情豊かに表現され、
 話の展開ごとに背景となって現れる美しい風景は秀逸です。
 とにかくベテランキャメラマンによる 計算しつくされた映像美が 素晴らしい!!

  特に、冒頭の厳しく荒れ狂った冬の海景から クライマックスの穏やかな夕陽の映える海岸線まで、
 主人公たちの心情や状況に合わせ、様々な異なる表情を見せる「夕陽」を
 的確に捉えた場面が非常に印象的でした。

 俳優さんの顔だけでなく 背景を含めスクリーン全体を楽しみながら、ストーリーを追っていると
 どこからか あの健さんが ふっと現れて来そうな気がしました。
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 映画の中で 主人公がラーメンを食べている場面が 何度も出てきたのを見て
 台風接近の影響で それでなくても蒸し暑い中、
 わざわざ帰りに ど・みそ へ立ち寄り 食べてしまいました、熱々のラーメンを。

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by saint-arrow-mam | 2017-07-05 06:00 |   映画・本 | Trackback | Comments(8)